メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 スプリングシリーズ
(MKボウル上賀茂)
山本晃が優勝決定戦223で制し、シーズントライアル初優勝
2026年5月20日(水)、京都府京都市北区のMKボウル上賀茂にて、公益社団法人日本プロボウリング協会主催の「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズ」が開催されました。
今大会は、予選68名で8ゲームを投球し、上位36名が準決勝へ進出。準決勝では4ゲームを加えた通算12ゲームの成績により、上位8名が決勝のシュートアウト方式へ進みました。短期決戦の緊張感に加え、準決勝ではパーフェクトゲームも飛び出すなど、見どころの多い一日となりました。
今大会を制したのは、山本晃(伊賀にんにんボウル所属)。予選8ゲームを1,886ピン、準決勝4ゲームを935ピンでまとめ、通算2,821ピン、アベレージ235.08でトップシードを獲得しました。決勝では優勝決定戦から登場し、2ndマッチを勝ち上がった内藤慎之介を223対215で下して、シーズントライアル初優勝を飾りました。
決勝
決勝は、8名によるシュートアウト方式で行われました。
まず5位から8位通過の4名による1stマッチを行い、最上位者が2ndマッチへ進出。続いて2位から4位通過の3名と1stマッチ勝者の計4名で2ndマッチを行い、その勝者がトップシードと優勝決定戦を戦う形式です。
1ゲームで勝敗が決まるため、通算成績で上位にいる選手でも最後まで気を抜けません。逆に、下位シードの選手にとっては、1ゲームの爆発力で一気に優勝決定戦まで駆け上がるチャンスがあります。
1stマッチでは、原口優馬が216をマークしてトップ。北原泰輔が210、福丸哲平が183、入口光司が170という結果となり、原口が2ndマッチへ進出しました。
続く2ndマッチでは、内藤慎之介が237を打って首位。安里秀策の205、原口優馬の188、立花仁貴の182を上回り、優勝決定戦への挑戦権をつかみました。
優勝決定戦は、山本晃対内藤慎之介。山本は序盤からストライクを重ね、安定した試合運びを見せました。内藤も終盤まで追いすがりましたが、山本が223で逃げ切り、内藤の215を上回って優勝。トップシードとしての強さを最後の1ゲームでも示しました。
決勝スコア詳細
優勝決定戦
山本晃:223
内藤慎之介:215
シュートアウト2ndマッチ
内藤慎之介:237
安里秀策:205
原口優馬:188
立花仁貴:182
シュートアウト1stマッチ
原口優馬:216
北原泰輔:210
福丸哲平:183
入口光司:170
入賞者リスト
| 順位 | 氏名 | 所属 / 用品契約 | 賞金 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 山本晃 | 伊賀にんにんボウル | 143,000円 |
| 第2位 | 内藤慎之介 | アルプラザボウル亀岡 | 102,900円 |
| 第3位 | 立花仁貴 | 洛陽総合高等学校 | 68,600円 |
| 第4位 | 安里秀策 | 株式会社コロナワールド | 62,900円 |
| 第5位 | 原口優馬 | 愛知川ボウル / HI-SP | 57,200円 |
| 第6位 | 入口光司 | ラウンドワンジャパン / ABS | 51,400円 |
| 第7位 | 北原泰輔 | 株式会社コロナワールド | 45,700円 |
| 第8位 | 福丸哲平 | 株式会社グランドボウル | 40,000円 |
準決勝
準決勝は、予選を通過した36名が4ゲームを投球し、予選8ゲームとの通算12ゲームで上位8名が決勝へ進出しました。
トップ通過は山本晃。予選を1,886ピン、アベレージ235.75の3位で通過すると、準決勝では266、192、230、247の935ピンを加え、通算2,821ピンまで伸ばしました。準決勝4ゲームのアベレージは233.75。大きく崩れるゲームを作らず、トップシードをつかみました。
2位通過は立花仁貴。予選では1,923ピン、アベレージ240.37でトップに立っていました。準決勝では867ピンを加え、通算2,790ピン。3位は安里秀策で通算2,756ピン、4位は内藤慎之介で2,741ピンでした。
特に注目されたのは、決勝進出ラインの厳しさです。8位の福丸哲平は通算2,714ピンで決勝進出。7位の原口優馬が2,715ピン、6位の北原泰輔が2,724ピン、5位の入口光司が2,727ピンと、わずかな差の中で順位が入れ替わる展開となりました。
予選
予選は68名が8ゲームを投球し、上位36名が準決勝へ進出しました。
予選トップは立花仁貴。前半4ゲームで1,016ピンを打ち、後半も907ピンを加えて合計1,923ピン、アベレージ240.37を記録しました。特に3ゲーム目258、4ゲーム目288と大きく伸ばし、序盤から大会をリードしました。
2位は安里秀策で1,921ピン、アベレージ240.12。立花とはわずか2ピン差で、予選段階から非常にハイレベルな首位争いとなりました。3位には山本晃が1,886ピンで続き、最終的な優勝につながる好位置を確保しました。
4位は入口光司の1,857ピン、5位は豊田晃平の1,846ピン、6位は原口優馬の1,809ピン。7位の内藤慎之介は1,807ピンで予選を通過し、決勝では2位まで順位を上げることになります。
パーフェクトゲーム
今大会では、原口優馬が準決勝3ゲーム目、35・36レーンで300点を達成しました。
この300ゲームはJPBA公認第1782号で、原口にとって自身5回目の公認300となりました。準決勝の大事な局面でのパーフェクト達成は、本人の決勝進出にも大きく貢献しました。パーフェクト賞として10,000円が贈られ、提供はMKボウル上賀茂でした。
解説とまとめ
今大会の最大の見どころは、山本晃の安定感と勝負強さでした。
予選では3位、準決勝終了時点ではトップシード。通算12ゲームでアベレージ235.08を記録し、長丁場の中で高いスコアメイクを続けました。シュートアウト方式の決勝では、トップシードであっても優勝決定戦の1ゲームにすべてが懸かります。その重圧の中で223を打ち切ったことが、山本の強さを象徴していました。
一方で、内藤慎之介の勝ち上がりも印象的でした。準決勝を4位で通過し、2ndマッチでは237をマーク。立花、安里、原口を上回って優勝決定戦へ進んだ内容は、短期決戦での集中力を示すものでした。
また、原口優馬の公認300、立花仁貴と安里秀策による予選トップ争い、福丸哲平の1ピン差での決勝進出など、各ステージにドラマがありました。
メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズ MKボウル上賀茂大会は、山本晃のシーズントライアル初優勝、原口優馬のパーフェクトゲーム、そして最後まで緊張感の続くシュートアウト決勝が印象に残る大会となりました。今後のJPBAシーズンに向けても、上位陣の安定感と若手・実力者の勢いに注目が集まりそうです。
