メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 スプリングシリーズ
(伊勢原ボウリングセンター)
甘糟翔太がシュートアウトを制し、シーズントライアル3勝目
2026年5月18日(月)、神奈川県伊勢原市の伊勢原ボウリングセンターにて、公益社団法人日本プロボウリング協会(JPBA)主催の「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズ」が開催されました。会場はBW26レーンの合成レーン**を備える伊勢原ボウリングセンター。49名が出場し、予選8ゲーム、準決勝4ゲーム、上位8名によるシュートアウト方式の決勝で優勝が争われました。
今大会を制したのは、甘糟翔太(江の島ボウリングセンター所属)。決勝では4位通過から勝ち上がり、優勝決定戦でトップシードの山下昌吾(タチバナボウル)を225対181で下しました。甘糟は2021オータムシリーズ、2025オータムシリーズに続くシーズントライアル3勝目となり、勝負どころでの強さを改めて示す結果となりました。
決勝
決勝はシュートアウト方式で実施されました。まず5位から8位通過の4名による1stマッチを行い、その最上位者が2ndマッチへ進出。続いて2位から4位通過の3名と1stマッチ勝者の計4名で2ndマッチを行い、その勝者がトップシードと優勝決定戦を戦う形式です。1ゲーム勝負のため、序盤の流れと終盤のカバー力が大きく結果を左右する展開となりました。
1stマッチでは、5位通過の斉藤琢哉(伊勢原ボウリングセンター)が257をマークしてトップ。山本勲が233、諏訪間皆丞が216、土谷翼が207で続き、斉藤が2ndマッチへ進みました。
2ndマッチでは、甘糟翔太が252を打ち、藤永北斗の223、木村晃の211、斉藤琢哉の232を上回って優勝決定戦へ進出しました。甘糟は4位通過ながら、1ゲーム勝負で必要な得点力を発揮し、トップシードへの挑戦権をつかみました。
優勝決定戦は、山下昌吾対甘糟翔太。山下は準決勝終了時点で通算12ゲーム2,891ピン、アベレージ240.91という高水準でトップ通過しており、優勝に最も近い位置にいました。しかし、決勝の1ゲームでは甘糟が流れをつかみ、225対181で勝利。トップシードを破って頂点に立ちました。
決勝スコア詳細
優勝決定戦
甘糟 翔太:225
山下 昌吾:181
シュートアウト2ndマッチ
甘糟 翔太:252
斉藤 琢哉:232
藤永 北斗:223
木村 晃:211
シュートアウト1stマッチ
斉藤 琢哉:257
山本 勲:233
諏訪間皆丞:216
土谷 翼:207
入賞者リスト
| 順位 | 氏名 | 所属 / 用品契約 | 賞金 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 甘糟 翔太 | 江の島ボウリングセンター | 99,000円 |
| 第2位 | 山下 昌吾 | タチバナボウル | 71,200円 |
| 第3位 | 木村 晃 | 相模原パークレーンズ/株式会社ボウルスター | 47,500円 |
| 第4位 | 藤永 北斗 | N&K Co.,Ltd./サンブリッジ | 43,500円 |
| 第5位 | 斉藤 琢哉 | 伊勢原ボウリングセンター | 39,600円 |
| 第6位 | 土谷 翼 | ボウル北見 | 35,600円 |
| 第7位 | 諏訪間皆丞 | N&K Co.,Ltd./狐ヶ崎ヤングランドボウル | 31,600円 |
| 第8位 | 山本 勲 | ABS | 27,700円 |
準決勝
準決勝は予選を通過した27名が4ゲームを投球し、予選8ゲームとの通算12ゲームで上位8名が決勝へ進出しました。トップ通過は山下昌吾。予選8ゲーム1,914ピンから、準決勝では290、300、198、189の977ピンを加え、通算2,891ピン、アベレージ240.91で1位となりました。
2位通過は木村晃。準決勝4ゲームで1,045ピン、アベレージ261.25と大きくスコアを伸ばし、通算2,882ピンまで浮上しました。3位は藤永北斗で通算2,858ピン。藤永は予選トップ通過でしたが、準決勝では920ピンにとどまり、3位で決勝へ進みました。
甘糟翔太は予選6位から準決勝で934ピンを加え、通算2,783ピンの4位で決勝進出。順位としてはトップシードではなかったものの、決勝シュートアウトではその位置から勝ち切る形となりました。
決勝進出ラインは8位の山本勲、通算2,731ピン。9位の増田優希は準決勝で1,040ピンを打ち上位に迫りましたが、通算2,728ピンでわずか3ピン届かず、決勝進出を逃しました。この差は、12ゲーム全体の中での1投の重みを象徴する結果となりました。
予選
予選は49名が8ゲームを投球し、上位27名が準決勝へ進出しました。予選トップは藤永北斗で、1,938ピン、アベレージ242.25。前半4ゲームで972ピン、後半も966ピンと安定した内容で首位通過を果たしました。
2位は山下昌吾の1,914ピン、アベレージ239.25。3位は土谷翼の1,898ピン、4位は斉藤琢哉の1,877ピン、5位は諏訪間皆丞の1,856ピンでした。諏訪間は前半4ゲームで1,029ピンを記録し、前半順位ではトップに立つなど、序盤から大会を盛り上げました。
また、加藤祐哉は予選8ゲーム目に300点を達成。予選を1,845ピン、7位で通過しました。大会全体としてもハイスコアが多く、準決勝進出ラインとなった27位の山下秀人でも1,676ピン、アベレージ209.50という水準でした。
パーフェクトゲーム
今大会では2名がJPBA公認パーフェクトゲームを達成しました。
加藤祐哉は予選8ゲーム目、17・18レーンで300点を達成。JPBA公認第1780号で、自身6回目の公認300となりました。
山下昌吾は準決勝2ゲーム目、21・22レーンで300点を達成。JPBA公認第1781号で、自身7回目の公認300となりました。
パーフェクト賞は各達成者に10,000円が贈られ、提供は伊勢原ボウリングセンターでした。
解説とまとめ
今大会の大きな見どころは、山下昌吾のトップシード通過と、甘糟翔太の決勝での勝負強さでした。山下は準決勝で300点を含む977ピンを打ち、通算12ゲームでトップに立つ圧巻の内容。一方の甘糟は、通算順位では4位ながら、シュートアウト2ndマッチで252、優勝決定戦で225と、決勝の短期決戦で確実に結果を出しました。
シュートアウト方式では、長いゲーム数で築いたアドバンテージがあっても、最後は1ゲームの集中力が勝敗を決めます。山下の安定感、木村の準決勝での爆発力、藤永の予選からの高水準、斉藤の1stマッチ257など、各選手に見せ場がありましたが、最終的に流れをつかんだのは甘糟翔太でした。
地元・神奈川勢の活躍も印象的でした。優勝の甘糟は江の島ボウリングセンター所属、5位の斉藤は伊勢原ボウリングセンター所属。開催地に近い選手たちが上位に入り、大会を大きく盛り上げました。
メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズは、ハイスコアと接戦が重なった見応えのある大会となりました。甘糟翔太のシーズントライアル3勝目は、今後のJPBAシーズンにおいても注目すべき結果です。