ブラッド・アンジェロが首位を堅持
PBA50プレイヤーズ選手権、予選12ゲーム終了
アンジェロが首位、上位陣は僅差の争い
2026年「バド・ムーアPBA50プレイヤーズ選手権」は予選12ゲームを終え、ブラッド・アンジェロが通算2,889ピンで首位を守った。
アンジェロは日曜日の第2ブロックで、最初のゲームから10連続ストライクを記録。289という高スコアで勢いに乗ると、その後も大きく崩れることなくスコアを積み重ねた。
2位には安定した投球を続けるミカ・コイブニエミ、3位には左投げのジョン・マルサラが続いている。上位陣の差は小さく、一度のビッグゲームで順位が大きく入れ替わる状況だ。
一方、予選通過ラインとなる24位には、大会の元王者ピート・ウェバーが位置している。首位争いだけでなく、上位24人に与えられるマッチプレー進出権を巡る攻防も、最終予選日に向けて激しさを増している。
開始10連続ストライクで主導権を握ったアンジェロ
オープニングゲームで289を記録
首位のアンジェロは、日曜日の最初のゲームで開始から10投連続のストライクを奪い、289をマークした。
パーフェクトゲームには届かなかったものの、大会の流れを引き寄せるには十分なスタートだった。その後は196、249、241、212、215とまとめ、2日間の通算スコアを2,889ピンまで伸ばした。12ゲーム終了時点で、基準スコアを489ピン上回っている。
アンジェロの強さは、序盤の爆発力だけではない。2ゲーム目は196にとどまったものの、続くゲームで249、241と立て直し、悪い流れを引きずらなかった。長丁場の大会で首位を維持するうえでは、こうした修正力と安定感が重要になる。
この日は、オイルが変化したレーンで行われる「ダブルバーン」のコンディションで投球した。アンジェロは、ボールをレーンの先へ飛ばすロフトを抑え、ペアごとに異なる状態を見極めながら対応したという。
「終盤はレーンのペアごとに状態が違う。辛抱強く、そのペアで取れるスコアを取る必要がある。フレームを埋め続けていれば、また投げやすいペアが来ると自分に言い聞かせていた」
無理にストライクを狙い続けるのではなく、スペアを確実に取り、オープンフレームを避ける。状況が好転するまで耐える冷静な試合運びが、首位という結果につながった。
アンジェロは最初の2日間の内容に満足感を示しながらも、「まだ30ゲーム残っている」と語った。現時点でトップに立っているとはいえ、長い大会の序盤を終えたにすぎないという認識だ。
コイブニエミが40ピン差で首位を追走
2位につけているのは、フィンランドのミカ・コイブニエミだ。土曜日に1,422ピン、日曜日に1,427ピンを記録し、通算2,849ピンとした。
首位アンジェロとの差は40ピン。両日のスコア差はわずか5ピンで、極めて安定した投球を続けている。
アンジェロが289というビッグゲームで先行したのに対し、コイブニエミは大きな波をつくらず、一定のペースでピンを積み上げた。レーンコンディションが変化する長期戦では、低いスコアを最小限に抑える安定感が大きな武器となる。
40ピン差は、わずか数フレームで逆転できる範囲だ。今後の予選やマッチプレーでも、コイブニエミは首位争いの中心に立つことになりそうだ。
新しいボールとスペア力がかみ合ったマルサラ
3位には、B組で投球する左投げのジョン・マルサラが、通算2,832ピンで入った。
マルサラは、ここまで上位に入るとは予想していなかったと振り返った。今シーズンを通して投球状態には手応えがあったものの、好機を生かし切れない大会が続いていたという。
しかし今大会では、スペア処理が安定していることに加え、大会に向けて新たにドリルしたボールがレーンに合っている。
「これほど良いスコアになるとは思っていなかった。今シーズンはずっと良い投球ができていたが、いくつかのチャンスを逃していた。今週はスペアがしっかり取れているし、この大会のために用意した新しいボールも、自分が見ているレーンの動きに合っている。すべてが良い方向に進んでいる」
ストライクを重ねる力だけでなく、ミスを最小限に抑えるスペア力は、予選を勝ち抜くうえで欠かせない。新しいボールへの信頼も高く、マルサラは好調な状態で残りのゲームに臨む。
3位から5位まではわずか5ピン差
4位は通算2,830ピンのリッキー・シスラー。3位マルサラとの差は、わずか2ピンだ。
5位には2,827ピンのクリス・バーンズが続き、3位から5位までの差はわずか5ピンとなっている。一投の結果だけで順位が入れ替わりかねない接戦だ。
6位はジェイソン・カウチの2,801ピン、7位はエリック・ポーラックの2,797ピン。首位のアンジェロが一歩抜け出しているものの、上位陣に決定的な差はついていない。
残りの予選で好ブロックを記録する選手が現れれば、順位表は大きく動く可能性がある。特にマルサラ、シスラー、バーンズの3人は、次の1ゲームで並び順が変わっても不思議ではない。
シムズが43位から8位へ急浮上
日曜日に最も大きく順位を上げたのは、ロナルド・シムズ・ジュニアだった。
シムズは279を2度記録するなど、6ゲームで合計1,475ピンをマーク。この日の全組を通じて最高のブロックスコアを記録した。
その結果、前日の43位から一気に8位へ浮上。通算2,748ピンとし、予選通過圏内へ飛び込んだ。
1日で35人を抜いたシムズの躍進は、一度の好ブロックが大会の流れを大きく変えることを示している。予選通過ライン付近の選手にとっても、巻き返しが十分可能であることを印象づける結果となった。
マイク・マチューガも大きく順位を上げた。前日の30位から9位へ浮上し、通算2,746ピンを記録。8位シムズとの差はわずか2ピンとなっている。
前回王者ヘスは10位、ウェバーは通過ライン上
大会連覇を狙う前回王者トム・ヘスは、通算2,723ピンで10位につけている。
首位アンジェロとの差は166ピンあるものの、トップ10を維持しており、マッチプレー進出に向けて安定した位置にいる。残りの予選でスコアを伸ばせば、連覇に向けて優勝争いへ加わる可能性は十分にある。
予選通過ラインとなる24位には、この大会の元王者ピート・ウェバーが入った。12ゲーム終了時点で通算2,644ピン、プラス244ピンとなっている。
今大会では予選上位24人がラウンドロビン方式のマッチプレーへ進出する。ウェバーはまさに境界線上におり、残りのゲームでは一つのオープンフレームやスペアミスが、予選突破の成否を左右しかねない。
首位を巡る攻防と同時に、24位前後の選手たちによるカットライン争いも、最終予選日の大きな見どころとなる。
予選12ゲーム終了時点のトップ10
1st Brad Angelo 2,889 pins (+489)
2nd Mika Koivuniemi 2,849 pins (+449)
3rd John Marsala 2,832 pins (+432)
4th Ricky Schissler 2,830 pins (+430)
5th Chris Barnes 2,827 pins (+427)
6th Jason Couch 2,801 pins (+401)
7th Erick Pawlak 2,797 pins (+397)
8th Ronald Simms Jr. 2,748 pins (+348)
9th Mike Machuga 2,746 pins (+346)
10th Tom Hess 2,723 pins (+323)
首位争いも予選通過争いも一層激しく
予選12ゲームを終え、ブラッド・アンジェロが通算2,889ピンで首位を維持した。
開始10連続ストライクからの289という鮮烈なゲームに加え、レーンの変化に応じて投球を調整し、難しい場面でもフレームを埋め続けたことが現在の順位につながっている。
しかし、アンジェロにとって安全なリードとは言えない。安定感のあるコイブニエミが40ピン差で追い、マルサラ、シスラー、バーンズも僅差で続いている。シムズやマチューガのように、一度の好ブロックで順位を大幅に上げる選手も現れた。
最終予選日は、C組が米国東部時間午前9時に投球を開始し、A組が午後0時30分、B組が午後4時から続く予定だ。会場はボウル・アメリカ・ウッドブリッジとなる。
予選終了後、上位24人が火曜日から始まるラウンドロビン方式のマッチプレーへ進出する。アンジェロが首位を守るのか、追走する選手が逆転するのか。そして、24位のウェバーを中心とする予選通過ラインがどこまで動くのか。
最終予選日の模様はBowlTVで配信予定で、優勝争いへの第一関門を突破する24人が決まる。
