2025 International Bowling Federation World Cup – Day 3

チームUSA、男子ボウリングシングルスで全員が32強進出!

2025年1月10日、香港・カイタクスポーツパークのトップボウルで開催された国際ボウリング連盟(IBF)ワールドカップにおいて、アメリカ代表男子チームが見事な成果を上げました。男子シングルス部門で出場した4名全員がラウンド32進出を果たし、前日同じ快挙を成し遂げた女子チームに続く形となりました。この結果、チームUSAは男女ともに注目の的となり、さらなるメダル獲得の期待が高まっています。

マット・ルッソの快進撃

ミズーリ州ボールウィン出身のマット・ルッソ選手は、再びチームUSAをけん引する活躍を見せました。第2ラウンドでは7試合中6勝を収め、平均スコア213.9を記録。この結果、ルッソ選手は13試合で12勝1敗と男子フィールド最高の成績を挙げ、グループC1でトップの座を確保しました。

ルッソ選手は成功の鍵をコーチの指導に求めています。「コーチのブライアン(オキーフ)のアドバイスが大きかったです。レーンやボールの選択について議論し、彼の見立てと私自身の感覚を信じたことで良い結果が得られました」とコメント。初出場となるワールドカップで快進撃を続ける彼は、「ブラケットで全員が別の山に入ると良いですが、自信を持って勝ち進むつもりです」と語りました。

クリストファー・プレイザーの安定感

イリノイ州ロームヴィル出身のクリストファー・プレイザー選手は、2日目のスコアでチームトップ(1,522点)を記録しました。プレイザー選手は特に第2ブロックで安定感を発揮し、平均スコア217.4を達成。グループA1で1位を確保しました。

プレイザー選手は「今日はレーンの把握がよりスムーズでした。対戦相手によって戦略を変える必要がありますが、自分の強みを活かし続けたいです」と語り、先を見据えています。

クリス・ビアの対応力

オハイオ州ブラックリック出身のクリス・ビア選手は、初日の平均スコア219.3でチーム最高のペースを維持していましたが、第2ラウンドでは198.4にやや減少。それでも4勝3敗の成績を残し、グループB2で1位タイとなり32強進出を果たしました。

ビア選手は「レーンの変化がありましたが、これからの試合で活かせる情報が得られました」と述べ、次ラウンドへの期待を高めています。

パッキー・ハンラハンの逆転劇

カンザス州ウィチタ出身のパッキー・ハンラハン選手は、2日目の序盤で苦戦したものの、後半の試合で驚異的な逆転劇を演じました。特に最後の3試合で連勝し、グループD2で3位に入りました。

ハンラハン選手は「コーチ陣の助けが大きかったです。戦略を変更し、最後にレーンの変化に対応できました」とコメント。ブラケットラウンドでも同じ戦略を継続すると語り、自信を見せました。

まとめ

チームUSAの男子選手4名は、見事にラウンド32進出を果たしました。この結果は、コーチングの力や選手たちの適応力がいかに重要であるかを示しています。一方、女子チームも同様に32強に進出しており、両チームともにメダル獲得を目指してさらなる試合に挑みます。

金曜日には男女のシングルス準々決勝、準決勝、決勝が行われ、メダルセレモニーが続きます。その後は1月11日から14日にかけて団体戦が予定されています。チームUSAのさらなる活躍に注目が集まります。


関連リンク:
チームUSA公式サイト