メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 スプリングシリーズ
(新狭山グランドボウル)

藤井信人が優勝決定戦245で制し、シーズントライアル通算5勝目

2026年5月19日(火)、埼玉県狭山市の新狭山グランドボウルにて、公益社団法人日本プロボウリング協会主催「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズ」が開催されました。

今大会は113名が出場し、予選8ゲーム、準決勝4ゲーム、上位8名によるシュートアウト方式の決勝で優勝が争われました。会場は新狭山グランドボウル、レーンコンディションはBW52L。長めのコンディションの中で、予選から高スコアが続出し、最終的にはトップシードの藤井信人がそのまま頂点に立ちました。

今大会を制したのは、藤井信人(ITカンファー株式会社/HI-SP所属)。予選8ゲームを1,901ピン、アベレージ237.62でトップ通過すると、準決勝を終えた通算12ゲームでも2,761ピン、アベレージ230.08で1位を守り、決勝トップシードを獲得しました。優勝決定戦では、1stマッチ、2ndマッチを勝ち上がってきた森本健太245対206で下し、シーズントライアル5勝目を飾りました。

 

決勝

決勝は、8名によるシュートアウト方式で行われました。

まず5位から8位通過の4名による1stマッチを実施し、最上位者が2ndマッチへ進出。続いて2位から4位通過の3名と1stマッチ勝者の計4名で2ndマッチを行い、その勝者がトップシードと優勝決定戦を戦う形式です。

1stマッチでは、8位通過の森本健太が265をマーク。宮澤拓哉の230、山﨑雄太郎の199、柿沼貴史の158を上回り、2ndマッチへ進出しました。

続く2ndマッチでも森本健太が224を打ち、熊沢颯の194、西山翔悟の190、永野すばるの170を抑えて優勝決定戦へ。8位通過から連続で勝ち上がる見事な展開で、トップシードの藤井信人への挑戦権をつかみました。

優勝決定戦は、藤井信人対森本健太。森本は序盤から粘りを見せましたが、藤井は中盤以降も大きく崩れず、最後まで主導権を渡しませんでした。藤井が245をマークし、森本の206を上回って優勝。予選、準決勝、決勝を通じて安定感と勝負強さを見せる完全勝利となりました。

 

決勝スコア詳細

 優勝決定戦

  藤井信人:245
  森本健太:206

 シュートアウト2ndマッチ

  森本健太:224
  熊沢颯:194
  西山翔悟:190
  永野すばる:170

 シュートアウト1stマッチ

  森本健太:265
  宮澤拓哉:230
  山﨑雄太郎:199
  柿沼貴史:158

 

入賞者リスト

順位氏名所属 / 用品契約賞金
優勝藤井信人ITカンファー株式会社/HI-SP231,000円
第2位森本健太蒲田イモンボウル/HI-SP166,300円
第3位永野すばる相模原パークレーンズ110,800円
第4位西山翔悟ITカンファー株式会社/HI-SP101,600円
第5位熊沢颯高尾スターレーン92,400円
第6位山﨑雄太郎ユーカリボウル83,100円
第7位宮澤拓哉パークレーン高崎・上武大学/サンブリッジ73,900円
第8位柿沼貴史フリー64,600円

 

準決勝

準決勝は、予選を通過した60名が4ゲームを投球し、予選8ゲームとの通算12ゲームで上位8名が決勝へ進出しました。

トップ通過は藤井信人。予選8ゲームを1,901ピンで首位通過すると、準決勝では170、214、295、181の860ピンを加え、通算2,761ピンまで伸ばしました。準決勝3ゲーム目の295が大きく、トップシードを守る決定打となりました。

2位通過は永野すばる。予選では1,881ピン、アベレージ235.12で2位につけ、準決勝でも846ピンを加えて通算2,727ピン。藤井に34ピン差まで迫りましたが、トップシードには届かず、それでも安定した内容で決勝へ進みました。

3位は西山翔悟で通算2,654ピン。予選では9位でしたが、準決勝で255、206、297、203の961ピンを打ち、順位を大きく押し上げました。4位は熊沢颯で通算2,638ピン。こちらも準決勝で969ピン、アベレージ242.25と強烈な追い上げを見せました。

5位は山﨑雄太郎の2,624ピン、6位は宮澤拓哉の2,622ピン、7位は柿沼貴史の2,586ピン、8位は森本健太の2,585ピン決勝進出ラインは2,585ピンとなり、9位の藤村隆史は2,563ピンで、わずか22ピン差で決勝進出を逃しました。

この準決勝では、西山翔悟、熊沢颯、柿沼貴史、森本健太らが大きくスコアを伸ばし、予選順位からの入れ替わりも目立ちました。特に森本は8位で決勝に滑り込みながら、その後のシュートアウトで第2位まで駆け上がることになります。

 

予選

予選は113名が8ゲームを投球し、上位60名が準決勝へ進出しました。

予選トップは藤井信人。前半4ゲームで924ピンを打つと、後半も246、206、257、268の977ピンを加え、合計1,901ピン、アベレージ237.62で首位通過を果たしました。前半、後半ともに大きな落ち込みがなく、終始高い安定感を示しました。

2位は永野すばる。前半4ゲームで954ピンを打ち、後半も927ピンを加えて合計1,881ピン、アベレージ235.12。3位は山﨑雄太郎1,864ピン、アベレージ233.00。上位3名はいずれもアベレージ233点以上という高水準の争いとなりました。

4位は宮澤拓哉の1,776ピン、5位は藤村隆史の1,761ピン。6位には積田蒼生が1,710ピンで入り、7位は斎藤祐太、8位は梅澤快之と続きました。

一方で、後半に大きく順位を上げた選手もいました。柿沼貴史は前半756ピンで69位でしたが、後半に288、278を含む937ピンを打ち、合計1,693ピンで10位通過。上江洲琉心も後半6ゲーム目に298をマークするなど、終盤に存在感を見せました。

 

記録

今大会では、水野耕佑が準決勝1ゲーム目の5フレーム、16レーンで7-10スプリットメイドを達成しました。JPBA公認第213号で、自身2回目の達成となります。

パーフェクトゲームではありませんが、7-10スプリットメイドは非常に難度の高い記録であり、今大会の大きなトピックの一つとなりました。

 

解説とまとめ

今大会の最大の見どころは、藤井信人の安定感と、森本健太の決勝での勝ち上がりでした。

藤井は予選トップ、準決勝トップ、決勝トップシードからの優勝と、まさに横綱相撲ともいえる内容でした。予選では1,901ピン、準決勝を含めた通算12ゲームでは2,761ピン。さらに優勝決定戦でも245を打ち切り、最後まで主役の座を譲りませんでした。

一方、森本健太は8位通過からの快進撃が印象的でした。1stマッチで265、2ndマッチで224をマークし、下位シードから一気に優勝決定戦へ進出。優勝には届かなかったものの、シュートアウト方式の醍醐味を体現する戦いぶりでした。

シーズントライアルの決勝は1ゲーム勝負であり、通算成績の優位だけでは勝ち切れません。トップシードには待ち受ける難しさがあり、挑戦者には勢いを生かせるチャンスがあります。その中で藤井は、予選から積み上げた強さを最後の1ゲームでも証明しました。

メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズ新狭山グランドボウル大会は、藤井信人のシーズントライアル5勝目森本健太の8位通過からの準優勝、そして水野耕佑の7-10スプリットメイド達成と、多くの見どころを残した大会となりました。今後のJPBAシーズンに向けても、藤井のさらなる勝利数、若手・中堅勢の追い上げ、そしてシュートアウトならではのドラマに注目が集まりそうです。

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