メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 サマーシリーズ
(アソビックスびさい)

安里秀策がシュートアウトを制して優勝
福丸哲平との優勝決定戦を201対170で制し、シーズントライアル3勝目

2026年7月7日、愛知県一宮市のアソビックスびさいで、「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 サマーシリーズ」が開催されました。

大会には男子プロ74名が出場。予選8ゲームの上位39名が準決勝へ進み、予選との通算12ゲームで上位8名が決勝へ進出しました。決勝は、各ステージを1ゲームで争うシュートアウト方式で行われています。

優勝したのは、59期生の安里秀策。予選を1,919ピン、アベレージ239.87で2位通過すると、準決勝終了時点でも通算2,779ピン、アベレージ231.58で2位をキープ。決勝では2ndマッチを225で勝ち上がり、優勝決定戦でトップシードの福丸哲平201対170で退けました。

安里にとっては、2024年スプリング&サマーシリーズ以来となるシーズントライアル3勝目。長丁場で上位を維持しながら、最後の1ゲーム勝負でも勝ち切る強さを見せた大会となりました。

 

決勝

決勝は、準決勝までの通算12ゲームの順位を基にしたシュートアウト方式で実施されました。

まず5位から8位通過の4名が1stマッチを戦い、その最上位者が2ndマッチへ進出。2ndマッチでは、準決勝2位から4位の3名と1stマッチ勝者が対戦し、勝者がトップシードとの優勝決定戦に臨む形式です。

それまでに積み上げたピンは決勝に持ち越されず、各試合は1ゲームのみ。12ゲームを戦い抜く安定感に加え、短期決戦でレーンを読み切る対応力と、勝負どころでストライクを重ねる集中力が問われました。

 

シュートアウト1stマッチ

1stマッチには、準決勝5位の渡邊雄也、6位の川添奨太、7位の前田祐輔、8位の山本義達が出場しました。

ここで圧巻の投球を見せたのが川添奨太です。川添は243を記録し、渡邊雄也の212、前田祐輔の198、山本義達の185を上回って2ndマッチ進出を決めました。

シュートアウト1stマッチ結果

順位選手スコア
1川添奨太243
2渡邊雄也212
3前田祐輔198
4山本義達185

川添は準決勝6位からのスタートでしたが、この1ゲームで一気に優勝争いへ名乗りを上げました。決勝序盤から高スコアが出たことで、2ndマッチ以降の展開にも緊張感が生まれています。

 

シュートアウト2ndマッチ

2ndマッチには、準決勝2位の安里秀策、3位の髙橋俊彦、4位の立花仁貴、そして1stマッチを勝ち上がった川添奨太が登場しました。

この試合を制したのは安里秀策でした。安里は225を記録し、川添奨太の218、髙橋俊彦の205、立花仁貴の187を上回って優勝決定戦へ進出しました。

シュートアウト2ndマッチ結果

順位選手スコア
1安里秀策225
2川添奨太218
3髙橋俊彦205
4立花仁貴187

1stマッチで243を打った川添も、2ndマッチでは218と再び高いスコアを記録しました。しかし安里がそれを7ピン上回り、トップシード福丸哲平への挑戦権をつかみました。1ゲーム勝負の中で、2試合続けて高得点をそろえる難しさが表れたステージでもあります。

 

優勝決定戦

優勝決定戦は、準決勝をトップで通過した福丸哲平と、2ndマッチを制した安里秀策の対戦となりました。

福丸は予選から準決勝まで高い安定感を見せ、通算12ゲームで2,941ピン、アベレージ245.08という圧巻の内容でトップシードを獲得していました。一方の安里は2位通過から2ndマッチを勝ち上がり、最後の1ゲームに臨みました。

試合は安里が201、福丸が170。安里が31ピン差で福丸を下し、優勝を決めました。

優勝決定戦結果

選手スコア
安里秀策201
福丸哲平170

トップシードの福丸にとっては、12ゲームで大会をリードしながらも、最後の1ゲームで流れをつかみ切れない悔しい結果となりました。一方の安里は、決勝2試合で225、201とまとめ、短期決戦での勝負強さを示しました。

 

入賞者リスト

順位選手所属・用品契約賞金
優勝安里秀策株式会社コロナワールド152,200円
第2位福丸哲平株式会社グランドボウル109,600円
第3位髙橋俊彦サンパークレーン73,000円
第4位立花仁貴洛陽総合高等学校66,900円
第5位川添奨太ハイ・スポーツ社60,900円
第6位渡邊雄也株式会社グランドボウル54,800円
第7位前田祐輔NPO法人ライフアップサポート48,700円
第8位山本義達フリー42,600円

なお、今大会でのパーフェクトゲーム達成者はありませんでした。

 

準決勝

準決勝は、予選を通過した39名による4ゲームで行われました。予選8ゲームとの通算12ゲームで、上位8名が決勝へ進出しています。

トップシードを獲得したのは福丸哲平でした。予選を1,999ピン、アベレージ249.87で首位通過すると、準決勝でも213、244、224、261の計942ピンを加算。通算2,941ピン、アベレージ245.08で首位を守りました。

2位は安里秀策。準決勝4ゲームは860ピン、アベレージ215.00でしたが、予選で築いた貯金を生かし、通算2,779ピンで決勝2位通過となりました。

3位は髙橋俊彦で通算2,738ピン、4位は立花仁貴で通算2,737ピン。両者の差はわずか1ピンでした。5位の渡邊雄也は準決勝で999ピン、アベレージ249.75を記録し、予選13位から一気に決勝圏内へ浮上しています。

決勝進出ラインとなった8位は山本義達2,664ピン。9位の山本青空、10位の山下秀人はいずれも2,663ピンで、決勝進出までわずか1ピン差でした。12ゲームを通じた1投、1ピンの重みが際立つ結果となっています。

 

予選

予選は74名による8ゲームで行われ、上位39名が準決勝へ進出しました。

予選トップは福丸哲平。247、213、254、257、279、259、279、211と高水準のスコアを並べ、8ゲーム合計1,999ピン、アベレージ249.87を記録しました。前半4ゲームは971ピン、後半4ゲームは1,028ピン。後半にさらにスコアを伸ばし、首位で準決勝へ進んでいます。

2位は安里秀策1,919ピン、アベレージ239.87。3位は髙橋俊彦1,844ピン、アベレージ230.50。4位には64期生の山本青空が1,827ピンで入り、5位には立花仁貴が1,821ピンで続きました。

準決勝進出ラインは39位の上田晋也1,597ピン、アベレージ199.62。40位の大久保雄矢は1,594ピンで、わずか3ピン差で予選通過を逃しています。予選段階から、準決勝進出をめぐる争いは非常に厳しいものとなりました。

 

安里秀策が示した勝負どころの強さ

今大会で安里秀策が見せたのは、長丁場で上位を維持する安定感と、決勝の1ゲーム勝負で勝ち切る集中力でした。

予選を2位で通過し、準決勝後も2位をキープ。決勝では、まず2ndマッチで225を打って優勝決定戦へ進出しました。そして最後は、トップシードの福丸哲平201対170で下し、シーズントライアル3勝目を手にしています。

一方で、福丸哲平の戦いぶりも大会を象徴するものでした。予選8ゲームで1,999ピン、準決勝を含めた通算12ゲームで2,941ピンという数字は、今大会で最も高い完成度を示す内容でした。しかしシュートアウト方式では、積み上げたリードがそのまま決勝スコアに反映されるわけではありません。

だからこそ、安里の勝利には大きな意味があります。長いゲーム数を戦い抜いたうえで、最後の1ゲームにピークを合わせる。シーズントライアル特有の難しさを乗り越えた、価値ある優勝だったといえるでしょう。

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