ROUND1 GCB 2026 JPBA予選I会場(静岡・富士)
斉藤琢哉が827、田口直樹は300達成 富士で各世代が熱戦
男子レギュラーは斉藤琢哉、女子は緒方彩音が会場トップ
ラウンドワン富士店でJPBA予選第9会場を開催
「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026」JPBA予選ラウンドのI会場が2026年6月30日、静岡県富士市のラウンドワン富士店で開催された。
今大会では、年齢制限のないレギュラー部門、50歳以上のアクティブジェネレーション部門、65歳以上のグランドジェネレーション部門を男女別に実施。各選手が3ゲームの短期決戦に挑み、JPBA決勝大会またはFINALにつながるスコアを争った。
レギュラー部門は各会場で3シフトを行い、各シフト上位2名と、すでに通過した選手を除く3シフト総合スコア最上位者1名の計7名がJPBA決勝大会へ進出する。
アクティブジェネレーション部門は、各会場の男女上位2名がJPBA決勝大会への出場権を獲得。グランドジェネレーション部門は会場ごとの通過ではなく、全12会場を通じた男女それぞれの総合上位6名がFINALへ進む方式となっている。
I会場では男子レギュラー部門から公認800シリーズと2個の公認パーフェクトゲームが誕生。さらに男子アクティブジェネレーション部門でも300が記録されるなど、記録ラッシュの一日となった。
男子レギュラーは斉藤琢哉が圧巻の827
男子レギュラー部門で会場最高スコアを記録したのは、第1シフトに出場した斉藤琢哉だった。
斉藤は279、269、279と3ゲームすべてを260点以上にまとめ、合計827、アベレージ275.66を記録。I会場で群を抜くシリーズを完成させ、第1シフト首位でJPBA決勝大会進出を決めた。
この827は男子JPBA公認第346号の800シリーズで、斉藤にとって自身4回目の公認800シリーズ達成となった。3ゲームを通して大きな失投を見せず、スタートから最後まで高いストライク率を維持した内容だった。
第1シフト2位は松浦和彦。第1ゲームで300、第2ゲームでも289を記録し、最終ゲームは186ながら合計775で通過した。第1ゲームの300は男子JPBA公認第1794号で、松浦自身4回目の公認パーフェクトゲームとなった。
同じ第1シフトでは積田蒼生も第2ゲームに300を達成。228、300、229の合計757を記録し、男子JPBA公認第1795号、自身2回目の公認パーフェクトを達成した。しかし、斉藤と松浦がさらに高いスコアを残していたため、シフト上位2名には届かなかった。
山本勲、藤永北斗、吉野浩章、大沼はるかも通過
第2シフトは山本勲が266、234、257の合計757で首位。大沼はるかが259、268、218の合計745で2位となり、両者がJPBA決勝大会への出場権を獲得した。
第3シフトは藤永北斗が226、259、268の合計753でトップ。吉野浩章が203、279、264の合計746で上位2枠が決まった。
3シフト総合のスコア最上位者枠は木村晃が獲得。264、257、249の合計770、アベレージ256.66を記録し、各シフト通過者を除く最高スコアで7人目の進出者となった。
男子レギュラー部門のJPBA決勝大会進出者は、斉藤琢哉、松浦和彦、山本勲、藤永北斗、吉野浩章、大沼はるか、木村晃の7名。
女子レギュラーは緒方彩音が779でトップ
女子レギュラー部門では緒方彩音が235、268、276の合計779、アベレージ259.66で会場トップとなった。
ゲームを重ねるごとにスコアを伸ばし、第3ゲームには276を記録。3ゲームすべてを235以上にまとめる安定した投球で、第1シフト首位通過を果たした。
同シフト2位は鈴木理沙。第1ゲームに289を記録し、225、206と続けて合計720。序盤に作ったリードを生かして通過を決めた。
第1シフトでは吉川朋絵と後藤光々音が、ともに合計697を記録。吉川は236、225、236、後藤は235、239、223と、両者とも3ゲームを大きく崩すことなくまとめた。
第3シフトは野仲美咲が278、190、224の合計692で首位。今井双葉が235、218、235の合計688で2位に入り、それぞれ決勝大会進出を決めた。
スコア最上位者枠は山田悠加が獲得。247、199、247の合計693を残し、シフト上位2名以外の選手では最も高いシリーズとなった。
女子レギュラー部門の進出者は、緒方彩音、鈴木理沙、吉川朋絵、後藤光々音、野仲美咲、今井双葉、山田悠加の7名。
男子アクティブジェネレーションは田口直樹が300で首位
50歳以上を対象とする男子アクティブジェネレーション部門では、各シフト9名、延べ27名が出場した。
会場トップは田口直樹。232でスタートすると、第2ゲームにパーフェクトゲームとなる300を達成し、第3ゲームも227。合計759、アベレージ253.00で首位となり、JPBA決勝大会進出を決めた。
田口の300は男子JPBA公認第1796号で、自身初の公認パーフェクトゲーム。レギュラー部門の松浦和彦、積田蒼生に続くI会場3個目の300となった。
2位は工藤博充。268、245と好スタートを切り、第3ゲームは192だったものの合計705を確保した。男子アクティブジェネレーション部門からは、田口直樹と工藤博充の2名がJPBA決勝大会へ進出した。
野口博樹は205、247、246の合計698で3位。決勝大会進出ラインまで7ピンに迫ったが、上位2名には届かなかった。
女子アクティブジェネレーションは松井八知栄、渡辺由美が進出
女子アクティブジェネレーション部門は、各シフト7名、延べ21名が出場した。
会場トップは松井八知栄。193、222、245と後半にスコアを伸ばし、合計660、アベレージ220.00を記録した。松井は別シフトでも652をマークするなど、複数シフトで安定したシリーズを残している。
2位は渡辺由美。258、215、175の合計648で、松井とともにJPBA決勝大会への出場権を獲得した。
松井は第2シフトでも191、204、257の652を記録。渡辺も別シフトで602を残しており、複数回の挑戦を通じて高いスコアを出した両者が進出枠をつかんだ。
岡田郁子は203、229、193の合計625で4番手。吉野操は614、アリス曲渕は605を記録したが、上位2人には及ばなかった。
男子グランドジェネレーションは藤村重定が730
65歳以上を対象とする男子グランドジェネレーション部門では、第1シフト5名、第2シフト5名、第3シフト4名が出場した。
I会場の最高スコアは藤村重定の730。216、267、247を記録し、アベレージ243.33という高水準のシリーズを完成させた。
2番手は大友仁で、265、204、233の合計702。3番手には大澤義樹が268、212、216の合計696で続いた。糸山賀津人も279を含む合計675をマークしている。
男子グランドジェネレーション部門は、I会場上位者がその場で進出する方式ではない。全12会場終了後、各会場で記録されたスコアを比較し、総合上位6名が11月のFINALへ進む。
そのため、藤村の730をはじめ、I会場で記録されたシリーズが最終的に通過圏へ残るかは、残る会場の結果を待つことになる。
女子グランドジェネレーション部門は出場者なし
I会場の女子グランドジェネレーション部門は出場者なしとなった。したがって、同会場から女子の全12会場総合ランキングに加わるスコアは記録されていない。
女子についてもFINAL進出者は、全12会場で記録されたシリーズの総合上位6名によって決定する。I会場終了時点での順位だけでは確定せず、今後の予選会場を含めた最終集計が注目される。
JPBA決勝大会は10月、FINALは11月に堺で開催
レギュラー部門とアクティブジェネレーション部門のJPBA決勝大会は、2026年10月8日、9日の2日間、ラウンドワンスタジアム堺中央環状店で開催される。
レギュラー部門は予選6ゲームを行い、上位26名が決勝トーナメントへ進出。アクティブジェネレーション部門は予選6ゲームの上位8名によって決勝トーナメントが争われる予定だ。
レギュラー、アクティブジェネレーション、グランドジェネレーションの各部門が登場するFINALは、11月14日に同会場で開催される。
3部門で異なる戦いが展開された富士会場
I会場では、男子レギュラーの斉藤琢哉が827の公認800シリーズを達成し、女子レギュラーでは緒方彩音が779でトップ通過を決めた。
松浦和彦と積田蒼生が男子レギュラー部門で300、田口直樹が男子アクティブジェネレーション部門で300を記録。3個のパーフェクトゲームが生まれ、富士会場は大会屈指の記録ラッシュとなった。
アクティブジェネレーション部門では、男子の田口直樹と工藤博充、女子の松井八知栄と渡辺由美がJPBA決勝大会へ進出。レギュラー部門とは異なる会場上位2枠を勝ち取った。
一方、男子グランドジェネレーション部門では藤村重定が730を記録したが、FINAL進出は全12会場の結果が出そろってから決まる。会場での順位だけでなく、全国のスコアと比較される点が同部門最大の特徴だ。女子グランドジェネレーション部門はI会場で出場者がいなかった。
レギュラー部門のシフト争い、アクティブジェネレーション部門の上位2枠を懸けた勝負、グランドジェネレーション部門の全国総合スコア争い。それぞれ異なる条件の中で、富士から次の舞台につながる好シリーズが数多く生まれた。
