バーンズ&ウィリアムズ組が予選初日3位
PBA/PWBA乳がん啓発ミックスダブルスで好発進
強豪ペアが集うヒューストン大会が開幕
2026年のPBA/PWBA 「Striking Against Breast Cancer Mixed Doubles」 が、米テキサス州ヒューストンで開幕した。
男子のプロボウラーズ協会であるPBAと、女子プロボウラーズ協会のPWBAの選手がペアを組むこの大会は、男女混合ならではの戦略性とチームワークが見どころの一つだ。大会名が示す通り、乳がんへの理解と支援を広げる目的も掲げており、競技面と社会的意義の双方から注目を集めている。
予選初日を終え、テネシー州ハーミテージの ジョシー・バーンズ と、テキサス州フルーガービルの ステュ・ウィリアムズ のペアが、7ゲーム合計3083点で総合3位につけた。
午前中のAスクワッドでは首位に立ち、その後のスクワッドを終えてもトップ3を維持。難度の高いレーンコンディションに冷静に対応し、優勝争いに加わる好位置で初日を終えた。
首位と44点差、上位争いは混戦模様
Aスクワッド首位から総合3位へ
バーンズとウィリアムズは、午前中に行われた Aスクワッドでトップの成績を記録した。
2人の7ゲーム合計は 3083点。全スクワッド終了後には総合3位となったものの、首位との差はわずか44点で、上位争いは混戦となっている。
初日首位に立ったのは、ネブラスカ州エルクホーンの エリン・マッカーシー と、ミシガン州ホリーの アンドリュー・アンダーソン のペア。合計3127点を記録し、予選初日をトップで終えた。
2位には、コロンビアの ロシオ・レストレポ と、テキサス州ロアノークの デオ・ベナード のペアが入った。合計は 3100点で、首位との差は27点だった。
4位は、ミズーリ州ボールウィンの ローレン・ルッソ、マット・ルッソ組で3071点。5位には、ニュージャージー州ジャクソンの シドニー・ボーン と、イリノイ州オーランドパークの カム・クロウ のペアが3069点で続いた。
初日終了時点の上位5チームは以下の通り。
1位 エリン・マッカーシー/アンドリュー・アンダーソン組 3127点
2位 ロシオ・レストレポ/デオ・ベナード組 3100点
3位 ジョシー・バーンズ/ステュ・ウィリアムズ組 3083点
4位 ローレン・ルッソ/マット・ルッソ組 3071点
5位 シドニー・ボーン/カム・クロウ組 3069点
3位から5位まではわずか14点差。1ゲームの出来が順位を大きく左右する、緊張感のある展開となっている。
難しいレーン攻略の鍵は「信頼できるボール」
バーンズとウィリアムズが好位置につけた背景には、技術力だけでなく、厳しいコンディションに対する対応力があった。
ウィリアムズは、ポケットを安定して狙えるボールを見つけたことで、レーンへの不安が薄れ、投球しやすくなったと振り返った。
「ポケットを狙えるという自信を持てるボールが一つ見つかってから、レーンがかなり投げやすくなりました」
難しいレーンコンディションでは、単にストライクを増やすだけでは勝ち切れない。レーンの変化を読みながら、失投を最小限に抑え、オープンフレームを避けることが重要になる。
その点で、バーンズの安定したスペア能力は大きな支えとなった。
ウィリアムズは、バーンズがスペアをほとんど逃さないため、チームとして大崩れしにくいと説明。さらに、ストライクが続く好ゲームを作れた場面では、その流れを確実に得点へ結びつけられたことが好成績につながったと語った。
「ジョシーはスペアをほとんどミスしません。だから彼女が良いゲームを投げたとき、そのチャンスをしっかり生かせます。それが大きなポイントだったと思います」
高得点が出にくいからこそ、一度の好ゲームが大きな武器に
今回の大会では、レーンコンディションの難しさから、全体的にスコアが伸びにくい展開となっている。
こうした状況では、安定してスコアをまとめる力に加え、好調なゲームで一気に得点を伸ばすことが順位上昇の鍵となる。
ウィリアムズは、自身とバーンズにはレーン上で抱える課題に共通点があり、互いの状態を理解しやすいと話した。
「私たちはレーン上で同じような問題を抱えることが多いです。だからこそ、お互いの気持ちを理解できます。それが助けになっていると思います」
片方が思うような投球をできなかったとしても、相手がその苦しさを理解できれば、チーム内に余計な緊張が生まれにくい。ミックスダブルスでは技術の組み合わせだけでなく、ミスが続いた場面でどのように支え合えるかも結果を左右する。
ウィリアムズは、高得点が出にくい大会だからこそ、好ゲームを作れた際の価値が大きいと分析した。
「ここでは通常、それほど高いスコアは出ません。だから良いゲームを投げられたときには、大きなアドバンテージを得られます」
苦しい時間帯を耐え、チャンスが訪れた場面で一気にスコアを伸ばす。バーンズとウィリアムズは、その理想的な戦い方を初日から実践した。
ミスを深刻に受け止めすぎない関係性
バーンズも、2人の性格や競技への向き合い方が、互いを補い合っていると語った。
「私たちは、何事もあまり個人的に受け止めません。どちらかが悪いショットを投げても、雰囲気を少し軽くすることができます」
長丁場の予選では、完璧な投球を続けることは難しい。重要なのは、一度のミスによって集中力を失わないことだ。
ミスを必要以上に重く受け止めると、次の投球にも影響が及び、チーム全体の流れを損なう可能性がある。バーンズとウィリアムズは、失投があっても互いを責めず、会話によって空気を切り替えることで、ブロックを通して安定した精神状態を保った。
個人競技としての側面が強いボウリングにおいて、ダブルスではパートナーとの関係性が成績に直結する。2人が見せた 冷静さとユーモアは、技術に匹敵する大きな武器と言えるだろう。
予選上位40チームが準決勝へ
予選は土曜日も続き、米東部時間午前9時からCスクワッド、午後3時からDスクワッドが行われる。
すべての予選が終了した時点で、上位40チームが日曜日の準決勝に進出する。準決勝では各チームが4ゲームを投球し、その成績を経て、上位12チームがラウンドロビン方式のマッチプレー決勝へ進む。
現在3位のバーンズとウィリアムズは、予選突破に向けて有利な位置にいる。ただし、上位陣の点差は小さく、今後の結果次第では順位が大きく入れ替わる可能性がある。
決勝進出を狙ううえでは、単に予選通過ラインを上回るだけでなく、現在の安定感を維持しながら、好ゲームでさらにスコアを伸ばせるかが重要になる。
冷静さと信頼関係を武器に優勝争いへ
ジョシー・バーンズとステュ・ウィリアムズのペアは、2026年PBA/PWBA「Striking Against Breast Cancer Mixed Doubles」の予選初日を、合計3083点の総合3位で終えた。
難しいレーンコンディションの中、ウィリアムズは 信頼できるボールを見つけて投球を安定させ、バーンズは 高いスペア能力でチームのスコアを支えた。
さらに、両者は失投を引きずらず、互いの苦しさを理解しながら競技を進めている。こうした 信頼関係と精神的な安定感が、初日の好成績を生んだ大きな要因だ。
首位との差は44点。決して小さくはないが、数ゲームで十分に逆転可能な範囲にある。
予選、準決勝、マッチプレー決勝と大会が進むにつれ、技術だけでなく、プレッシャーへの対応力やペアとしての完成度が一層問われることになる。
初日に見せた冷静さとチームワークを維持できれば、バーンズとウィリアムズが優勝争いの中心に立つ可能性は十分にある。
大会の全ラウンドは BowlTVでライブ配信される予定だ。混戦の上位争いと、バーンズ、ウィリアムズ組の今後の戦いに注目したい。
