メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 スプリングシリーズ
(ミスズボウル)

道菅真が優勝決定戦257で制し、シーズントライアル初優勝

2026年5月18日(月)、広島県広島市のミスズボウルにて、公益社団法人日本プロボウリング協会主催「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズ」が開催されました。

今大会は36名が出場し、予選8ゲーム準決勝4ゲーム、そして上位8名によるシュートアウト方式の決勝で優勝が争われました。会場はミスズボウル、レーンコンディションはBW40L。シーズントライアルらしい短期決戦の緊張感に加え、予選・準決勝・決勝を通じて随所に高スコアが生まれる大会となりました。

今大会を制したのは、道菅真(広島パークレーン/サンブリッジ所属)。準決勝終了時点では2位通過でしたが、シュートアウト2ndマッチを248で突破すると、優勝決定戦ではトップシードの潟手孝義257対187で下し、シーズントライアル初優勝を飾りました。

 

決勝

決勝は、8名によるシュートアウト方式で行われました。

まず5位から8位通過の4名による1stマッチを行い、最上位者が2ndマッチへ進出。続いて2位から4位通過の3名と1stマッチ勝者の計4名で2ndマッチを行い、その勝者がトップシードと優勝決定戦を戦う形式です。

1ゲーム勝負のため、通算順位だけでなく、その瞬間にスコアを作り切る力が問われる決勝となりました。

1stマッチでは、8位通過の井之上准己276をマークしてトップ。砂子明廣が203、宮崎大輔が216、武本真明が159という結果となり、井之上が2ndマッチへ進みました。

続く2ndマッチでは、道菅真が248を打ち、井之上准己の236、太田隆昌の225、大西翔太の196を上回って優勝決定戦へ進出。道菅は序盤から大きく崩れることなく、勝負どころでスコアを伸ばし、トップシードへの挑戦権をつかみました。

優勝決定戦は、トップシードの潟手孝義対道菅真。潟手は予選・準決勝を通算2,784ピン、アベレージ232.00で1位通過しており、今大会で最も安定した内容を見せていました。しかし、決勝の1ゲームでは道菅が流れをつかみ、257をマーク。潟手を187に抑え、逆転で頂点に立ちました。

 

決勝スコア詳細

 優勝決定戦

  道菅 真:257
  潟手 孝義:187

 シュートアウト2ndマッチ

  道菅 真:248
  井之上准己:236
  太田 隆昌:225
  大西 翔太:196

 シュートアウト1stマッチ

  井之上准己:276
  宮崎 大輔:216
  砂子 明廣:203
  武本 真明:159

 

入賞者リスト

順位氏名所属 / 用品契約賞金
優勝道菅 真広島パークレーン/サンブリッジ77,000円
第2位潟手 孝義フリー55,400円
第3位太田 隆昌青山スポーツガーデン/サンブリッジ36,900円
第4位大西 翔太丸亀スターボウル33,800円
第5位井之上准己菊陽ボウル30,800円
第6位砂子 明廣Pro shop ZIP/AREA-Do/サンブリッジ27,700円
第7位武本 真明フリー24,600円
第8位宮崎 大輔スポルト福岡21,500円

 

準決勝

準決勝は、予選を通過した18名が4ゲームを投球し、予選8ゲームとの通算12ゲームで上位8名が決勝へ進出しました。

トップ通過は潟手孝義。予選8ゲームでは1,791ピン、アベレージ223.87で9位でしたが、準決勝で300、265、217、211993ピンを加え、通算2,784ピンまで伸ばしました。準決勝4ゲームのアベレージは248.25。特に準決勝1ゲーム目の300点が大きく、決勝トップシードを獲得する原動力となりました。

2位通過は道菅真。予選では潟手と同じ1,791ピンで8位通過でしたが、準決勝で224、237、279、246986ピンをマーク。通算2,777ピン、アベレージ231.41で決勝へ進みました。トップ通過の潟手とはわずか7ピン差で、予選・準決勝を通じて高い安定感を示しました。

3位は太田隆昌で通算2,763ピン。予選では1,904ピン、アベレージ238.00で2位につけており、準決勝では859ピンを加えて上位を維持しました。4位は大西翔太の2,741ピン、5位は砂子明廣の2,697ピン、6位は武本真明の2,696ピン、7位は宮崎大輔の2,686ピン、8位は井之上准己の2,677ピンでした。

決勝進出ラインは2,677ピン。9位の藤川大輔、10位の吉山将太はいずれも2,667ピンで、わずか10ピン差で決勝進出を逃しました。12ゲーム全体で見れば、1フレーム、1投の差が明暗を分ける厳しい争いだったといえます。

 

予選

予選は36名が8ゲームを投球し、上位18名が準決勝へ進出しました。

予選トップは砂子明廣。225、225、266、215の前半931ピンから、後半は243、278、212、279の1,012ピンを打ち、合計1,943ピン、アベレージ242.87で首位通過を果たしました。後半4ゲームで大きくスコアを伸ばした内容は圧巻で、予選段階では最も勢いのある選手でした。

2位は太田隆昌。前半954ピン、後半950ピンと安定した内容で、合計1,904ピン、アベレージ238.00を記録しました。3位は武本真明1,880ピン、アベレージ235.00。前半4ゲームでは1,001ピンを打ち、序盤から大会を盛り上げました。

4位は吉山将太の1,829ピン、5位は和田秀和の1,826ピン、6位は大西翔太の1,822ピン。7位の勝間田翔は前半29位から後半1,006ピンを打って一気に浮上し、1,810ピンで準決勝へ進みました。

優勝した道菅真は予選8位。前半は851ピンで20位とやや出遅れましたが、後半に940ピンを加えて1,791ピンまで伸ばし、準決勝進出圏内へ入りました。この後半の立て直しが、最終的な優勝への大きな布石となりました。

 

パーフェクトゲーム

今大会では、2名がJPBA公認パーフェクトゲームを達成しました。

岡野秀幸は予選5ゲーム目、33・34レーンで300点を達成。JPBA公認第1778号で、自身7回目の公認300となりました。

潟手孝義は準決勝1ゲーム目、27・28レーンで300点を達成。JPBA公認第1779号で、自身の公認300です。潟手は5月15日に64期生としてプロデビューしたばかりであり、早くも大きな記録を残す形となりました。

パーフェクト賞は各達成者に10,000円が贈られ、提供はミスズボウルでした。

 

解説とまとめ

今大会の最大の見どころは、潟手孝義のトップシード通過と、道菅真の決勝での勝負強さでした。

潟手は準決勝で300点を含む993ピンを打ち、通算12ゲームでトップに立つ見事な内容を見せました。特にプロデビュー直後の大会で公認300を達成し、さらに決勝トップシードまで進んだことは、今後の活躍を予感させる大きな結果です。

一方、道菅は予選前半では大きく目立つ位置にいなかったものの、後半から準決勝、そして決勝へと段階的に調子を上げていきました。シュートアウト2ndマッチで248、優勝決定戦で257。短期決戦で必要な集中力と得点力を発揮し、最後に最も強いボウリングを見せたのが道菅でした。

シュートアウト方式では、通算成績で上位にいても、最後は1ゲームで結果が決まります。だからこそ、トップシードの優位性と同時に、挑戦者側の勢いも大きな意味を持ちます。今回の道菅は、まさにその勢いを勝利へつなげた形でした。

メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 スプリングシリーズは、パーフェクトゲーム接戦の準決勝、そして道菅真の初優勝という多くの見どころを残した大会となりました。今後のJPBAシーズンに向けても、道菅の勝負強さ、潟手の新戦力としての存在感、上位陣の安定したスコアメイクに注目が集まりそうです。

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