山形から新たな名勝負が生まれる
Glicoセブンティーンアイス杯、今週末開催

プロとアマが山形に集結する注目の週末

今週末の2026年5月23日(土)から24日(日)にかけて、山形県山形市の山形ファミリーボウルを舞台に、「Glicoセブンティーンアイス杯 第13回プロアマボウリングトーナメント」が開催される。主催は公益社団法人日本プロボウリング協会江崎グリコ株式会社公益社団法人日本ボウリング場協会が特別協賛し、山形県、山形市、地元メディア各社などが後援に名を連ねる、地域色と競技性を兼ね備えた大会だ。

本大会は、JPBA公認のB公認トーナメントとして実施される。出場予定選手は、男子がプロ56名、アマチュア56名、女子がプロ56名、アマチュア24名。合計192名がエントリーする大規模なプロアマ大会となる。プロの高い技術と、予選を勝ち抜いたアマチュア選手の挑戦が同じレーン上で交差する点こそ、この大会最大の魅力である。

会場となる山形ファミリーボウルは、52レーンを備えるボウリング場。大会期間中は、競技者の集中力、観客の期待、そして勝負どころでの緊張感が一体となり、山形の週末を大きく盛り上げることになりそうだ。

 

賞金総額600万円。2日間で頂点を決める濃密なトーナメント

今大会の賞金総額は600万円。男女それぞれの賞金総額は300万円で、優勝賞金はいずれも80万円に設定されている。さらに、B公認大会としてランキングポイントも付与され、男子優勝者には300ポイント、女子優勝者には250ポイントが与えられる。タイトル、賞金、ポイント、記録。そのすべてがかかる今大会は、プロ選手にとってシーズンを左右する重要な一戦となる。

大会初日の5月23日(土)は、男女予選8ゲームがAシフト、Bシフトに分かれて行われる。Aシフトは午前9時にスタートし、男子プロ28名、男子アマ28名、女子プロ28名、女子アマ12名の計96名が出場。予選8ゲームの結果により、男女それぞれ上位16名が準決勝へ進出する。午後には中間レーンメンテナンスと開会式を挟み、午後4時からBシフトが開始される。こちらも同じく96名が出場し、男女各16名が準決勝へ進む。

つまり初日終了時点で、男女それぞれ32名ずつが準決勝進出者として選出される。シフトは分かれていても、総合順位はスコア順で決定されるため、選手たちには自分のシフト内だけでなく、全体を見据えたスコアメイクが求められる。序盤から安全にまとめるのか、ビッグゲームを狙って攻めるのか。8ゲームという予選の中で、それぞれの戦略がはっきりと表れるだろう。

最終日の5月24日(日)は、午前9時30分から男女準決勝6ゲームが行われる。予選8ゲームと準決勝6ゲームを合わせた通算14ゲームの成績により、男女それぞれ上位4名のみが決勝ステップラダーへ進出する。長丁場を安定して投げ抜く総合力に加え、上位4名に入るための勝負強さも必要になる。わずかなミスが順位を大きく左右するため、準決勝は大会全体の流れを決定づける重要な局面となりそうだ。

決勝ステップラダーは午後2時40分から開始予定。まず男女の4位決定戦が行われ、その後、3位決定戦、優勝決定戦へと進んでいく。男子優勝決定戦は午後4時、女子優勝決定戦は午後4時26分に開始予定。トップシードで待ち受ける選手に対し、勝ち上がってきた選手が勢いをぶつけるステップラダー方式は、ボウリング観戦の醍醐味が凝縮された形式だ。1投ごとに空気が変わり、1フレームごとに勝敗の流れが動く。最後まで目が離せない展開が期待される。

競技環境にも注目したい。今大会では「2026 JPBAトーナメント オイルパターン(43ft)」が使用される予定で、メンテナンスマシン、オイルコンディショナー、レーンクリーナー、使用ピンも大会要項で明記されている。また、会場へのボール持ち込みはプロ・アマともに1人6個まで、ボール登録は最大12個まで可能とされている。限られた道具とレーンコンディションの中で、選手がどのようにラインを読み、どのボールを選び、どの角度からポケットを攻略するのか。技術面を深く見るほど、観戦の楽しみはさらに広がる

今大会にはパーフェクト賞も用意されている。決勝ステップラダーでプロ選手が300点を達成した場合には、JPBA提供の50万円が贈られる。また、予選から準決勝までのプロ対象パーフェクト賞、さらにプロ・アマ対象のGlicoパワープロダクションセットも設定されている。大舞台でのパーフェクトゲームは、選手本人だけでなく会場全体を一気に沸かせる特別な瞬間だ。

観戦情報も押さえておきたい。入場料は、2日間通し券が4,000円、5月23日(土)の半日券が2,500円、5月24日(日)の1日券が3,000円。前売り券の販売はなく、会場での購入となる。高校生以下、JPBA個人賛助会員、法人賛助会員は、会員証の提示により無料で入場できる。なお、5月23日(土)のAシフト半日券で観戦する場合は、Aシフト終了後に退出となるため、開会式は観戦できない点に注意が必要だ。

現地に足を運べないファンに向けては、JPBA LIVE公式チャンネルでのYouTubeライブ中継・配信も予定されている。山形の会場に集まる観客はもちろん、全国のボウリングファンもオンラインで大会の行方を追うことができる。トッププロの投球フォーム、アジャストの変化、勝負どころのメンタルまで、配信ならではの視点で楽しめるだろう。

さらに最終日には、プロと親子チームによるエキシビションゲームも実施される。男子プロ1名、女子プロ1名、親子2名の4人チームで、ベーカー方式3ゲームを行う企画だ。準決勝敗退後のプロ選手も参加する予定で、競技としての緊張感とはまた違った、ボウリングの親しみやすさを感じられる時間となる。プロの大会でありながら、ファンや家族、ジュニア世代との接点が用意されている点は、この大会の大きな魅力といえる。

 

山形から生まれる新たな名勝負に期待

「Glicoセブンティーンアイス杯 第13回プロアマボウリングトーナメント」は、単なる順位決定戦ではない。プロの誇り、アマチュアの挑戦、地域の応援、そしてボウリングの楽しさが一つに重なる、週末の注目イベントである。

初日の予選で勢いに乗る選手は誰か。準決勝で安定感を発揮するのは誰か。そして、決勝ステップラダーの緊張感を制し、山形のレーンで頂点に立つのは誰か。2日間の戦いには、技術、戦略、精神力、そして一瞬の勝負運までもが詰め込まれている。

山形ファミリーボウルに集う192名の選手たちが、どのようなドラマを見せるのか。今週末、ボウリングファンの視線は山形に集まる。大会の最後に歓喜の表情を見せる男女のチャンピオン、そしてベストアマの栄冠を手にする選手に注目したい。