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2023 PWBAリージョナルショーダウン
ケリー・スミスが劇的な勝利で優勝!

ペンシルベニア州リティッツ出身のケリー・スミス選手が、2023年PWBA(プロフェッショナル女子ボウリング協会)リージョナルショーダウンで頂点に立ちました。16ゲームのマッチプレイを経てトップシードを獲得したスミス選手は、決勝戦でガズミン・メイソン選手を下し、賞金4,000ドルと2024年PWBAナショナルツアーの参加費免除という大きな報酬を手にしました。

激闘の決勝戦

アルマボウルから生中継された決勝戦は、最後のフレームまでもつれる緊張感溢れる展開となりました。スミス選手は203-181でメイソン選手を下し、見事にタイトルを掴みました。スミス選手は序盤の3フレームでストライクを連続し、好スタートを切ったものの、4フレーム目でガターを記録。そこで試合の流れが一瞬傾きかけましたが、すぐに立て直し、5フレーム目にストライクを決めて復調しました。

「そのショットでは、ガターに入れるか足首を壊すかの選択しかありませんでした」とスミス選手はコメントしています。「でも、1ショットずつ、1フレームずつ集中することが大事だと考えていました。」

一方のメイソン選手も堅実なプレイを見せましたが、6フレーム目の2-10スプリットが痛手となり、スミス選手に差を詰められました。試合は7フレーム終了時点で125点で並ぶ接戦となり、その後も一進一退の展開が続きました。最終フレームでスミス選手がスコア203を記録した後、メイソン選手には逆転のチャンスが残されていましたが、2-10スプリットを再び記録してしまい、タイトル奪取には至りませんでした。

決勝までの道のり

スミス選手の快進撃は、7月に行われたPWBAグレーターピッツバーグリージョナルでの優勝から始まりました。この勝利により、自動的にリージョナルショーダウンのマッチプレイへの出場権を獲得しました。

ショーダウンでは、16ゲームのラウンドロビンマッチプレイが行われ、スミス選手は7勝1敗という成績で合計3,727点を記録。ポジションラウンドでメイソン選手(3,696点)を抑えてトップシードを確保しました。

ステップラダー形式の決勝では、3位のアンドレア・ベア選手(3,691点)と4位のアシュリー・ガランテ選手(3,552点)が初戦で激突。ベア選手は第15ゲームでパーフェクト300を達成し、順位を一気に上げましたが、ガランテ選手が初戦を229-214で制して準決勝に進出しました。

準決勝では、メイソン選手が204点でガランテ選手と引き分け、延長戦の1ショットロールオフが行われました。ここでメイソン選手がストライクを決め、ガランテ選手が4-6-7スプリットを残してしまったため、メイソン選手が決勝進出を果たしました。

2023年シーズンの成果と未来への展望

スミス選手にとって、2023年は大きな飛躍の年となりました。8月のPWBAウォータールーオープンでは初のナショナルツアーショーに進出し、5位に入賞。この経験が彼女の自信をさらに深めたことは間違いありません。「過去の自分に一言伝えられるなら、『あなたはやり遂げた』と言いたいですね」とスミス選手は語ります。

今回のリージョナルショーダウンは、2023年PWBAリージョナルツアーの最終イベントで、シーズン中に9名のチャンピオンが誕生しました。彼らのうち8名がマッチプレイへの自動出場権を持ち、残りの8枠は予選で争われました。16名の選手たちは合計16ゲームを戦い、総ピン数と勝利ごとの30ボーナスポイントで順位が決定しました。

終わりに

スミス選手の劇的な勝利は、彼女の努力と集中力、そして精神的な強さを象徴するものです。この勝利を機に、2024年のPWBAナショナルツアーでさらなる活躍が期待されます。

今後のPWBAツアーや選手たちの活躍についての最新情報は、PWBA公式サイトをご覧ください。