2025年PWBA殿堂入り:マリアンヌ・ディルーポとリズ・ジョンソンが選出
2025年PWBA殿堂入り:マリアンヌ・ディルーポとリズ・ジョンソンが選出
2025年、プロフェッショナル女子ボウリング協会(PWBA)殿堂に新たな2名が加わることが決定しました。選出されたのは、マリアンヌ・ディルーポ(ノースカロライナ州マシューズ出身)とリズ・ジョンソン(ニューヨーク州ナイアガラフォールズ出身)です。式典は、2025年5月14日にラスベガスのサンコーストボウリングセンターで開催されるUSBCクイーンズに合わせて行われます。
マリアンヌ・ディルーポ:偉大な実績を持つベテラン
57歳のディルーポは、1992年にPWBAルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、翌1993年の「エボナイト・スリーリバーズオープン」で初優勝を果たしました。この大会では、彼女が3人の殿堂入り選手を次々に破り、注目を集めました。その後、ディルーポは通算8つのタイトルを獲得し、内3つはメジャー大会での優勝です。
特に1998年はディルーポにとって輝かしい年で、オマハオープンとビジョナリーボウリングプロダクツクラシックの2大会で優勝するマルチ勝利を達成しました。また、1998年の「サムズタウンインビテーショナル」ではトーナメント最多記録となる300点ゲームを4回達成し、驚異的な実力を示しました。
ディルーポのキャリアハイライト:
- PWBA通算51回のテレビ出演
- キャリア総収入:664,073ドル(約8700万円)
- 1999年USBC女子選手権でクラシックダブルス優勝
- 2020年にUSBC殿堂入り
リズ・ジョンソン:現役最前線のレジェンド
50歳のジョンソンは、1996年にPWBAルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、その年に初のメジャー大会「USウィメンズオープン」でディルーポを破って優勝しました。その後、2003年にツアーが一時休止するまでに、彼女は既に11タイトルを獲得していました。
ツアー再開後、ジョンソンはさらなる輝きを見せます。2015年のPWBA再開以降、ジョンソンはタイトルを積み上げ、現在では通算25勝(内10勝はメジャー大会)という記録を保持しています。また、2017年にはPBAカメレオンチャンピオンシップで女性として2人目のPBAツアータイトルを獲得し、歴史を塗り替えました。
ジョンソンのキャリアハイライト:
- PWBA年間最優秀選手賞を3度受賞
- メジャー大会での優勝回数:10回
- USBC女子選手権で6回の優勝
- 2015年USBC殿堂入り
2025年のPWBA殿堂入り:歴史に新たな1ページ
ディルーポとジョンソンの選出により、PWBA殿堂入りメンバーは合計49名となります。その内訳は、パフォーマンス部門が29名、パイオニア部門が10名、メリトリアスサービス/ビルダー部門が9名、アンバサダー部門が1名です。
2025年5月14日の式典では、彼女たちの偉大な業績とボウリング界への貢献が称えられる予定です。彼女たちの軌跡は、プロフェッショナルボウリングの未来を形作る新世代の選手たちにも多大な影響を与えることでしょう。