ダレン・オンがPBAバイパーチャンピオンシップで2度のパーフェクトゲームを達成

シンガポールのスターがWSOB XVIで首位に立つ

シンガポールのダレン・オンがPBAバイパーチャンピオンシップで圧巻のパフォーマンスを披露し、予選初日に2度のパーフェクトゲーム(300点)を記録した。PBAバイパーチャンピオンシップは、PBAワールドシリーズ・オブ・ボウリングXVI(WSOB XVI)の一環として10年ぶりに開催され、オンはその復活にふさわしい見事なプレーを見せた。

29歳のオンは、難易度の高い38フィートのバイパーオイルパターンの上で、平均248点以上を記録し、合計1,489ピン(+289)を獲得。予選ラウンドを終えた時点でトップに立った。

2度目のWSOB出場となるオンは、この機会を楽しみながら学ぶことに重点を置いていると語った。

「この経験をしっかりと味わいながら、毎日学んでいます。世界最高のボウラーたちと競えることは特権であり、名誉なことです。私たちは世界の反対側からここに来てボウリングをしているので、この経験を楽しみ、与えられた機会を最大限に活かしたいです。誰もが得られる機会ではないので、大切にしながら全力を尽くします。」

激化する競争

オンに続くのは、ボーグ・クロル(1,484ピン、+284)。昨シーズン、キャリア初の2タイトルを獲得したクロルだが、当時はその成功を十分に楽しむことができなかったと振り返る。しかし、今シーズンは新たな心構えで挑んでいる。

「昨年はその瞬間を楽しめず、少し後悔しています。過去のことを考えすぎて、自分の成功を疑ってしまっていました。今年はすべてを楽しみ、できる限り価値のあるものにしようと思っています。」

3位にはEJタケット(1,436ピン、+236)、4位にはトム・ドハティ(1,435ピン、+236)、5位にはアレック・ケプリンガー(1,427ピン、+227)がランクインした。一方、PWBAツアーのスター選手であるベリティ・クローリー(+182)は12位、ニック・ボルガロ(+163)は24位につけている。

決勝への道のり

PBAバイパーチャンピオンシップは3月7日(金)に予選第2ラウンドを実施し、上位24名が決勝トーナメントへ進出する。試合は午後7時(PT)/午後10時(ET)から行われ、激しい戦いが予想される。

決勝ラウンドは3月17日(月)に行われ、決勝戦は午後4時(PT)/午後7時(ET)からFS1で放送予定。WSOB XVIの予選およびマッチプレーの全ラウンドは、BowlTVでライブ配信される。

PBAワールドチャンピオンシップのランキング

バイパーチャンピオンシップに加えて、PBAワールドチャンピオンシップのランキングも注目を集めている。PBAスコーピオンチャンピオンシップの予選を首位で通過したティム・フォイJr.が、合計4,221ピン(+621)で現在トップに立っている。ジェイソン・ベルモンテ、BJムーア、EJタケット、ボーグ・クロルが続いている。

PBAワールドチャンピオンシップでは、PBAスコーピオン、バイパー、カメレオン、シャーク各チャンピオンシップの予選結果が反映される。合計48ゲーム終了時点で上位50名が次のステージに進み、さらに16ゲームを戦った後、上位16名が総当たりマッチプレーへ進出する。

今後のスケジュール

WSOB XVIの注目イベントは以下の通り:

  • 3月7日(金) – PBAバイパーチャンピオンシップ予選第2ラウンド&マッチプレー
  • 3月8日(土)- 3月11日(火) – PBAカメレオン&シャークチャンピオンシップ
  • 3月13日(木)- 3月22日(土) – PBAワールドチャンピオンシップ決勝ラウンド

オンの圧倒的なパフォーマンスと、トップボウラーたちの熾烈な争いにより、PBAバイパーチャンピオンシップとWSOB XVIは今後も目が離せない展開となりそうだ。