福丸哲平が予選首位通過
男子プロボウリングトーナメント2026で300点達成

川崎で開幕した男子プロ72名の短期決戦

𠮷川高広税理士事務所プレゼンツ 男子プロボウリングトーナメント2026」が、2026年5月26日、神奈川県川崎市の川崎グランドボウルで開幕した。公益社団法人日本プロボウリング協会が主催するB公認トーナメントで、日程は5月26日から27日までの2日間。初日は予選12ゲームが行われ、トータルピン上位30名が翌日の準決勝へ進出する方式で争われた。

参加したのは、JPBA男子トーナメントプロ72名。大会要項では、2026年のトーナメントシードプロや永久シードプロ、準永久シードプロ、推薦プロなどを含む精鋭が出場対象とされており、限られた枠をめぐる密度の濃い戦いとなった。

その初日予選で首位に立ったのは福丸哲平12ゲーム合計2,808ピン、アベレージ234.00という圧巻の内容で、堂々のトップ通過を果たした。2位には川添奨太が2,769ピン、3位には立花仁貴が2,701ピンで続き、準決勝以降の優勝争いへ向けて好位置につけている。

 

福丸が序盤から主導権、パーフェクト達成で流れを掌握

予選12ゲームを通じて最も強い印象を残したのは、首位通過の福丸哲平だった。前半6ゲームで1,477ピン、アベレージ246.16を記録し、この時点で全体トップ。特に1ゲーム目257、2ゲーム目300、3ゲーム目228と序盤3ゲームで785ピンを積み上げ、早い段階で大会の主役に躍り出た。

2ゲーム目の300点は、予選全体の流れを大きく左右する一投一投の精度を象徴するものだった。大会では予選から決勝ラウンドロビンまでのパーフェクト賞として30,000円が設定されており、さらに決勝ステップラダーでのパーフェクトには500,000円の特別賞も用意されている。ハイスコアへの期待が高まる大会で、福丸は初日からその期待に応える投球を見せた。

後半6ゲームは1,331ピン、アベレージ221.83。前半ほどの爆発力はなかったものの、大きく崩れることなくリードを維持した点に、首位通過の価値がある。短期決戦では一度のロースコアが順位に直結するが、福丸は序盤の貯金を守りながら安定感を示し、2位に39ピン差をつけて予選を終えた。

2位通過の川添奨太は、後半の追い上げが光った。前半6ゲーム終了時点では1,329ピンで14位だったが、後半6ゲームで1,440ピン、アベレージ240.00を記録。7ゲーム目から12ゲーム目まで、218、254、247、249、256、216と高い水準でまとめ、一気に2位まで順位を押し上げた。準決勝以降もこの後半型の勢いを持ち込めるかが、優勝争いの大きな焦点になる。

3位の立花仁貴も、後半で存在感を示した選手の一人だ。前半は1,317ピンで18位だったが、後半は1,384ピン、アベレージ230.66をマーク。特に7ゲーム目から9ゲーム目の3ゲームでは268、245、226の計739ピンを打ち、上位争いへ一気に加わった。前半から後半にかけて修正力を見せた点は、翌日の長丁場でも強みになるだろう。

4位には内藤広人が2,688ピン、5位には森本健太が2,666ピンで続いた。上位5名はいずれも12ゲーム平均222点以上を記録しており、予選から非常に高いレベルのスコアメイクが求められたことが分かる。6位の甘糟翔太は前半6ゲームで1,411ピン、アベレージ235.16と好スタートを切り、後半でややスコアを落としたものの、上位争いに十分絡める位置で準決勝に進んだ。

一方、予選後半で大きく順位を上げた選手たちも見逃せない。田中義一は前半6ゲーム終了時点で1,227ピン、46位と苦しい位置にいたが、後半6ゲームで1,415ピン、アベレージ235.83を記録し、総合7位までジャンプアップした。坂本就馬も前半45位から後半に巻き返して14位通過。宮澤拓哉は前半58位から、後半1,396ピン、アベレージ232.66を打ち、19位で準決勝進出を決めた。

準決勝進出のボーダー争いは、最後まで緊迫した。30位の斉藤琢哉31位の遠藤誠は、ともに12ゲーム合計2,513ピン、アベレージ209.41で並んだ。最終的に斉藤が30位で通過し、遠藤は31位で予選敗退。上位30名のみが次のステージへ進む大会形式のなかで、わずかな差が明暗を分ける厳しい結果となった。

大会2日目は、準決勝6ゲームから始まる。予選12ゲームとの通算18ゲームトータルで上位8名が決勝ラウンドロビンへ進出し、その後、総当たり7ゲームとポジションマッチ1ゲームを実施。さらに総トータルポイント上位3名が決勝ステップラダーに進み、最終的な優勝者が決まる。

賞金総額は3,200,000円。優勝者には優勝賞金800,000円と優勝副賞200,000円を合わせた1,000,000円が贈られる。2位は400,000円、3位は260,000円で、30位まで賞金が設定されている。順位争いはタイトルだけでなく、賞金とポイントの両面で重要な意味を持つ。

競技環境も勝敗を左右する要素だ。会場の川崎グランドボウルはアンビレーンを使用し、オイルコンディションは「JPBAトーナメント オイルパターン42ft」。ボールの会場内持ち込みは6個まで、登録は最大12個まで可能とされている。限られた道具選択のなかで、レーン変化にどう対応するかも、準決勝以降の大きな見どころになる。

 

福丸が一歩リードも、追撃勢の勢いが大会を動かす

初日予選を終えた時点では、福丸哲平が明確に一歩抜け出した。パーフェクトを含む前半の爆発力、そして後半でリードを守る安定感は、優勝候補として十分な説得力を持つ内容だった。

ただし、この大会はまだ折り返し地点に過ぎない。2位の川添奨太、3位の立花仁貴、7位の田中義一、19位の宮澤拓哉のように、後半で一気にスコアを伸ばした選手も多い。準決勝6ゲームでは予選との通算スコアが問われるため、福丸が首位を守るのか、それとも追撃勢が差を詰めるのかが最大の注目点となる。

上位30名による準決勝、上位8名による決勝ラウンドロビン、そして3名で争う決勝ステップラダーへ。男子プロボウリングトーナメント2026は、初日からパーフェクトと大逆転劇が生まれる熱戦となった。 最終日、川崎グランドボウルのレーン上で、誰が頂点へ駆け上がるのか。優勝争いは、ここからさらに熱を帯びていく。

順位 選手名 所属 / 用品契約 総T/PIN AVG
1 福丸 哲平 株式会社グランドボウル 2,808 234.00
2 川添 奨太 ハイ・スポーツ社 2,769 230.75
3 立花 仁貴 洛陽総合高等学校 2,701 225.08
4 内藤 広人 フリー / サンブリッジ 2,688 224.00
5 森本 健太 蒲田イモンボウル / HI-SP 2,666 222.16
6 甘糟 翔太 江の島ボウリングセンター 2,656 221.33
7 田中 義一 株式会社広島パークレーン 2,642 220.16
8 木村 晃 相模原パークレーンズ / 株式会社ボウルスター 2,636 219.66
9 加藤 祐哉 株式会社スポルト 2,625 218.75
10 渡邉 航明 新小岩サニーボウル / HI-SP 2,624 218.66
11 原口 優馬 愛知川ボウル / HI-SP 2,620 218.33
12 安里 秀策 株式会社コロナワールド 2,619 218.25
13 内藤 慎之介 アルプラザボウル亀岡 2,616 218.00
14 坂本 就馬 永山コパボウル 2,614 217.83
15 藤井 信人 ITカンファー株式会社 / HI-SP 2,612 217.66
16 井口 遼太 MOTIV Bowling Products 2,608 217.33
17 斎藤 祐太 株式会社ボウルスター 2,603 216.91
18 入口 光司 ラウンドワンジャパン / ABS 2,590 215.83
19 宮澤 拓哉 パークレーン高崎 / サンブリッジ / 上武大学 2,584 215.33
20 工藤 貴志 新東京ダイヤモンドボウル・横田空軍基地トモダチレーンズ / サンブリッジ 2,579 214.91
21 永野 すばる 相模原パークレーンズ 2,576 214.66
22 藤永 北斗 N&KCo.,Ltd. / サンブリッジ 2,564 213.66
23 山本 勲 ABS 2,560 213.33
24 小野 在由 フリー 2,550 212.50
25 田中 椋也 クァトロブーム 2,547 212.25
26 菊田 樹 東名ボール 2,542 211.83
27 木村 謙太 N&KCo.,Ltd. / 狐ヶ崎ヤングランドボウル / HI-SP 2,527 210.58
28 徳久 恵大 メリーランドタケオボウル 2,522 210.16
29 山本 青空 プロショップDG、株式会社トランテックス 2,515 209.58
30 斉藤 琢哉 伊勢原ボウリングセンター 2,513 209.41