ジョン・ジャナウィッツが圧巻の首位発進
PBA50ノーフォーク・クラシック予選初日で1,819ピン

初めての会場で、いきなり大会を支配

2026年PBA50ノーフォーク・クラシックの予選初日が行われ、ジョン・ジャナウィッツが7ゲーム合計1,819ピンを記録し、首位に立った。

ジャナウィッツが会場のAMFノーフォーク・レーンズで投球したのは、前日に行われた公式練習が初めてだった。会場経験がほとんどない状況で迎えた予選だったが、その不安を感じさせる場面はなかった。

7ゲームの平均スコアは約259.9。 2位のマーク・ターキントンに92ピン差をつける圧倒的なスタートとなった。

短いオイルパターンを得意とするジャナウィッツは、レーン変化を先読みした積極的なアジャストと、大会に合わせて準備したボールを武器に、予選初日から優勝候補として強烈な存在感を示した。

 

開始直後からストライクを量産

第1ゲームは10連続ストライクの286

ジャナウィッツは第1ゲームから会場を沸かせた。

ゲーム開始から10投連続でストライクを重ね、パーフェクトゲーム達成への期待を高めたが、11投目で6番ピンと7番ピンが残るスプリット。惜しくも300には届かなかったものの、286というビッグゲームで予選をスタートした。

その後も勢いは止まらない。

第2ゲームで254、第3ゲームでは277を記録し、最初の3ゲームで合計817ピン。 3ゲーム平均は272点を超え、序盤から一気に首位争いをリードした。

初めて訪れた会場との相性について、ジャナウィッツは冗談交じりに次のように語った。

「今のところ、ここがかなり気に入っています。夏のリーグに参加してみようかな」

軽快なコメントの裏には、レーンコンディションを早い段階でつかめた手応えがあった。

 

200から即座に立て直した修正力

ただし、7ゲームすべてが順調だったわけではない。

途中で入ったレーンペアでは、左右のレーンが大きく異なる動きを見せた。その影響もあり、ジャナウィッツはこのゲームを200で終えている。

ハイスコアが続く展開では、200でも順位を落としかねない。実際、この日のジャナウィッツにとって唯一、思い通りに試合を運べなかったゲームだった。

しかし、その直後の対応が圧巻だった。

続くゲームで279、さらに276を記録し、最終ゲームも247でまとめた。ひとつの苦しいゲームを引きずることなく、すぐにレーンを読み直し、再びストライクを重ねた。

ジャナウィッツは自身の投球を次のように振り返っている。

「幸運にも、すぐに狙うラインを見つけることができました。その後は、レーンの変化に合わせて少しずつ内側へ移動できました」

また、この日は大会全体がハイスコアになると予想していたという。

「スコアはかなり高くなると思っていました。変化への対応が遅れないように、できる限り先回りして動くことを意識しました。1ゲームを除けば、ほとんどすべてがうまくいきました」

レーンが変化してから慌てて対応するのではなく、ボールの動きが変わる兆候を見逃さず、早めに投球ラインを修正する。その判断力が、他の選手との差を広げる大きな要因となった。

 

得意のショートパターンで強みを発揮

今大会で採用されているのは、38フィートのホルマン・オイルパターンだ。

ジャナウィッツは以前から、比較的短いオイルパターンを得意としている。今シーズンも、36フィートのパターンで行われたバラード・チャンピオンシップで優勝しており、今回もその相性の良さを存分に発揮した。

前戦のバド・ムーア・プレイヤーズ・チャンピオンシップでは34位に終わっていただけに、今大会での好スタートには大きな意味がある。

「これまでのキャリアでも、短いパターンでは良い感触を得られることが多くありました。今日は、この大会のために2個のボールを用意し、主にその2個を使ってスコアを作りました」

使用したのは、ストームの「コンセプト」とロトグリップの「ウィキッド・グレムリン」だった。

短いオイルパターンではウレタンボールが選択肢になることも多いが、ジャナウィッツはこの日のレーンには適していないと判断した。

「今日はウレタンを投げませんでした。自分にとって良い動きには見えなかったからです」

一般的なセオリーに頼るのではなく、実際のレーンとボールの動きを見極めて選択する冷静さも、好スコアにつながった。

 

ターキントンが2位、3位以下は接戦

予選初日2位につけたのはマーク・ターキントンだった。

ターキントンは235、268、218、258、258、211、279を記録。7ゲーム合計1,727ピン、プラス327でジャナウィッツを追っている。

大きく崩れるゲームを作らず、最終ゲームでは279をマーク。首位とは92ピン差があるものの、予選後半に向けて好位置を確保した。

3位はジョン・ラコスキー

ラコスキーも序盤から高いスコアを並べ、277、290、249で最初の3ゲームを合計816ピンとした。これは、ジャナウィッツの817ピンにわずか1ピン差という好スタートだった。

後半は223、239、228、202とペースを落としたものの、合計1,708ピン、プラス308で3位につけている。

そのラコスキーをわずか1ピン差で追うのが、1,707ピンのトム・ヘス。5位には1,697ピンのジェフリー・キャンベルが入った。

首位のジャナウィッツが一歩抜け出している一方で、3位以下は僅差となっている。予選後半では、わずかなミスや1回のビッグゲームが順位を大きく動かす可能性がある。

 

予選初日終了時点のトップ10

1. John Janawicz 1,819 total pinfall (+419)
2. Mark Tarkington 1,727 (+327)
3. Jon Rakoski 1,708 (+308)
4. Tom Hess 1,707 (+307)
5. Jeffrey Campbell 1,697 (+297)
6. Parker Bohn III 1,664 (+264)
7. Tom Adcock 1,635 (+235)
8. Pete Dohan Jr. 1,634 (+234)
9. John Burkett 1,620 (+220)
10. Ronald Simms Jr. 1,611 (+211)

 

上位26人が次のラウンドへ

今大会には76人が出場している。

選手たちは水曜日の米国東部時間正午から、予選最後の7ゲームを投球する。合計14ゲーム終了時点で上位26人に入った選手が、木曜日に行われるアドバンサーズラウンドへ進出する。

予選初日終了時点の26位、いわゆるカットラインはミッチ・サックスで、1,567ピン、プラス167となっている。

首位のジャナウィッツはカットラインを252ピン上回っており、次のラウンド進出に向けて極めて有利な位置にいる。一方、中位グループではスコア差が小さく、残り7ゲームでの激しい順位争いが予想される。

大会の模様はBowlTVで配信される。

 

ジャナウィッツが見せた「先回りする強さ」

初めて投球する会場で、7ゲーム平均約260という驚異的なスコアを記録したジョン・ジャナウィッツ。

第1ゲームの286や、序盤3ゲームの817シリーズはもちろん圧巻だった。しかし、予選初日で最も評価すべきなのは、200に終わったゲームの直後に279、276と立て直した修正力だろう。

短いオイルパターンとの相性、大会に合わせたボール選択、そしてレーン変化を先読みする判断力。 これらがかみ合い、2位に92ピン差をつける首位発進につながった。

もっとも、予選はまだ半分を終えた段階にすぎない。ゲーム数が増えればレーンコンディションはさらに変化し、初日とは異なる対応を迫られる可能性もある。

ジャナウィッツがこのまま首位を守り、優勝争いを主導するのか。 それともターキントンやラコスキー、ヘスら上位勢が差を縮めるのか。

予選最終7ゲームでは、ハイスコアだけでなく、変化するレーンを誰が最も正確に読み切るかが勝負の鍵となりそうだ。