
ジェイソン・ベルモンテ、PBAスコーピオン選手権のオープニングラウンドをリード
PBAワールドシリーズ・オブ・ボウリング XVI が華々しく開幕し、ネバダ州リノのナショナル・ボウリング・スタジアムでのPBAスコーピオン選手権で、ジェイソン・ベルモンテが圧倒的なパフォーマンスを見せた。
オーストラリアのスーパースターであるベルモンテは、201人が出場する大会の開幕戦で、44フィートのスコーピオンオイルパターンの上で6ゲーム合計1,511ピンという驚異的なスコアを叩き出し、トップに立った。
1ゲームあたり251のアベレージを記録したベルモンテは、PBAワールドシリーズ・オブ・ボウリング(WSOB)の歴史において最も成功を収めた選手としての実力を見せつけた。僅差でティム・フォイ・ジュニア(1,474)、2年連続PBAワールドチャンピオンのEJ・タケット(1,436)、BJ・ムーア(1,407)、クリス・ヴィア(1,388)がトップ5に入った。
ベルモンテ、WSOBフォーマットでの強さを見せる
両手投げのスタイルを確立し、ボウリング界に革新をもたらしたベルモンテは、複数のレーンコンディションで戦うWSOBの80ゲームにも及ぶ長丁場のフォーマットを得意とする。
彼がこのフォーマットで最初に成功を収めたのは、WSOB IIIでの3タイトル獲得。それ以来、彼はこの舞台で数々の栄光を手にしてきた。
試合後、ベルモンテは世界中から集まった才能あふれる選手たちを称賛した。
「アジアやヨーロッパのボウラーたちがここに来て次のステップへ進む姿を見るのは、本当に素晴らしいことだ。それは僕の旅路でもあった。この大会は、彼らに4つのトーナメントとワールドチャンピオンシップへの挑戦の機会を与えてくれる。」
また、ベルモンテは試合に対する自身の集中力についても語った。
「今日の僕の頭の中には『ただ一投一投をしっかり投げること』だけがあった。短期決戦でも長期戦でも、調子が良いときにそれを活かせるかどうかが大事。レーンコンディションが自分に合っているときに、1投を無駄にしないこと。それができたからこそ、今日は良い結果になった。」
トップ24入りをかけた戦いが激化
PBAスコーピオン選手権は、3月5日(水)に予選第2ラウンドを迎える。ここでトップ24に入った選手のみが、同日夜のマッチプレーへ進出できる。
現在、24位のカットライン上にはイーサン・フィオレ(+137)が位置しており、次の6ゲームで好成績を残さなければ突破は難しくなる。
今後の注目スケジュール
- 3月5日(水)
- 午前9時 – Bスクワッド 予選第2ラウンド(6ゲーム)
- 午後2時30分 – Aスクワッド 予選第2ラウンド(6ゲーム)
- 午後7時 – トップ24によるマッチプレー(5ゲーム制)
この後、3月16日に16名、8名の対戦が行われ、同日午後4時(PT)からのPBAスコーピオン選手権決勝(FS1で放送)へとつながる。
WSOB XVI、次なる戦いは?
スコーピオン選手権に続き、次の3つのアニマルパターントーナメントが控えている。
- PBAバイパー選手権(3月6日〜7日)
- PBAカメレオン選手権(3月8日〜9日)
- PBAシャーク選手権(3月10日〜11日)
これらの大会はすべて、PBAワールドチャンピオンシップの予選を兼ねている。4つの大会の成績を合計し、トップ50が16ゲームのアドバンサーマッチへ進出。その後、トップ16が総当たり戦に挑むことになる。
王者への道のりは長く険しい
このWSOB XVIでPBAワールドチャンピオンになるためには、80ゲームもの過酷な戦いを勝ち抜かなければならない。しかし、これまでの歴史が証明しているように、ジェイソン・ベルモンテはこのフォーマットでこそ真価を発揮する。
果たして、彼は再びWSOBの頂点に君臨するのか? それとも、新たなスターが誕生するのか?
この激戦の模様はBowlTVで全ラウンド生配信。今後の展開を見逃すな!