PBA年間最優秀選手候補5名がELITE Regionalに集結
サウスウェスト&ウェストで豪華メンバーが激突
2026年PBAを代表する選手たちがRegional Tourへ
PBA ELITE Regional Tourのサウスウェスト地区とウェスト地区で、今季屈指の豪華メンバーが集結する。
最大の注目は、2026年PBA Player of the Year候補に選ばれた5名が、この2大会に出場することだ。
サウスウェスト地区にはブランドン・ボンタ、ブーグ・クロール、スペンサー・ロバージ、ザック・ウィルキンスが参戦。ウェスト地区には、PBAツアー通算17勝を誇るアンソニー・サイモンセンが登場する。
さらに、フランソワ・ラボワ、ショーン・マルドナード、パッキー・ハンラハン、ダレン・タン、PJ・ハガティなど、PBAファンにはおなじみの実力者も多数エントリーしている。
一方で、今回のELITE Regional Tourは、単に有名選手が集まる大会ではない。
各大会では、PBAツアー優先資格を持たない選手の上位5名に12月開催のRegional Players Invitational(RPI)への自動出場権が与えられ、そのRPIでは2027年PBAツアーのPriority Status3枠が争われる。
つまり、現在のトッププレーヤーによるタイトル争いと同時に、次のPBAツアーを目指す若手やRegionalの実力者にとっても重要な一戦となる。
今週末のサウスウェスト、ウェスト両地区では、どのような選手たちが激突するのか。大会方式とともに詳しく見ていきたい。
年間最優秀選手候補、ベテラン、若手が交差する注目の2大会
サウスウェスト地区にPlayer of the Year候補4名
オクラホマ州ショーニーのFireLake Bowling Centerで開催されるサウスウェスト地区では、スタンダード部門に非常に強力なメンバーがそろった。
中心となるのは、2026年PBA Player of the Year投票に名前を連ねた、
ブランドン・ボンタ
ブーグ・クロール
スペンサー・ロバージ
ザック・ウィルキンス
の4名だ。
さらにボンタとロバージは、2026年Rookie of the Year候補にも選ばれている。
つまり今回のサウスウェスト地区では、今季PBAで高い評価を受けた選手たちが、Regional Tourという舞台で直接対決することになる。
しかし、優勝争いはこの4名だけに限定されそうにない。
フランソワ・ラボワ、ショーン・マルドナード、パッキー・ハンラハン、AJ・チャップマン、デオ・ベナード、エリック・ジョーンズ、ケビン・ウィリアムズなど、豊富な経験を持つ選手たちも参戦する。
PBAツアーで実績を積んできた選手と、Regional Tourを主戦場とする選手が同じ条件で争うことこそ、ELITE Regionalの大きな魅力だ。
FireLakeで実績を残している選手にも注目
会場となるFireLake Bowling Centerでは、直近2回のFireLake Invitationalをショーン・マルドナードとTJ・ロックが制している。
特定の会場では、レーンの特徴だけでなく、アプローチやピンの飛び方、オイル変化への対応など、過去の経験が大きな武器になることもある。
その意味でも、FireLakeで結果を残している選手の存在は無視できない。
さらに注目したいのがデオ・ベナードだ。
ベナードはわずか22歳ながら、すでにRegionalタイトル16勝を記録している。
しかも、Regional Players Invitationalの現王者でもある。
年齢だけを見れば若手に分類されるが、Regional Tourで積み上げてきた実績はすでにトップクラス。今回も優勝争いに加わってくる存在として注目される。
シニア部門にもRegionalの実力者が集結
サウスウェスト地区ではシニア部門も見逃せない。
リック・ベナード、トニー・フランクリン、ロバート・ローレンス、ジョン・デラニー、ディノ・カスティーヨ、クリス・ウォーレンらが出場する。
なかでもクリス・ウォーレンは、長年Regional Tourで活躍してきた代表的な選手の一人だ。
Regional Tourでは、若手の勢いだけでなく、長年さまざまなコンディションを経験してきたベテランの対応力も大きな武器となる。
スタンダード部門とはまた違った、経験と精度が問われる戦いになりそうだ。
親子で戦う選手たちもELITE Regionalの見どころ
今回のサウスウェスト地区では、親子で同じ大会に出場する選手が複数いることも特徴となっている。
ベナード親子に加え、ジョン・デラニーの息子クリス、そしてクリス・ウォーレンの21歳の息子クリス・ウォーレンIIがスタンダード部門に出場する。
父親世代がシニア部門、息子世代がスタンダード部門で戦うケースもあり、世代を超えてPBA Regional Tourの舞台に立つ姿を見ることができる。
トップレベルのボウリングが世代を超えて受け継がれていくという点でも、Regional Tourならではの興味深い構図と言えるだろう。
Wichita State勢を中心とした若手にも注目
将来性という意味では、サウスウェスト地区の若手選手も非常に興味深い。
エルネスト・レイノソ、20歳のトレイ・ヘンリクスマイヤー、ジョシュ・ハモンズ、コナー・フレミング、ブレイデン・マラスチ、ケイデン・ホワイト、ジャクソン・ウィギントンらが参戦する。
この中にはJunior Team USA経験者や、Wichita State Universityでプレーする選手も含まれている。
Wichita Stateはアメリカ大学ボウリング界を代表する強豪校の一つであり、PBAへ進む選手を数多く輩出してきた。
今回も現役、OBを含め、黒と黄色のユニフォームを目にする機会が多くなりそうだ。
ELITE Regional Tourは、完成されたトッププレーヤーを見る場所であると同時に、次のスター候補を発見できる舞台でもある。
サウスウェストは48フィート、ステップラダーなし
大会方式も重要なポイントだ。
サウスウェスト地区では土曜日に2シフトで予選を実施し、各選手が7ゲームを投球する。
その後、スタンダード、シニア両部門で上位3分の1が日曜日の次ラウンドへ進出。
日曜日にはさらに4ゲームを投球し、そこから各部門上位8名がラウンドロビン方式のマッチプレーへ進む。
そして今回の特徴は、ステップラダー決勝が行われないことだ。
最終的には大会を通したピンフォールの合計によって順位が決定する。
一発勝負の決勝で爆発するだけではなく、予選から最後まで高いスコアを積み重ねる必要がある。
使用されるオイルパターンは48フィート。
比較的長めのパターンとなるだけに、オイルへの対応力やボール選択、ラインの変化への判断も重要になりそうだ。
ウェスト地区最大の注目はアンソニー・サイモンセン
カリフォルニア州ベンチュラのBuena Lanesで行われるウェスト地区では、アンソニー・サイモンセンが最大の注目選手となる。
サイモンセンはPBAツアー通算17勝を誇り、2026年Player of the Year候補にも選出された。
世界トップクラスの両手投げ選手がRegionalのフィールドでどのようなボウリングを見せるのかは、大きな見どころになる。
さらにダレン・タンも参戦する。
タンは、片手投げと両手投げの両方でPBAタイトルを獲得した初の選手であり、現在のPBAでも非常に個性的なキャリアを持つ選手だ。
そのほかジェイク・ピーターズも出場し、PJ・ハガティは自身22個目となるRegionalタイトルを狙う。
ウェスト地区も、Regional大会とは思えないほど豪華な顔ぶれとなっている。
ダラス・レオンは2週連続優勝を狙う
直近の勢いで注目したいのがダラス・レオンだ。
レオンは前週開催されたNorthwest Regionalのスタンダード部門で優勝しており、今大会では2大会連続優勝を狙う。
ただし、その前週の大会で長時間リーダーを守っていたニコラウス・フライバーグも今回出場する。
フライバーグは最終ゲームでレオンに逆転されたものの、23歳ながら直近11か月でRegionalタイトルを2勝している。
勢いのある若手同士が再び同じ大会で対戦することで、前週から続くストーリーにも注目したい。
さらに、23歳のハンター・メイズ、24歳のマイケル・ロエラ、22歳の左投げで国際選手でもあるベン・ロビンソンなど、若い選手が多数エントリーしている。
サイモンセンのようなトップ選手に若手がどこまで迫れるのか。
これもウェスト地区を見るうえで大きなポイントとなるだろう。
ウェスト地区のシニア部門にはロバート・スミス
シニア部門ではロバート・スミスが登場する。
スミスはRegionalタイトル10勝に加え、PBAのナショナルタイトルを7勝。2000年U.S. Open優勝という大きな実績も持つ。
マイケル・ホーゲンJr.も2つのツアーを合わせて約30のRegionalタイトルを獲得している。
さらに、リッチ・コーウィンはPBA50 West Regionのポイントランキングをリード。
デビッド・レバレッジもシニアRegionalタイトル6勝に加え、直近4年間で3度West Region Senior Player of the Yearに選出されている。
シニア部門も、実績だけを見ればスタンダード部門に負けないほど豪華な顔ぶれとなっている。
ウェスト地区は43フィートを使用
ウェスト地区でも、土曜日に7ゲームの予選を実施する。
上位3分の1が日曜日へ進み、4ゲームの次ラウンドを経て、スタンダード、シニアそれぞれの上位8名がラウンドロビンのマッチプレーへ進出する。
サウスウェスト地区との大きな違いの一つがオイルパターンだ。
サウスウェストが48フィートなのに対し、ウェスト地区では43フィートが採用される。
5フィートの違いは数字だけを見ると小さく感じるかもしれないが、ボウリングではボールの選択や立ち位置、ブレークポイントの作り方に大きく影響する可能性がある。
同じELITE Regional Tourでも、地区によって異なるレーン攻略が要求されることになる。
本当の勝負は2027年PBAツアーへ続いている
今回のELITE Regional Tourで重要なのは、目の前の優勝だけではない。
各大会では、PBAツアーの優先資格を持たない選手の上位5名に、12月開催のPBA Regional Players Invitationalへの自動出場権が与えられる。
そしてRPIでは、2027年PBAツアーで使用できるPriority Status3枠が争われる。
Regional Tourで上位に入り、RPIへ進出し、そこでさらに結果を残せばPBAツアーへの道が開ける。
トップ選手にとってはタイトルを積み重ねる大会。
若手やRegionalを主戦場とする選手にとっては、キャリアを変える可能性のある大会。
この二つが同時に存在することが、現在のELITE Regional Tourの大きな価値と言える。
今週末の結果が、2027年PBAツアーの顔ぶれに直接つながっていく可能性がある。
トップ選手を見るだけでは終わらないELITE Regional
今回のPBA ELITE Regional Tourでは、2026年Player of the Year候補5名をはじめ、多くの実力者がサウスウェストとウェストの2地区に集結する。
サウスウェストではブランドン・ボンタ、ブーグ・クロール、スペンサー・ロバージ、ザック・ウィルキンス。
ウェストではアンソニー・サイモンセン。
さらに、フランソワ・ラボワ、ショーン・マルドナード、デオ・ベナード、ダレン・タン、PJ・ハガティ、ダラス・レオンなど、注目選手が数多く出場する。
しかし、今回の大会を見るうえで忘れてはいけないのは、有名選手の優勝争いだけが見どころではないということだ。
大学ボウリングやJunior Team USAから成長してきた若手。
Regional Tourで実績を積み上げてきた選手。
そして、もう一度上の舞台を目指すベテラン。
さまざまな立場の選手が同じレーンで競い、その先にはRPI、さらに2027年PBAツアーへの道が続いている。
現在のスターと、次のスター候補が同じ大会でぶつかる。
それこそがELITE Regional Tour最大の魅力だろう。
サウスウェストでは48フィート、ウェストでは43フィートという異なるオイルパターンが採用され、それぞれの環境への適応力も試される。
優勝者はもちろん、誰がRPIへの権利をつかみ、そこから2027年PBAツアーへの道を切り開いていくのか。
今週末のELITE Regionalは、今季のRegional Tourを追ううえで重要な2大会となりそうだ。
各大会の予選ラウンドは、BowlTVまたは無料広告付きチャンネルのBowling TVでライブ配信される予定となっている。