2025 International Bowling Federation World Cup – Day 6
チームUSA、メダル獲得を目指し予選突破

2025年1月、香港・九龍のカイタク・スポーツパーク「トップボウル」で開催されている国際ボウリング連盟(IBF)ワールドカップにおいて、チームUSAの男子と女子がそれぞれ予選を突破し、メダル獲得の期待が高まっています。
男子チームはグループAで1位、女子チームは3位の成績を収め、両チームともトーナメント方式のマッチプレイラウンド進出を決めました。
男子チーム:グループAで堂々の首位通過
男子チームは、パッキー・ハンラハン(カンザス州ウィチタ)、クリストファー・プラザー(イリノイ州ロームヴィル)、マット・ルッソ(ミズーリ州ボールウィン)、クリス・ヴィア(オハイオ州ブラックリック)の4人で構成されています。
初日の予選では完璧な6勝0敗を記録し、2日目には5勝2敗の成績を収め、2日間合計で11勝2敗となりました。この結果、グループAの13チーム中トップの成績でラウンド16進出を果たしました。
グループAの結果は以下の通りです:
- 1位:アメリカ(11勝2敗)
- 2位:サウジアラビア(10勝3敗)
- 3位:シンガポール(9勝4敗)
さらにデンマーク、カタール、コスタリカ、クウェート、ドイツが8勝5敗で進出を決めました。
グループBでは中国とマカオが10勝3敗で首位を共有し、プエルトリコとペルーがそれに続きました。最終的な16チームが選ばれ、男子チームのトーナメントは熱戦が予想されます。
クリス・ヴィア選手は試合後、「今日は素晴らしい一日だった。負けた試合もあったが、チームのコミュニケーションや戦略はうまく機能していた」とコメントしました。また、メダル獲得に向けて「チームの士気を高く保ち、一投一投に集中することが大切」と抱負を語りました。
女子チーム:厳しい戦いを乗り越え予選3位に
女子チームはブライアンナ・コテ(アリゾナ州ツーソン)、ジリアン・マーティン(オハイオ州ストウ)、シャノン・プルホウスキー(オハイオ州デイトン)、ローレン・ルッソ(ミズーリ州ボールウィン)で構成されています。
初日には6試合中全勝で予選を順調にスタートしたものの、2日目は3勝3敗と苦戦。しかし、最終的に9勝4敗の成績を収め、13チーム中3位で予選を通過しました。
グループ内の上位チームは以下の通りです:
- 1位:マレーシア(11勝2敗)
- 2位:フィリピン(11勝2敗)
- 3位:アメリカ、ドイツ、マカオ(9勝4敗)
女子チームは、予選突破の喜びを語る一方で、課題も認識しています。ローレン・ルッソ選手は、「今日は非常に難しい試合が続いた。レーンの状態も予想以上に厳しく、思うようなショットができないことも多かったが、最後まで諦めずに戦ったことが功を奏した」と振り返りました。
さらに、メダル獲得に向けて「これからが本当の戦い。さらに精度を上げ、楽しくプレイすることが成功への鍵」と意気込みを語りました。
次なるステージ:メダル獲得に向けたトーナメント戦
男女ともにトーナメント方式のマッチプレイラウンドが1月13日(月)からスタートし、各部門で準決勝進出を目指します。試合は香港のクイーン・エリザベス・スタジアムで行われ、準決勝および決勝戦は1月14日(火)に予定されています。
男子チームは、2022年オーストラリア・クイーンズランドで開催された大会での優勝を防衛することを目標に掲げており、女子チームも前回大会で果たせなかったメダル獲得に向けたリベンジを誓っています。
両チームがどのように戦略を練り、ライバルと対峙するのか注目が集まっています。試合結果や最新情報については、公式ウェブサイトでご確認ください。