第48回STORMジャパンオープンで激戦!
男子は宮澤拓哉、女子はアマチュア入江菜々美が予選首位!
最終日の頂上決戦へ
第48回STORMジャパンオープンが佳境へ!男女ともにハイレベルな予選争い
2026年10月31日から11月3日までの4日間、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルを舞台に開催されている「第48回STORMジャパンオープンボウリング選手権」。
日本プロボウリング協会(JPBA)が主催する今大会には、男子864名、女子432名の合計1,296名が参加。プロとアマチュアが同じ舞台で頂点を争う、国内最大級のボウリングトーナメントとして熱戦が繰り広げられている。
大会3日目となる11月2日には、男女のマスターズ・クイーンズ予選8ゲームが行われ、翌日の準決勝進出者が決定した。
男子マスターズ予選では、宮澤拓哉が8ゲーム合計1,965ピン、アベレージ245.62の圧巻のスコアで首位通過。田沢広也、内藤広人ら実力者が上位に名を連ねる一方、アマチュア選手も上位争いに加わった。
女子クイーンズ予選では、アマチュアの入江菜々美が1,887ピンでトップ通過。2位の小林あゆみとの差はわずか2ピンという、最後まで目が離せない接戦となった。
さらに、女子シングルス戦では飯田菜々が750ピンで1位を獲得。オールエベンツでも総合首位に立つなど、高い得点力と安定感を発揮した。
プロの意地とアマチュアの勢いが激しくぶつかり合う今大会。11月3日の最終日には、いよいよ男女の優勝者が決定する。
男子は宮澤拓哉が快走、女子は入江菜々美が首位!最終日を前に激化する優勝争い
1.男子マスターズ予選は宮澤拓哉が1,965ピンで首位通過!
男子マスターズ予選では、8ゲームのトータルピンによって準決勝に進出する上位46名が決定した。
首位に立ったのは、序盤から驚異的な得点力を発揮した宮澤拓哉だ。
宮澤は第1ゲームで276ピンを記録すると、第2ゲーム256ピン、第3ゲーム256ピン、第4ゲーム278ピンと高得点を連発。
前半4ゲームで1,066ピン、アベレージ266.50という圧倒的なスコアをたたき出し、早い段階から首位を独走した。
後半4ゲームは899ピンだったものの、前半の大量リードを生かし、8ゲーム合計1,965ピンでフィニッシュ。2位の田沢広也に26ピン差をつけ、堂々のトップ通過を果たした。
男子マスターズ予選・上位10名
| 順位 | 選手名 | 8G合計 |
|---|---|---|
| 1位 | 宮澤拓哉 | 1,965 |
| 2位 | 田沢広也 | 1,939 |
| 3位 | 内藤広人 | 1,914 |
| 4位 | 望月瞭(アマ) | 1,910 |
| 5位 | 永野すばる | 1,896 |
| 6位 | 齋藤大哉(アマ) | 1,892 |
| 7位 | 藤永北斗 | 1,889 |
| 8位 | 山本晃 | 1,875 |
| 9位 | 飯塚孝士(アマ) | 1,865 |
| 10位 | 江川司 | 1,860 |
2位の田沢広也も前半4ゲームで1,016ピン、後半4ゲームで923ピンと安定した投球を披露し、合計1,939ピンを記録。
3位の内藤広人は前半4ゲームで1,046ピンをマークし、宮澤に次ぐ序盤の好成績を残した。後半は868ピンとペースを落としたものの、合計1,914ピンで上位通過を決めている。
また、5位の永野すばる、7位の藤永北斗、8位の山本晃らも準決勝に進出。実力者たちが順当に上位へ食い込む一方、アマチュア勢の健闘が大きな注目を集めた。
2.アマチュア勢が男子マスターズ上位を席巻!プロを脅かす存在感
今大会の男子マスターズ予選で注目すべきポイントの一つが、アマチュア選手の目覚ましい活躍だ。
4位には望月瞭が1,910ピンでランクイン。前半4ゲームを939ピンで折り返すと、後半4ゲームでは971ピンまでスコアを伸ばし、プロの強豪選手に引けを取らない得点力を見せつけた。
6位の齋藤大哉も1,892ピンを記録。前半941ピン、後半951ピンと、8ゲームを通じて高水準のスコアを維持した。
さらに、飯塚孝士が1,865ピンで9位に入り、予選上位10名のうち3名をアマチュア選手が占める結果となった。
プロとアマチュアが同じ条件で競い合うジャパンオープンだからこそ、こうした結果は大会の大きな魅力となっている。
一方、プロ勢では江川司の追い上げも見逃せない。
江川は前半4ゲームを865ピンで終え、折り返し時点では47位。しかし後半に入ると、258、259、225、253ピンとハイスコアを連発した。
後半4ゲームで995ピン、アベレージ248.75を記録し、総合10位まで順位を押し上げた。
前半の出遅れを後半の爆発力で取り戻した江川の投球は、8ゲームという長丁場で最後までスコアを積み重ねることの重要性を示している。
宮澤が首位を守り切るのか、それとも追い上げる選手たちが準決勝で逆転するのか。男子の優勝争いは予断を許さない展開となっている。
3.女子クイーンズ予選は入江菜々美が首位!小林あゆみとわずか2ピン差
女子クイーンズ予選では、アマチュアの入江菜々美がプロの強豪選手を抑え、首位通過を果たした。
入江は第1ゲーム256ピン、第2ゲーム278ピン、第3ゲーム245ピン、第4ゲーム237ピンと、序盤から高得点を連発。
前半4ゲームで1,016ピンを記録し、首位で折り返した。
後半4ゲームでも871ピンを加え、8ゲーム合計1,887ピン、アベレージ235.87でフィニッシュ。プロ・アマチュアの実力者がそろう中、堂々のトップ通過を決めた。
その入江を最後まで追い詰めたのが、2位の小林あゆみだ。
小林は前半4ゲームを921ピンで終えたものの、後半に入って一気にペースアップ。第5ゲーム268ピン、第6ゲームではパーフェクト目前の299ピンを記録した。
後半4ゲームでは964ピンを積み上げ、最終スコアは1,885ピン。首位の入江との差は、わずか2ピンだった。
女子クイーンズ予選・上位10名
| 順位 | 選手名 | 8G合計 |
|---|---|---|
| 1位 | 入江菜々美(アマ) | 1,887 |
| 2位 | 小林あゆみ | 1,885 |
| 3位 | 澤野澪(アマ) | 1,861 |
| 4位 | 松永裕美 | 1,828 |
| 5位 | 高橋愛莉(アマ) | 1,827 |
| 6位 | Maria José Rodriguez(アマ) | 1,810 |
| 7位 | 姫路麗 | 1,797 |
| 8位 | 太琳華 | 1,797 |
| 9位 | 久保田彩花 | 1,783 |
| 10位 | 井﨑寛菜 | 1,780 |
3位にはアマチュアの澤野澪が1,861ピンで入り、5位には高橋愛莉、6位にはMaria José Rodriguezがランクイン。
女子クイーンズでも上位6名のうち4名をアマチュア選手が占めるという、非常に興味深い結果となった。
プロ勢では松永裕美、姫路麗、久保田彩花らが上位に進出。豊富な経験を持つ実力派選手たちが、最終日に向けて優勝争いに名乗りを上げている。
4.太琳華が76位から8位へ大躍進!後半4ゲームで驚異の1,016ピン
女子クイーンズ予選で、最も印象的な追い上げを見せた選手の一人が太琳華だ。
太は前半4ゲームで189、191、180、221ピンと苦戦し、合計781ピン。折り返し時点では76位と、準決勝進出が厳しい位置にいた。
しかし、後半4ゲームで流れが一変する。
第5ゲーム234ピン、第6ゲーム274ピン、第7ゲーム250ピン、第8ゲーム258ピンと、4ゲーム連続で230ピン以上を記録。
後半4ゲームで1,016ピン、アベレージ254.00という驚異的なスコアをたたき出した。
結果、8ゲーム合計1,797ピンとなり、総合8位まで大きく順位を上げて準決勝進出を決めた。
前半と後半の4ゲーム合計には235ピンもの差があり、その爆発的な追い上げは今大会の予選を象徴する場面の一つとなった。
同じく久保田彩花も、前半804ピンから後半979ピンへと大きくスコアを伸ばし、総合9位に浮上している。
こうした順位の変動は、ボウリングが単に序盤の高得点だけで決まる競技ではないことを物語っている。
レーンコンディションへの対応力、投球の修正能力、そして苦しい展開でも集中力を維持する精神力。
それらを兼ね備えた選手こそ、長丁場のトーナメントで勝ち残る可能性を高められる。
5.女子シングルス戦は飯田菜々が750ピンで1位!アベレージ250の圧巻の投球
女子シングルス戦では、飯田菜々が3ゲーム合計750ピンを記録し、1位に輝いた。
飯田のゲーム別スコアは267、235、248ピン。
3ゲームすべてで230ピン以上を記録する高い安定感を見せ、アベレージ250.00という圧倒的な成績を残した。
2位にはアマチュアの松井ひなたが730ピンで入り、3位は太琳華の714ピン、4位は山田悠加の707ピン。5位には入江菜々美が698ピンでランクインした。
女子シングルス戦・上位10名
| 順位 | 選手名 | 3G合計 |
|---|---|---|
| 1位 | 飯田菜々 | 750 |
| 2位 | 松井ひなた(アマ) | 730 |
| 3位 | 太琳華 | 714 |
| 4位 | 山田悠加 | 707 |
| 5位 | 入江菜々美(アマ) | 698 |
| 6位 | 石田万音 | 688 |
| 7位 | 須藤真海 | 686 |
| 8位 | 西村美紀(アマ) | 685 |
| 9位 | 坂倉凜 | 679 |
| 10位 | 濱﨑りりあ | 678 |
特に松井ひなたは、第2ゲームで279ピンをマーク。アマチュア部門のハイゲーム賞を獲得した。
一方、入江菜々美はチーム戦3ゲームで755ピンを記録し、アマチュア部門のハイシリーズ賞を受賞している。
シングルス戦でもプロとアマチュアが激しく順位を争い、ジャパンオープンならではのハイレベルな競技が展開された。
6.女子オールエベンツは飯田菜々が総合首位!入江菜々美が7ピン差で続く
チーム戦、ダブルス戦、シングルス戦の各3ゲーム、合計9ゲームで争われる女子オールエベンツでも、飯田菜々が総合1位を獲得した。
飯田はチーム戦で681ピン、ダブルス戦で606ピン、シングルス戦で750ピンを記録。
9ゲーム合計2,037ピン、アベレージ226.33という好成績で、オールエベンツの頂点に立った。
2位には入江菜々美が2,030ピンで入り、その差はわずか7ピン。3位には横山実美が2,018ピンで続いた。
女子オールエベンツ・上位5名
| 順位 | 選手名 | 9G合計 |
|---|---|---|
| 1位 | 飯田菜々 | 2,037 |
| 2位 | 入江菜々美(アマ) | 2,030 |
| 3位 | 横山実美 | 2,018 |
| 4位 | 小沼姫 | 1,970 |
| 5位 | 本間由佳梨 | 1,966 |
オールエベンツでは、異なる競技形式を通じて安定した成績を残す総合力が問われる。
飯田はシングルス戦での750ピンという高得点を生かし、9ゲームのトータルで首位を獲得。一方の入江も、チーム戦755ピンをはじめとする安定したスコアで僅差の2位につけた。
ただし、クイーンズ予選はオールエベンツのスコアを持ち越さないゼロスタート方式となる。
そのため、オールエベンツでの上位入賞が、そのままクイーンズ予選以降の好成績につながるわけではない。
実際に飯田は、クイーンズ予選で1,685ピンの33位となり、32位までの準決勝進出ラインにわずかに届かなかった。
オールエベンツとシングルス戦で1位になりながら、クイーンズ準決勝には進出できない。
この結果は、連日にわたって異なる競技形式を戦い抜くジャパンオープンの難しさと、選手層の厚さを象徴している。
7.11月3日に男女の王者が決定!準決勝からステップラダーへ
大会最終日の11月3日には、いよいよ男女の優勝者が決定する。
男子マスターズは予選上位46名、女子クイーンズは予選上位32名による準決勝6ゲームを実施。
予選8ゲームと準決勝6ゲームの通算14ゲームトータルで、男女それぞれ上位8名が決勝ラウンドロビンへ進出する。
ラウンドロビンでは8名による総当たり7ゲームとポジションマッチ1ゲームが行われ、最終的に上位3名が優勝決定戦となるステップラダーへ進む。
大会最終日の主な競技スケジュールは以下のとおり。
9時00分:男女準決勝6ゲーム開始
12時25分:決勝ラウンドロビン開始
15時50分:男女決勝ステップラダー3位決定戦
16時17分:男子優勝決定戦
16時44分:女子優勝決定戦
なお、優勝決定戦ではトップシードが敗れた場合、再優勝決定戦が行われる可能性もある。
今大会の賞金総額は1,800万円で、前回大会から300万円増額された。
男子優勝賞金は副賞を含め250万円、女子優勝賞金は副賞を含め220万円。国内屈指のビッグトーナメントにふさわしいタイトルと賞金を懸けた戦いとなる。
準決勝では予選でのリードをどこまで維持できるかが重要となる一方、ラウンドロビンでは対戦相手との勝負が順位を大きく左右する。
さらに、ステップラダーでは短期決戦ならではの集中力と勝負強さが求められる。
予選でトップに立つことと、最終的に優勝することは別の難しさを持っている。
優勝を手にするためには、各ステージで安定した得点力を発揮しながら、勝負どころでビッグゲームを生み出す力が必要となるだろう。
プロの意地か、アマチュアの快進撃か!第48回ジャパンオープンはいよいよ最終決戦へ
第48回STORMジャパンオープンは、大会3日目を終え、男女ともに優勝の行方が注目される展開となっている。
男子マスターズでは宮澤拓哉が1,965ピンで堂々の予選首位。田沢広也、内藤広人ら実力者が追う一方、アマチュアの望月瞭、齋藤大哉、飯塚孝士も上位に入り、強豪プロを脅かす存在となった。
女子クイーンズでは、アマチュアの入江菜々美が1,887ピンで首位通過。小林あゆみがわずか2ピン差で追い、澤野澪、松永裕美、高橋愛莉らも上位につけている。
さらに、女子シングルス戦とオールエベンツで1位を獲得した飯田菜々、前半76位から後半の猛追で8位まで浮上した太琳華など、多くの選手が印象的なパフォーマンスを披露した。
今大会で特に際立っているのが、プロとアマチュアの垣根を越えた激しい優勝争いだ。
男子マスターズ、女子クイーンズのいずれもアマチュア選手が上位に名を連ねており、その実力が国内トップレベルに迫っていることを示している。
しかし、頂点に立つためには、まだ複数の難関を突破しなければならない。
準決勝での安定感、ラウンドロビンでの対応力、そしてステップラダーでの勝負強さ。大会を勝ち抜くには、技術だけでなく、状況判断や精神力を含めた総合的な強さが求められる。
男子予選首位の宮澤拓哉は、その勢いを維持して頂点に立つことができるのか。女子予選首位の入江菜々美は、強豪プロを退けてアマチュア優勝を成し遂げるのか。
それとも、経験豊富なプロボウラーたちが最終日に底力を発揮し、逆転劇を演じるのか。
日本ボウリング界を代表するビッグトーナメントは、いよいよクライマックスを迎える。
第48回STORMジャパンオープンの栄冠は、果たして誰の手に輝くのか。
11月3日の最終決戦から、最後まで目が離せない。