女子プロボウリングの頂上決戦、神戸・六甲へ
第42回六甲クイーンズオープン開催

女子ボウリング界の注目大会が、神戸・六甲で開幕へ

女子プロボウリング界の注目トーナメント「第42回六甲クイーンズオープントーナメント」が、2026年7月10日(金)から11日(土)までの2日間、兵庫県神戸市灘区の神戸六甲ボウルで開催される。

今大会は、株式会社サザンモール六甲が主催し、公益社団法人日本プロボウリング協会が公認する公式戦。神戸市、神戸市教育委員会、神戸市灘区役所、神戸商工会議所、神戸新聞社、デイリースポーツ、サンテレビジョン、ラジオ関西など、地域行政やメディア、スポーツ関係団体が後援に名を連ねる。神戸・六甲エリアに根差した大会でありながら、全国のボウリングファンからも注目を集める一戦だ。

会場となる神戸六甲ボウルは、AMF40レーンの合成レーンを備えるボウリング場。大会には、2026年JPBA女子トーナメントプロ85名女子アマチュアボウラー10名、計95名が出場予定となっている。トッププロと実力派アマチュアが同じ舞台に立ち、2日間にわたって女王の座を争う。

今大会の賞金総額は750万円優勝賞金は200万円で、その中には優勝副賞50万円も含まれる。さらに、決勝ラウンドロビンからTV決勝までを対象としたパーフェクト賞として総額100万円、予選から準決勝までを対象としたパーフェクト賞として5万円が用意されている。昨年大会より賞金総額が50万円増額されている点も、今大会の大きなトピックといえる。

単なる一大会にとどまらず、シーズンの流れやランキング争いにも影響を与える重要な舞台。六甲のレーンで、女子ボウリング界の実力者たちがどのような戦いを見せるのか。開幕前から期待が高まっている。

 

95名から頂点へ。予選、準決勝、ラウンドロビン、TV決勝の濃密な2日間

初日は95名によるサバイバル予選

第42回六甲クイーンズオープントーナメントは、2日間という短期決戦でありながら、競技内容は非常に濃密だ。初日の予選から最終日のTV決勝まで、選手には技術、体力、集中力、そして勝負どころでの精神力が求められる。

大会初日の7月10日(金)は、開会式の後、予選10ゲームが行われる。出場するのはプロ85名とアマチュア10名の計95名。予選では前半5ゲーム、後半5ゲームを投球し、10ゲームのトータルピン上位32名が準決勝へ進出する。

スケジュールでは、8時30分から選手受付が始まり、9時30分に選手集合。10時から開会式が行われ、10時30分から15分間の練習ボールを経て、10時45分から予選前半5ゲームがスタートする。休憩を挟み、15時10分から予選後半5ゲームを実施。18時30分には、準決勝へ進む32名が決まる予定だ。

95名から32名へと一気に絞られる予選は、まさにサバイバルラウンドである。序盤で大きく出遅れると挽回は容易ではない。一方で、長丁場の10ゲームだからこそ、数ゲーム単位で流れが変わる可能性もある。選手に求められるのは、派手なビッグゲームだけではなく、レーン変化を読み、ミスを抑え、着実にスコアを積み重ねる総合力だ。

 

最終日は準決勝から決勝ラウンドロビンへ

最終日の7月11日(土)は、さらに緊張感が増す。まず9時45分から準決勝5ゲームが行われる。初日の予選10ゲームと合わせた通算15ゲームのトータルピンにより、上位8名が決勝ラウンドロビンへ進出する。ここまで勝ち残るには、1日目の勢いだけでは足りない。翌朝のコンディション変化に対応し、再び高い集中力で投げ切る力が不可欠となる。

準決勝を突破した8名は、12時30分から決勝ラウンドロビンに臨む。ラウンドロビンは、8名による総当たり戦7ゲームにポジションマッチ1ゲームを加えた計8ゲームで実施される。予選・準決勝のトータルピンを持ち込み、さらにボーナスポイント方式で順位を争うため、単純なスコア勝負にとどまらない駆け引きが生まれる。

ラウンドロビンの魅力は、選手同士の直接対決にある。相手より1ピンでも多く倒すことが、順位を押し上げる大きな要素になる。ここでは、レーン攻略だけでなく、対戦相手の勢い、自分の順位、ポイント差を意識した戦い方も重要になる。観戦者にとっても、順位が刻々と変わるスリリングな時間帯となるだろう。

 

TV決勝はステップラダー方式で女王を決定

15時15分には、トータルポイント上位4名がTV決勝へ進出する。TV決勝は16時から行われ、4名によるステップラダー方式で優勝者を決定する。4位決定戦、3位決定戦、優勝決定戦を経て頂点が決まる形式で、トップシードが優勝決定戦で敗れた場合には再決定戦が行われる。

ステップラダー方式は、ボウリングの決勝戦ならではの緊張感を生む。下位シードの選手は、勝ち上がるごとに勢いを増していく可能性がある。一方、上位シードの選手は、少ないゲーム数で力を発揮しなければならない。とくにトップシードは、長い戦いを勝ち抜いてきたアドバンテージを持ちながらも、最後の大一番で結果を出す必要がある。技術だけでなく、勝負勘と精神力が問われる舞台だ。

 

賞金総額750万円、年間ポイント争いにも影響

賞金面でも、今大会は選手にとって大きな意味を持つ。優勝賞金は200万円2位は100万円3位は62万円4位は50万円。5位以下にも賞金が設定され、32位まで賞金が授与される。さらに女子ポイント表では、優勝者に800ポイント2位に650ポイント3位に560ポイントが与えられる。年間を通した戦いを考えても、六甲クイーンズオープンでの上位進出は大きな価値を持つ。

 

会場観戦・テレビ放映・ライブ配信でも楽しめる

また、ファンにとっても楽しみ方は幅広い。現地観戦では、7月10日(金)の立ち見観戦チケットが税込2,000円7月11日(土)が税込2,500円で当日販売される予定。指定席については、SS席4名が税込10,000円ソファ席12名が税込5,000円と案内されている。詳細は大会ホームページなどで順次案内される見込みだ。

現地に足を運べないファンに向けては、テレビ放映とライブ配信も予定されている。テレビではスカイA「パーフェクトボウリング」で放映予定。ライブ配信は「JPBA LIVE 公式チャンネル」、さらに最終日は「ボウリングチャンネル」でも配信予定とされている。会場で臨場感を味わうだけでなく、自宅や外出先からでも大会の熱気を楽しめる環境が整えられている。

 

観戦ルールと選手向け注意事項

一方で、観戦時にはルールの確認も必要だ。競技中および競技フロアでの写真撮影やサイン依頼などのファンサービスは、JPBAルールにより禁止されている。テレビ中継やライブ配信が行われるため、競技中のカメラ撮影や動画撮影も不可となる。また、持参した椅子、三脚、踏み台を使った観戦や持ち込みも、トラブル防止の観点から禁止されている。選手が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を守るためにも、観戦者には節度ある応援が求められる。

選手に向けた注意事項も細かく定められている。大会前日の7月9日(木)には、プロおよび出場アマチュアを対象とした前日練習が13時30分から18時まで実施される。プロ選手のボール登録は15時から17時まで。大会で使用するボールは、前日のボール登録終了時点で「アプルーブリスト」に掲載されている必要がある。また、JPBAウレタンボール使用規制にも注意が必要で、この規定は公式戦であるためアマチュアボウラーにも適用される。

今大会では、会場内へのボール持ち込みおよびボール登録は最大12個まで可能。レーンメンテナンスにはKEGELフレックスウォーカーが使用され、コンディショナーはカレント、クリーナーはディフェンスCが用いられる。オイルパターンは別紙の「第42回六甲クイーンズ」オイルパターン表を参照する形となっており、出場選手にとっては事前の情報整理とボール選択が勝敗を左右する重要な要素になる。

ボールバッグの搬入にも注意が必要だ。センターへボールバッグを送る場合は、7月6日(月)午前10時以降に到着するよう手配することが求められている。また、トリプルバッグなどの大型ボールバッグについては宅配での送付が禁止される場合があり、重量制限については各宅配業者への確認が必要となる。細かな準備の積み重ねも、公式戦を戦ううえでは欠かせない。

 

六甲から生まれる新たなドラマに注目

第42回六甲クイーンズオープントーナメントは、女子プロボウリングの魅力を凝縮した大会である。95名が出場し、予選10ゲーム、準決勝5ゲーム、決勝ラウンドロビン8ゲーム、そしてTV決勝ステップラダーへと進む競技方式は、実力者であっても最後まで気を抜けない。安定感、爆発力、対応力、勝負強さ。そのすべてが揃わなければ、頂点には届かない。

今大会の見どころは、単に誰が優勝するかだけではない。若手選手の台頭、歴代優勝者の意地、シードプロの安定感、アマチュア選手の挑戦など、さまざまなドラマが交錯する。ラウンドロビンでの直接対決、ステップラダーでの一発勝負、そしてトップシードが敗れた場合の再決定戦。どの場面にも、勝敗を分ける緊張の一投が待っている。

また、六甲クイーンズオープンは、地域とスポーツが結びつく大会でもある。神戸市や地元メディア、商工団体、スポーツ関係団体の後援を受け、神戸六甲ボウルを舞台に全国レベルの競技が展開される。地域に根差した大会でありながら、テレビ放映やライブ配信を通じて、全国のファンへ熱戦が届けられる点も大きな魅力だ。

賞金総額750万円、優勝賞金200万円、そしてパーフェクト賞の設定。競技としての緊張感と、観戦イベントとしての華やかさを兼ね備えた今大会は、2026年シーズンの女子ボウリング界を占う重要な一戦となるだろう。

2026年7月10日、11日。神戸・六甲のレーンに、女子ボウリング界の精鋭たちが集う。栄冠を手にするのは、実績あるトッププロか、勢いに乗る新鋭か、それとも会場を沸かせる伏兵か。第42回六甲クイーンズオープントーナメントは、今年も多くのファンの記憶に残る熱戦を生み出すに違いない。