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2023 PWBAロックフォード・リージョナル大会
アンバー・マクラウドが初優勝を達成!

アメリカ・サウスカロライナ州コンウェイ出身のアンバー・マクラウド選手(27歳)は、2023年PWBAロックフォード・リージョナル大会でジアンナ・ブランドリーノ選手(イリノイ州シャンナホン)を289-209で下し、記念すべき初優勝を果たしました。この大会は、イリノイ州ロックフォードの「ザ・チェリー・ボウル」で開催されました。

初優勝と特典

この勝利により、マクラウド選手は2,000ドルの賞金を獲得しただけでなく、12月7日から9日にフロリダ州ウィンターパークのアロマ・ボウルで行われるPWBAリージョナル・ショーダウンのマッチプレーに自動的に進出できる権利を手にしました。

マクラウド選手はもともとショーダウンへの出場を予定していましたが、予選を通過してファイナル16に進む必要があると考えていたため、この自動進出の特典には驚きを隠せません。

「すでにショーダウンのマッチプレー部分に進めるなんて信じられません」と、優勝後のインタビューで語ったマクラウド選手。「言葉では表現できないほど感謝しています。」

見事なパフォーマンス

マクラウド選手はこの大会を通じて安定したプレーを見せ、決勝戦では圧倒的なパフォーマンスで観客を驚かせました。予選8ゲームでは合計1,761ピンを記録し、1ゲーム平均220.13というスコアで75人の参加者をリードしてトップシードに立ちました。

そして、タイトルマッチでは、2フレーム目から10フレーム目まで10連続ストライクを決め、今大会最高スコアの289ピンを叩き出しました。

「予選の最初の2ゲームで良い感触を得ていたので、ステップラダーでも280以上のスコアを狙えると思っていました」と語ったマクラウド選手。「適切なボール選択ができたし、余裕を持ってショットを打てたのが勝因です。」

挑戦者ブランドリーノ選手の健闘

一方、決勝でマクラウド選手に挑んだのは、ジュニアチームUSAのメンバーで大会最年少の16歳、ジアンナ・ブランドリーノ選手でした。彼女は2フレーム目で2-10のスプリットを出してオープンフレームとなった後、次の7投中6回のストライクを決め、粘り強いプレーを見せました。

しかし、マクラウド選手が9フレーム目まで連続ストライクを続けた時点で、ブランドリーノ選手の逆転は難しい状況となり、彼女は惜しくも準優勝に終わりました。それでも、1,000ドルの奨学金を獲得し、今後への期待を高めました。

初優勝の喜びと未来への期待

マクラウド選手にとって、この優勝はプロの舞台で戦う自信を大きく高めるものとなりました。彼女は現在、理学療法士とウェイトレスの仕事を掛け持ちしながら、家を購入するための資金を貯めていると語り、プロボウラーとしてフルタイムで活動することが難しい状況です。

「週6日働いているので、プロボウリングにフルタイムで取り組むことは現実的ではありません。それでも、こうして競争の中で勝てたのは夢のようです」と語りました。

さらに、もしリージョナル・ショーダウンで優勝すれば、2024年のPWBAナショナルツアーのシングルス大会すべてのエントリー費が免除される特典も得られるため、彼女の未来にはさらなる可能性が広がっています。

次なるステージと今後の展望

一方、この大会の準決勝ではブランドリーノ選手がジェシカ・アーネスト選手(テネシー州ハーミテージ)を238-210で下し、アーネスト選手は3位(賞金800ドル)に終わりました。また、第1試合ではアーネスト選手がケイラ・パシナ選手(ミネソタ州オツセゴ)を218-183で下し、パシナ選手は4位(賞金600ドル)となりました。

次のPWBAリージョナル大会は9月24日にミネソタ州イーガンのシダーベール・レーンで開催されます。ボウリング界の新たなスターたちがどのような活躍を見せるのか、注目が集まります。

マクラウド選手の今後の活躍にもぜひ注目してください!