メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 サマーシリーズ
(ドリームスタジアム太田)

江川司がトップシードを守り切る
村上拓也との優勝決定戦を239対194で制し、シーズントライアル2勝目

2026年7月2日、群馬県太田市のドリームスタジアム太田で、「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 サマーシリーズ」が開催されました。

大会には男子プロ93名が出場。予選8ゲームの上位48名が準決勝へ進み、予選との通算12ゲームで上位8名が決勝に進出しました。決勝は各ステージを1ゲームで争うシュートアウト方式で行われています。

優勝したのは、57期生で左投げの江川司。予選を1,990ピン、アベレージ248.75という圧倒的なスコアで首位通過すると、準決勝終了時も通算2,799ピンでトップシードを獲得しました。

優勝決定戦では、シュートアウト2ndマッチを勝ち上がった村上拓也と対戦。江川が239を記録し、194の村上を退けました。江川にとっては、2023年サマーシリーズ以来となるシーズントライアル2勝目です。

 

決勝

決勝は、準決勝までの通算12ゲームの順位を基にしたシュートアウト方式で実施されました。

最初に5位から8位通過の4名が1stマッチを戦い、その最上位者が2ndマッチへ進出。2ndマッチでは準決勝2位から4位の3名と1stマッチ勝者が対戦し、勝者がトップシードとの優勝決定戦に臨みます。

それまでに積み上げたピンは決勝へ持ち越されず、各試合はわずか1ゲーム。長丁場での安定感だけでなく、短い時間でレーンを読み、勝負どころでストライクを続ける力が求められました。

 

シュートアウト1stマッチ

1stマッチには、準決勝5位の加藤祐哉、6位の志摩竜太郎、7位の山下昌吾、8位の遠藤誠が出場しました。

ここで抜群の得点力を見せたのが山下昌吾です。山下は序盤からストライクを重ね、後半に入っても勢いを落とさず、最終的に258までスコアを伸ばしました。

遠藤もストライクを並べて236を記録しましたが、山下には22ピン届かず。志摩は200、加藤は162となり、山下が2ndマッチへの進出を決めました。

シュートアウト1stマッチ結果

順位選手スコア
1山下昌吾258
2遠藤誠236
3志摩竜太郎200
4加藤祐哉162

準決勝を7位で通過した山下が、決勝最初のゲームでこの日の決勝最高スコアとなる258を記録。下位シードから一気に優勝争いへ加わりました。

 

シュートアウト2ndマッチ

2ndマッチには、準決勝2位の髙井裕滋郎、3位の村上拓也、4位の吉野浩章、そして1stマッチを勝ち上がった山下昌吾が登場しました。

1stマッチとは対照的に、4選手とも大きな連続ストライクを作ることが難しい展開となります。その中で要所を締めたのが村上拓也でした。

村上は第7フレームまでスペアを交えながら着実にスコアを伸ばし、首位争いをリード。最終スコアを193とし、わずかな差で優勝決定戦への切符をつかみました。

吉野は184、1stマッチで258を記録した山下は181。髙井は178となりました。1位の村上から4位の髙井まで、わずか15ピン差という接戦でした。

シュートアウト2ndマッチ結果

順位選手スコア
1村上拓也193
2吉野浩章184
3山下昌吾181
4髙井裕滋郎178

山下が1stマッチの258から181へスコアを落としたことからも、使用レーンやオイルの変化に対応しながら、高い得点を再現し続ける難しさが表れた試合でした。

 

優勝決定戦

優勝決定戦は、準決勝をトップで通過した江川司と、2ndマッチを制した村上拓也の対戦となりました。

江川は立ち上がりから安定した投球を見せ、第5、第6フレームで連続ストライクを決めるなど、試合の主導権を握りました。

一方の村上は、第1フレームでオープンとなったものの、その後はストライクとスペアを重ねて立て直します。しかし、第4フレームのミスが響き、江川を追う展開となりました。それでも、第8、第9フレームで連続ストライクを決め、最後まで逆転の可能性を残します。

しかし、江川は終盤にさらにギアを上げ、第8フレームから5連続ストライクをマーク。239ピンでフィニッシュし、村上を45ピン差で下しました。トップシードの強さを見せつけ、見事優勝を飾りました。

優勝決定戦結果

選手スコア
江川司239
村上拓也194

 

入賞者リスト

順位選手所属・用品契約賞金
優勝江川司株式会社GENDA GiGO Entertainment194,200円
第2位村上拓也ジョイナスボウル坂東139,800円
第3位髙井裕滋郎大学ボウル/株式会社さくら/HI-SP93,200円
第4位吉野浩章フリー85,400円
第5位山下昌吾タチバナボウル77,700円
第6位加藤祐哉株式会社スポルト69,900円
第7位志摩竜太郎川口スプリングレーンズ62,100円
第8位遠藤誠フリー54,300円

 

準決勝

準決勝は、予選を通過した48名による4ゲームで争われました。予選8ゲームとの通算12ゲームで、上位8名が決勝へ進出しています。

トップシードを獲得したのは江川司でした。予選終了時点で2位の髙井に135ピンの差をつけていた江川は、準決勝でも165、247、192、205の計809ピンを記録。通算2,799ピン、アベレージ233.25で首位を守りました。

髙井は準決勝で847ピンを加え、通算2,702ピンの2位。村上は予選13位から大きく順位を上げました。準決勝では237、225、248、249と高いスコアを並べ、4ゲーム959ピン、アベレージ239.75を記録。通算2,665ピンで3位に浮上しています。

山下も準決勝で256、256、165、257の934ピンを記録し、予選16位から7位へジャンプアップ。決勝進出を果たしました。

最後の決勝進出枠となる8位は、通算2,617ピンの遠藤誠。9位の内藤広人は2,612ピンで、両者の差はわずか5ピンでした。12ゲームを通じた数投の違いが、決勝進出の明暗を分けています。

 

予選

予選は93名による8ゲームで実施され、上位48名が準決勝へ進出しました。

江川は248、237、226、256、268、237、260、258と、全8ゲームで220を超えるスコアを記録。前半967ピン、後半1,023ピン、合計1,990ピンという圧巻の内容でした。

アベレージは248.75。8ゲーム中4ゲームで250以上を記録し、安定感と爆発力の両方を示しています。

2位は髙井裕滋郎で1,855ピン。前半4ゲームで276、268、245、237を記録し、1,026ピンと好スタートを切りました。3位は後半に996ピンを積み上げた倉持悠人で、合計1,816ピン。志摩竜太郎が1,814ピンで4位に続きました。

準決勝進出ラインをめぐる争いも極めて僅差でした。48位の宮澤拓哉が1,595ピン、49位の川口健太が1,594ピン。わずか1ピン差で準決勝進出者が決まりました。

 

3選手がパーフェクトゲームを達成

今大会では、予選で3つのパーフェクトゲームが達成されました。

米澤佑哉は予選第4ゲーム、3・4レーンで300を記録。JPBA公認第1797号となり、自身初の公認パーフェクトゲームを達成しました。

同じ予選第4ゲームでは、内藤広人も19・20レーンで300を記録。JPBA公認第1798号で、自身3回目の公認パーフェクトゲームとなりました。

さらに山中麗が予選第8ゲーム、13・14レーンで300を達成。JPBA公認第1799号となり、山中にとって初の公認パーフェクトゲームとなっています。

各達成者には、ドリームスタジアム太田からパーフェクト賞として1万円が贈られました。

 

江川司が見せた12ゲームの完成度と短期決戦の強さ

今大会で江川が示したのは、単なる1ゲームの爆発力ではありませんでした。

予選では8ゲームすべてで220以上を記録し、準決勝を含めた通算12ゲームでも2,799ピン、アベレージ233.25。2位の髙井に97ピン差をつけ、トップシードを獲得しています。

シュートアウト方式では、それまでのリードが直接スコアに反映されるわけではありません。トップシードの選手も、最後の1ゲームで敗れれば優勝を逃します。

そのプレッシャーの中でも、江川は中盤の第5、第6フレームで連続ストライクを決めて主導権を握ると、終盤には第8フレームから5連続ストライクをマークし、勝利を決定づけました。長丁場で積み上げた安定感を、最後の短期決戦でも結果につなげた勝利だったといえるでしょう。

予選首位、準決勝首位、そして最終順位も優勝。江川司が大会を通じて主導権を譲らず、2023年サマーシリーズ以来となるシーズントライアル2勝目を手にしました。

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