
PBAスコーピオン選手権:ティム・フォイ・ジュニアがラウンド16進出を果たす
アメリカ・ネバダ州リノにあるナショナル・ボウリング・スタジアムで開催中のPBAスコーピオン選手権で、ティム・フォイ・ジュニアが圧倒的な成績を収め、ラウンド16への進出を決めました。フォイは12ゲームの予選を平均スコア240以上で終え、トータルピン数2,891を記録。201人の選手が競うなか、堂々のトップ通過を果たしました。
フォイの躍進:学びと経験の成果
デラウェア州出身のフォイにとって、今回の結果はPBAワールドシリーズ・オブ・ボウリング(WSOB)で初めて予選通過を果たしたものとなりました。フォイはこれまでテレビ中継の決勝ラウンドに一度しか進出したことがありませんでしたが、2025年シーズンではすでに3回の決勝進出を達成。今回のスコーピオン選手権でもあと1勝すれば、4度目の決勝進出となります。
フォイは自身の成長について「以前は、良いゲームをすれば気分が良かったが、調子が悪くなったり、難しいレーンに当たるとすぐにパニックになっていた。しかし今は、状況が悪くても『この状況を乗り切れる』と自信を持って対応できるようになった」と語りました。
ラウンド16進出者と試合スケジュール
フォイのほか、BJ・ムーア、ジェイソン・ベルモンテ、ラフィク・イスマイル、カム・クロウ、トレバー・ロバーツ、マット・オーグル、EJ・タケットがシード選手としてラウンド16へ自動進出しました。
一方、9位から24位の選手はラウンド24で対戦し、以下の結果が出ました。
- ブーグ・クロル(16位)がアーマッド・ムアズ(17位)を3-0で撃破
- アルナー・ヨンソン(24位)がロビン・ノバーグ(9位)に3-2で勝利
- ラスムス・エドヴァル(12位)がマイケル・ロエラ(21位)を3-0で破る
- ショーン・マルドナド(13位)がイェスパー・スベンソン(20位)を3-1で下す
- パトリック・ドンブロウスキー(19位)がカイル・トループ(14位)に3-1で勝利
- ライアン・バーンズ(22位)がショーン・ラヴェリー=スパー(11位)を3-1で破る
- マーシャル・ケント(23位)がDJ・アーチャー(10位)を3-2で撃破
- トビアス・ボルディング(18位)がトーマス・カイコ(15位)を3-0で下す
これにより、ラウンド16の対戦カードが以下のように決定しました。
- ティム・フォイ・ジュニア(1位) vs ブーグ・クロル(16位)
- EJ・タケット(8位) vs アルナー・ヨンソン(24位)
- BJ・ムーア(2位) vs トビアス・ボルディング(18位)
- マット・オーグル(7位) vs マーシャル・ケント(23位)
- ジェイソン・ベルモンテ(3位) vs パトリック・ドンブロウスキー(19位)
- トレバー・ロバーツ(6位) vs ライアン・バーンズ(22位)
- ラフィク・イスマイル(4位) vs ショーン・マルドナド(13位)
- カム・クロウ(5位) vs ラスムス・エドヴァル(12位)
今後のスケジュール
ラウンド16とラウンド8は3月16日(日)に開催され、各トーナメントの勝者と、ラウンド8で最も高い順位の敗者1名が決勝ラウンドへ進出します。決勝は同日午後4時(PT)にFS1で放送予定です。
また、PBAバイパー選手権の予選は3月6日(木)からスタート。続いて、PBAカメレオン選手権、PBAシャーク選手権が開催され、各大会の予選スコアを合算した総合ランキングでPBAワールド選手権の出場者が決定します。
PBA WSOB XVIの全試合はBowlTVでライブ配信される予定です。今後の展開に注目です。