ダレン・オンとジェイソン・ベルモンテがPBAワールドシリーズ・オブ・ボウリングXVIで躍進

PBAワールドシリーズ・オブ・ボウリングXVI(WSOB XVI)は、ハイレベルな戦いが続いている。シンガポールのダレン・オンが今大会で3度目となるパーフェクトゲームを達成し、オーストラリアのジェイソン・ベルモンテも2回目のベスト16進出を決めるなど、大きな注目を集めている。

ダレン・オンがPBAヴァイパー選手権予選を制覇

ダレン・オンは、38フィートのヴァイパー・オイルパターンで行われたPBAヴァイパー選手権予選において、12ゲームの合計スコア2,897ピン(+497)を記録し、201人の選手の頂点に立った。この圧巻のパフォーマンスにより、オンは3月17日に行われるベスト16へ直接進出することが決定した。

オンとともにベスト16へシードされたのは、EJ・タケット、ブーグ・クロール、トム・ドハーティ、クリス・プレイザー、マット・オーグル、トーマス・ラーセン、そしてウィリアム・バーグレンとの1ゲームプレーオフを制したジーン・ペレスだ。

ベスト24対戦成績 | PBAヴァイパー選手権

ベスト24では、9位から24位の選手が対戦し、5ゲーム先取のマッチプレーで勝者が決定した。

  • No. 16 スチュ・ウィリアムズ vs. No. 17 ベイリー・マヴリック(3-1
  • No. 24 トレバー・ロバーツ vs. No. 9 ウィリアム・バーグレン(3-1
  • No. 10 ザック・ウィルキンス vs. No. 23 ヴェリティ・クローリー(3-2
  • No. 15 パトリック・ドンブロウスキー vs. No. 18 アンドリュー・アンダーソン(3-2
  • No. 14 イェスパー・スヴェンソン vs. No. 19 BJ・ムーア(3-2
  • No. 11 ジェイソン・ベルモンテ vs. No. 22 ニック・ボルガロ(3-0
  • No. 12 クリス・バーンズ vs. No. 21 フランク・スノッドグラス(3-1
  • No. 20 トレバー・アシュビー vs. No. 13 ビル・オニール(3-1

ジェイソン・ベルモンテ、安定の強さでベスト16進出

ジェイソン・ベルモンテは、わずか1ピン差でベスト16へのシードを逃したものの、ベスト24ラウンドではニック・ボルガロを3-0のストレートで下し、堂々の2回目のベスト16入りを果たした。

ベルモンテは最近の好調ぶりについて、自信を持っていることを語った。

「一度帰国してリフレッシュし、戻ってきてからはとても調子がいい。自分が良い感覚を持っていれば、ボールも手からスムーズに離れ、ピンも思い通りに倒れてくれるんだ」とベルモンテは語った。

ベルモンテは今シーズン、ビル・オニールと組んでPBAロス/ホルマン・ダブルス選手権で優勝し、約2年ぶりのタイトルを獲得した。彼はこれまで惜しい場面が多かったと振り返りつつ、現在の状態には手応えを感じている。

現在、ベルモンテはPBAワールド選手権の予選24ゲームを終え、5,614ピン(+814)で首位に立っている。スコーピオンとヴァイパーの2つのオイルパターンでの合計スコアでのトップだ。

「久しぶりに、自分がトップにいることを純粋に楽しめる機会を得た。この週の目標は、ここまでの流れをしっかりと締めくくることだ」とベルモンテは語った。

ベスト16対戦カード | PBAヴァイパー選手権

3月17日に行われるベスト16では、以下の対戦が決定している。

  • No. 1 ダレン・オン vs. No. 16 スチュ・ウィリアムズ
  • No. 8 ジーン・ペレス vs. No. 24 トレバー・ロバーツ
  • No. 2 EJ・タケット vs. No. 15 パトリック・ドンブロウスキー
  • No. 7 トーマス・ラーセン vs. No. 10 ザック・ウィルキンス
  • No. 3 ブーグ・クロール vs. No. 14 イェスパー・スヴェンソン
  • No. 6 マット・オーグル vs. No. 11 ジェイソン・ベルモンテ
  • No. 4 トム・ドハーティ vs. No. 20 トレバー・アシュビー
  • No. 5 クリス・プレイザー vs. No. 12 クリス・バーンズ

今後のスケジュールと放送予定

PBAヴァイパー選手権のベスト16およびベスト8の試合は3月17日に行われ、その日の午後4時(PT)/午後7時(ET)からFS1で決勝戦が放送される。

また、PBAカメレオン選手権の予選が3月8日からスタートする。Aスカッドが午前9時(PT)から、Bスカッドが午後2時30分(PT)から投球を開始する。

Aスカッドに所属するベルモンテは、複数のスカッドで行われるフォーマットに対し、後のスカッドが有利になる可能性を指摘した。

「スコアの差を考慮しなくても、僕たちは5日間カメレオンのレーンで投げていない。Bスカッドは、僕たちの投球を見て、どのラインが使えるのかを判断できるわけだからね。後から投げる選手は、前のスコアを見て対策を立てることができるんだ」とベルモンテはコメントした。

世界のトップボウラーたちが熱戦を繰り広げるWSOB XVI。すべての試合はBowlTVでライブ配信される予定だ。