中日杯2026東海オープン開幕
男子は平岡勇人、女子は中島瑞葵が予選前半トップ

伝統のプロアマ大会、東海の2会場で熱戦スタート

中日杯2026東海オープンボウリングトーナメントが6月26日に開幕した。大会は28日までの3日間にわたり、男子予選は三重県のアソビックスあさひ、女子予選は愛知県のアソビックスかにえで開催される。最終日の男女準決勝と決勝は、アソビックスあさひで行われる予定だ。

今大会には、男子がプロ132人、アマチュア72人の計204人、女子がプロ111人、アマチュア21人の計132人出場。プロとアマチュアが同じ舞台で競う東海オープンらしく、初日の予選前半から各会場でハイレベルなスコア争いが展開された。

競技は男女とも予選10ゲームで争われ、男子は上位45人、女子は上位35人が準決勝へ進出する。初日は前半5ゲームが実施され、男子では平岡勇人、女子では中島瑞葵が総合首位に立った。

 

男子は平岡勇人が安定感を発揮

5ゲームで1222ピン、アベレージ244.40

男子予選前半で首位に立ったのは、ラウンドワンジャパン所属の平岡勇人。5ゲームのスコアは255、258、247、216、246で、合計1222ピン、アベレージ244.40を記録した。

第4ゲームこそ216にとどまったものの、残る4ゲームはすべて240点以上。爆発的な一発に頼るのではなく、高得点を安定して積み重ねたことが首位につながった。予選後半を見据えても、崩れにくさという大きな強みを示した内容だった。

2位にはアマチュアの瀬戸翔が1201ピン、アベレージ240.20で続いた。最終第5ゲームで278をマークし、首位との差を21ピンまで縮めた。プロ勢が上位を占める中で堂々の2位につけており、後半5ゲームでの逆転も十分に視野に入る。

3位は斎藤祐太の1191ピン。大久保雄矢と西山翔悟がともに1190ピンで4位、5位に並んだ。3位から5位まではわずか1ピン差。上位争いは、わずかなミスが順位を大きく左右する接戦となっている。

 

アマチュア勢が上位戦線を刺激

男子では瀬戸だけでなく、複数のアマチュア選手が上位に進出した。

佐藤宇宙は1184ピンで総合6位、古市達也は1173ピンで10位。さらに吉田大祐が1147ピンで16位、長谷川星凪が1140ピンで20位、林優輝が1137ピンで23位、山本和紀が1133ピンで24位につけている。

前半終了時点で、アマチュア勢が上位だけでなく準決勝進出圏内にも複数名入っている点は、今大会の大きな特徴だ。なかでも瀬戸と佐藤はアベレージ236を超えており、単なる善戦ではなく、予選上位通過を狙える位置にいる。

プロが意地を見せるのか、それともアマチュアが勢いを保つのか。東海オープンならではのプロアマ対決が、初日から鮮明に表れた。

 

福原尊が初戦でパーフェクト

初日の男子で最も大きなインパクトを残したのが、福原尊のパーフェクトゲームだった。

福原は第1ゲームで300点を達成。その後は214、218、246、184とスコアに波があったものの、合計1162ピンで総合13位につけた。初戦から最高得点を叩き出したことで、会場の空気を一気に変える投球となった。

大会要項では、予選から決勝グループラウンドロビンまでにプロ選手がパーフェクトゲームを達成した場合、パーフェクト賞が設定されている。技術的価値だけでなく、大会全体を盛り上げる意味でも印象的な一投だった。

 

男子の通過ラインは1091ピン

男子の準決勝進出圏となる45位は、堀江真一の1091ピン、アベレージ218.20。46位の坂本就馬は1089ピンで、その差はわずか2ピンだった。

さらに下位にも数ピン差で選手が続いており、後半戦では1フレームのミス、あるいはスペア1つの成否が通過と敗退を分ける可能性がある。

首位争いでは平岡を瀬戸らが追い、ボーダー付近では45位をめぐる争いが激化する。男子予選後半は、順位表の最上部と通過ラインの両方から目が離せない。

 

女子は中島瑞葵が圧巻の首位

終盤に加速し1224ピン

女子予選前半では、中島瑞葵が1224ピン、アベレージ244.80で首位に立った。

各ゲームのスコアは236、235、214、262、277。第3ゲームで214となった後、第4ゲームに262、第5ゲームに277と終盤で一気にペースを上げた。5ゲームのうち4ゲームで230点以上を記録しており、安定感と決定力を兼ね備えた内容だった。

2位はアマチュアの入江菜々美で1136ピン、3位もアマチュアの細井花で1132ピン。中島は2位に88ピン差をつけており、女子では一人抜け出す形となった。予選後半に向けて、最も有利な位置を確保したといえる。

 

2位から4位をアマチュアが独占

女子で大きな注目を集めたのが、アマチュア勢の躍進だ。

入江は第3ゲームで278を記録し、アベレージ227.20。細井は246、244、227と序盤3ゲームで高得点を並べ、アベレージ226.40とした。さらに4位には、右両手投げの梶田愛子が1112ピンで続いた。

総合2位から4位までをアマチュアが独占する展開は、今大会の競争レベルの高さを象徴している。

プロ勢では井﨑寛菜が1102ピンで5位、近藤菜帆が1094ピンで6位。鶴井亜南、今井双葉、三浦美里、本間由佳梨らもトップ10に入り、後半戦でアマチュア勢を追う構図となった。

 

女子の通過争いは1ピン差

女子の準決勝進出圏となる35位は、宇山侑花の1014ピン、アベレージ202.80。36位の姫路麗は1013ピンで、その差はわずか1ピンだった。

37位の坂倉凜は1011ピン、38位の土屋佑佳は1010ピン。35位前後は極めて僅差で、後半5ゲームのスタート時点から激しいボーダー争いが予想される。

また、31位の寺下智香は第5ゲームで279をマークし、前半の遅れを一気に取り戻した。1ゲームのビッグスコアが順位を大きく押し上げることを示した好例であり、後半戦でも同様の急浮上が起こる可能性は高い。

 

今後の展開 予選後半から一発勝負の決勝へ

大会2日目の6月27日は、男女とも予選後半5ゲームが行われる。前半と後半を合わせた10ゲームのトータルで、男子上位45人、女子上位35人が準決勝へ進む

最終日の28日は、準決勝5ゲームを実施。予選との通算15ゲームで男女各上位12人を決定する。その後、12人を4人ずつ3グループに分け、決勝グループラウンドロビンを行う。

各グループ1位の3人と、各グループ1位を除くポイント最上位者1人の計4人が決勝シュートアウトに進出。4人による1ゲームマッチで上位2人を選び、その2人による優勝決定戦で大会王者が決まる。

予選や準決勝で積み上げたピンをそのまま決勝に持ち込む方式ではないため、終盤では長丁場を戦い抜く安定感に加え、一発勝負で力を出し切る集中力が問われる。

 

首位争い、アマチュアの躍進、ボーダー争いに注目

初日の予選前半は、男子の平岡勇人と女子の中島瑞葵が、ともにアベレージ244点台という高水準のスコアで首位に立った。

男子は平岡を瀬戸翔らが僅差で追い、女子は中島が2位以下に大きな差をつけて先行している。一方で、男女ともにアマチュア選手が上位に進出しており、プロアマ大会ならではの緊張感と意外性が生まれている。

準決勝進出ラインでは、男子45位と46位が2ピン差、女子35位と36位が1ピン差。後半5ゲームでは、上位争いだけでなくボーダー付近でも、最後の一投まで勝負の行方が分からない。

首位を守る者、追い上げる者、そして通過ラインぎりぎりから逆転を狙う者。それぞれの思惑が交錯する予選後半は、今大会の流れを決定づける重要な一日となる。

男子予選前半5ゲーム終了時点・総合上位45名

総合順位選手名区分所属・用品契約5G合計AVG
1平岡 勇人プロラウンドワンジャパン/HI-SP1,222244.40
2瀬戸 翔アマアソビックスあさひ1,201240.20
3斎藤 祐太プロ株式会社ボウルスター1,191238.20
4大久保雄矢プロプロショップ・エム/エムボウル1,190238.00
5西山 翔悟プロITカンファー株式会社/HI-SP1,190238.00
6佐藤 宇宙アマアソビックスかにえ1,184236.80
7上田 晋也プロフリー1,182236.40
8川添 奨太プロハイ・スポーツ社1,177235.40
9木村 晃プロ相模原パークレーンズ/株式会社ボウルスター1,175235.00
10古市 達也アマ津グランドボウル1,173234.60
11藤井 信人プロITカンファー株式会社/HI-SP1,170234.00
12原口 優馬プロ愛知川ボウル/HI-SP1,169233.80
13福原 尊プロ株式会社コロナワールド1,162232.40
14渡邉 航明プロ新小岩サニーボウル/HI-SP/さくら1,157231.40
15松浦 和彦プロフリー1,151230.20
16吉田 大祐アマ稲沢グランドボウル1,147229.40
17田中 義一プロ株式会社広島パークレーン1,146229.20
18水野 耕佑プロ株式会社コロナワールド1,146229.20
19藤永 北斗プロN&K Co.,Ltd./サンブリッジ1,141228.20
20長谷川星凪アマアソビックスかにえ1,140228.00
21山本 勲プロABS1,139227.80
22御手洗彰彦プロ松山中央ボウル1,139227.80
23林 優輝アマアソビックスあさひ1,137227.40
24山本 和紀アマアソビックスあさひ1,133226.60
25福丸 哲平プロ株式会社グランドボウル1,133226.60
26立花 仁貴プロ洛陽総合高等学校1,131226.20
27豊田 晃平プロプロショップ エム1,129225.80
28原 理人アマアソビックスかにえ1,129225.80
29甘糟 翔太プロ江の島ボウリングセンター1,118223.60
30松本 貴臣プロ医療法人芙蓉会 南草津病院1,115223.00
31髙井裕滋郎プロ大学ボウル/株式会社さくら/HI-SP1,114222.80
32入口 光司プロラウンドワンジャパン/ABS1,113222.60
33斉藤 征哉プロ江の島ボウリングセンター1,111222.20
34山本 晃プロ伊賀にんにんボウル1,110222.00
35田中 椋也プロクァトロブーム/株式会社ボウルスター1,108221.60
36森本 健太プロ蒲田イモンボウル/HI-SP1,107221.40
37工藤 貴志プロ新東京ダイヤモンドボウルほか/サンブリッジ1,107221.40
38白井 康介アマ名古屋グランドボウル1,106221.20
39遠藤 誠プロフリー1,105221.00
40千葉 幸太プロジョイランドボウルみしま1,104220.80
41木田 大輔プロ東京ポートボウル1,099219.80
42竹永 竜星プロラウンドワンジャパン1,097219.40
43安里 秀策プロ株式会社コロナワールド1,093218.60
44國井 水稀アマコロナキャットボウル中川店1,093218.60
45堀江 真一プロフリー/ABS1,091218.20

女子予選前半5ゲーム終了時点・総合上位35名

総合順位選手名区分所属・用品契約5G合計AVG
1中島 瑞葵プロフリー/ABS1,224244.80
2入江菜々美アマ名古屋グランドボウル1,136227.20
3細井 花アマ西尾スターボウル1,132226.40
4梶田 愛子アマ東名ボール1,112222.40
5井﨑 寛菜プロ勝田パークボウル1,102220.40
6近藤 菜帆プロALSOK愛知株式会社1,094218.80
7鶴井 亜南プロN&K Co., Ltd./ABS1,082216.40
8今井 双葉プロ株式会社ハイ・スポーツ社1,079215.80
9三浦 美里プロラウンドワンジャパン1,079215.80
10本間由佳梨プロ宮崎県スポーツ協会/株式会社ボウルスター1,076215.20
11松尾 星伽プロラウンドワンジャパン/ABS1,072214.40
12丹羽由香梨プロカニエJAPAN・アソビックス/HI-SP1,071214.20
13石田 万音プロアルゴセブン/HI-SP1,066213.20
14チョン・ヨンヒャンプロFU-SUI合同会社1,062212.40
15太 琳華プロ株式会社グランドボウル/株式会社ボウルスター1,056211.20
16竹山 亜希プロフリー/サンブリッジ1,055211.00
17舟本 舞プロ株式会社グランドボウル1,055211.00
18原野 萌花プロフラワーボウル/HI-SP1,053210.60
19渡辺 莉央プロITカンファー株式会社/HI-SP1,050210.00
20霜出 佳奈プロサンスクエアボウル/HI-SP1,046209.20
21望月 理江プロラウンドワンジャパン/HI-SP1,045209.00
22岸田 有加プロACTエースレーン/STEEL SPORTS1,044208.80
23名和 秋プロ株式会社コロナワールド1,043208.60
24小久保実希プロジョイナスボウル/HI-SP1,043208.60
25越智 真南プロ平和島スターボウル/ABS1,042208.40
26井上 夢望アマ東名ボール1,037207.40
27中谷 優子プロラウンドワンジャパン/HI-SP1,037207.40
28山田 悠加プロイーグルボウル1,035207.00
29森田 和紀プロForestBear1,028205.60
30板倉奈智美プロヒサカプロショップ/HI-SP1,022204.40
31寺下 智香プロ神戸六甲ボウル/サンブリッジ1,022204.40
32大坪菜摘美プロフリー1,021204.20
33酒井 美佳プロフリー1,016203.20
34野仲 美咲プロココレーン1,016203.20
35宇山 侑花プロ桃園シティボウル/ABS1,014202.80