中島瑞葵が首位発進

大岡産業レディース[THE OPEN]2026、予選前半6ゲームを終えて混戦模様

女子トップボウラー100名が大阪・豊中に集結

女子プロボウリングの注目大会「大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2026」が、2026年7月22日、大阪府豊中市のアルゴボウルで開幕した。

大会初日は、A・B両シフトによる予選前半6ゲームが行われ、中島瑞葵が1340ピン、アベレージ223.33を記録して総合首位に立った。2位の渡辺莉央とは14ピン差、3位の板倉奈智美とは27ピン差。上位陣が高水準のスコアを並べる一方で、準決勝進出圏となる32位と33位の差は、わずか1ピンとなっている。

今大会には女子プロ90名、女子アマチュア10名が出場。7月24日までの3日間にわたり、予選、準決勝、決勝ラウンドロビン、テレビ決勝が行われる。賞金総額は500万円、優勝賞金は120万円。華やかなタイトル争いの裏で、予選通過を懸けた厳しいサバイバルも同時に進んでいる。

 

中島瑞葵、安定したゲーム運びで総合首位

6ゲームを通して崩れず、首位を確保

初日トップに立った中島瑞葵は、224、248、196、231、216、225とスコアを重ね、6ゲーム合計1340ピンを記録した。

最初の3ゲームは668ピン、後半の3ゲームは672ピン。前後半でほとんどスコアを落とさず、安定感のある内容を見せた。特に、200点を下回ったのは3ゲーム目の196のみ。大きなミスを引きずらず、次のゲームで立て直した点に、通算10勝を誇る実力者らしさが表れている。

予選は全12ゲームで争われるため、現時点の首位は通過を保証するものではない。それでも、レーンコンディションが変化する中で高い水準を維持できたことは、今後の優勝争いを見据えて大きな材料となる。

 

渡辺莉央が圧巻の700シリーズで2位

2位につけた渡辺莉央は、1326ピン、アベレージ221.00。首位の中島との差は14ピンにとどまった。

前半3ゲームは222、223、181の計626ピン。3ゲーム目に181とスコアを落としたものの、後半は242、227、231と一気に巻き返し、3ゲーム合計700ピンを記録した。

1シリーズ700ピンは、3ゲーム平均にすると233点を超えるハイレベルな数字だ。失速した直後にスコアを修正し、むしろ勢いを増した点は印象深い。予選後半でも同様の爆発力を発揮すれば、首位逆転の可能性は十分にある

 

板倉奈智美、白石順子も射程圏内

3位の板倉奈智美は1313ピン、アベレージ218.83。198、227、245、215、226、202と大きく崩れることなく、6ゲームをまとめた。

首位との差は27ピン。ボウリングでは1ゲームで十分に動き得る差であり、予選後半の展開次第では首位争いに加わる可能性が高い

4位の白石順子は1291ピン、アベレージ215.16。最初の3ゲームで236、192、256を記録し、684ピンと好スタートを切った。後半3ゲームは607ピンにとどまったが、前半の貯金を生かして上位に踏みとどまった。

5位には坂倉凜が1269ピンで入り、6位の石田万音とはわずか1ピン差。7位の松永裕美が1264ピン、8位の髙本聖菜が1263ピン、9位の久保田彩花が1261ピン、10位の川田菜摘が1257ピンで続いている。

首位の中島から10位の川田までの差は83ピン。残り6ゲームを考えれば、上位陣の順位はまだ大きく動く可能性がある。

 

中位争い|わずかな差に実力者がひしめく

11位から14位は4ピン差

中位グループも混戦となった。

11位の森彩奈江は1247ピン、12位の近藤菜帆は1245ピン、13位の緒方美空は1244ピン、14位の新舎菜々美は1243ピン。11位から14位までが、わずか4ピンの中に並んでいる

15位の中野麻希は、最初の3ゲームを564ピンと苦しい立ち上がりとなったが、後半に222、233、216を並べて671ピンを記録。合計1235ピンまで伸ばし、準決勝進出圏内に浮上した。

ボウリングの予選では、序盤の順位以上に、崩れた後の修正力が重要になる。中野の巻き返しは、その象徴的な内容だった。

 

ビッグゲームだけでは決まらない長丁場

18位の越智真南は3ゲーム目に267、19位の内藤真裕実は2ゲーム目に268を記録した。緒方美空も6ゲーム目に258、髙本聖菜は1ゲーム目に258をマークするなど、各選手が随所で高得点を出している。

ただし、予選は12ゲームの長丁場だ。1ゲームで大きくスコアを伸ばしても、その後にロースコアが続けば順位は下がる。

必要なのは、一度の爆発力だけではない。レーンの変化を読み、ミスを最小限に抑えながら、200点前後を積み重ねる安定性である。予選後半では、その総合力がより明確に問われることになる。

 

最大の焦点|準決勝進出ラインは1ピン差

32位と33位が隣り合う緊迫のボーダー

今大会は、予選12ゲームの合計スコアで上位32名が準決勝へ進出する。

前半6ゲーム終了時点の32位は野仲美咲で1185ピン、アベレージ197.50。33位の坂野ニイナは1184ピンで、その差はわずか1ピンとなった。

34位の丹羽由香梨は1178ピン、35位の美齊津理子は1174ピン。40位のアマチュア、石本裕恵も1163ピンで、32位との差は22ピンにすぎない。

22ピンは、1ゲームの展開次第で十分に逆転できる差だ。現時点で30位台、40位台にいる選手にも、準決勝進出の可能性は残されている

一方で、現在ボーダー圏内にいる選手も安心できない。1度のスプリット、1回のオープンフレーム、終盤の連続ストライク。その一つひとつが、最終順位を大きく左右する。

首位争い以上に、32位前後の攻防は緊張感のある展開となりそうだ。

 

注目選手|実績者の巻き返しにも期待

姫路麗は50位から反撃を狙う

通算34勝の姫路麗は、1144ピンで50位となった。

最初の3ゲームは246、202、198の計646ピンと上々の滑り出しだったが、後半3ゲームは180、135、183の計498ピン。4ゲーム目以降に大きくスコアを落とした。

ただし、豊富な経験と実績を持つ姫路だけに、このまま終わるとは考えにくい。レーン変化への対応を修正できれば、予選後半で一気に順位を上げる可能性がある。

永久シードの時本美津子は1159ピンで42位。前半3ゲームでは668ピンを記録したものの、後半3ゲームが491ピンにとどまった。こちらも後半戦での立て直しが注目される。

 

石本裕恵がアマチュア最上位

アマチュア勢では、石本裕恵が1163ピンで総合40位につけた。

石本は最初の3ゲームを236、211、183の630ピンでまとめた。後半は533ピンとスコアを落としたものの、準決勝進出圏まで22ピン差。プロ選手が多数を占める中で、上位進出を狙える位置を確保している。

今大会では、予選終了後にアマチュアの確定順位表彰も行われる。ベストアマ争いに加え、プロに交じって準決勝へ進出できるかどうかも見どころとなる。

 

今後の展望|予選後半から決勝への道

大会2日目の7月23日は、予選後半6ゲームが行われる。Bシフトは12時30分、Aシフトは16時50分にスタートする予定だ。

予選12ゲーム終了後、A・B両シフトを合わせた総合上位32名が準決勝へ進出する。

最終日の7月24日は、32名による準決勝4ゲームから始まる。予選を含む通算16ゲームの上位8名が決勝ラウンドロビンへ進み、総当たり7ゲームとポジションマッチ1ゲームを実施。そのトータルポイント上位3名がテレビ決勝へ進出する。

テレビ決勝は、3名によるステップラダー方式。3位と2位が対戦し、その勝者がトップシードに挑む。トップシードが優勝決定戦で敗れた場合は、再優勝決定戦が行われる規定となっている。

予選、準決勝、ラウンドロビン、テレビ決勝。大会を勝ち切るためには、単に高得点を出すだけでは足りない。長時間にわたって集中力を保ち、変化するレーンに対応し続ける総合力が必要になる。

 

首位争いとボーダー争い、二つのドラマ

予選前半6ゲームを終え、中島瑞葵が1340ピンで首位に立った。渡辺莉央が14ピン差で追い、板倉奈智美、白石順子、坂倉凜らも逆転可能な位置につけている。

中島の安定感、渡辺の爆発力、そして上位陣の追い上げ。首位争いは、予選後半でさらに熱を帯びるだろう。

その一方で、準決勝進出ラインとなる32位と33位はわずか1ピン差。上位32名に残るための争いは、1投ごとに順位が入れ替わりかねない緊迫した展開となっている。

タイトルを目指す選手と、まずは予選突破を狙う選手。それぞれの立場で、異なる重圧を抱えながら迎える後半6ゲーム。

大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2026は、首位争いとボーダー争いという二つのドラマを軸に、勝負の2日目へ向かう。

予選前半6ゲーム終了時点・上位32名

総合順位選手名所属/用品契約6G合計AVG
1中島瑞葵フリー/ABS1,340223.33
2渡辺莉央ITカンファー株式会社/HI-SP1,326221.00
3板倉奈智美ヒサカプロショップ/HI-SP1,313218.83
4白石順子株式会社サウンド・ストーリー1,291215.16
5坂倉凜カニエJAPAN・アソビックス1,269211.50
6石田万音アルゴセブン/HI-SP1,268211.33
7松永裕美ABS1,264210.66
8髙本聖菜株式会社グランドボウル1,263210.50
9久保田彩花相模原パークレーンズ1,261210.16
10川田菜摘フリー/ABS1,257209.50
11森彩奈江N&K Co., Ltd./ABS1,247207.83
12近藤菜帆ALSOK愛知株式会社/HI-SP1,245207.50
13緒方美空株式会社コロナワールド/株式会社ボウルスター1,244207.33
14新舎菜々美コスモレーン貝塚1,243207.16
15中野麻希THE PINTLES1,235205.83
16小林あゆみ宮崎県スポーツ協会1,232205.33
17河村怜奈フリー1,226204.33
18越智真南平和島スターボウル/ABS1,224204.00
19内藤真裕実フリー/サンブリッジ1,219203.16
20内田雪月フリー1,217202.83
21寺下智香神戸六甲ボウル/サンブリッジ1,215202.50
22森田和紀ForestBear1,205200.83
23大久保咲桜ボウリング王国スポルト横須賀店1,202200.33
24三浦美里ラウンドワンジャパン1,199199.83
25松尾星伽ラウンドワンジャパン/ABS1,198199.66
26キム・ソヒョンフジ取手ボウル1,197199.50
27髙橋美穂akafoo BOWL1,196199.33
28倉田萌フリー/HI-SP1,195199.16
29三上彩奈株式会社Star Like/STAR LIKE BOWL1,193198.83
30宇山侑花桃園シティボウル/ABS1,192198.66
31佐藤まさみダイトースターレーン/ABS1,187197.83
32野仲美咲ココレーン1,185197.50

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