PBA ELITE Regional Tourがインディアナ&カリフォルニアで開催
EJ Tackettも参戦

PBA ELITE Regional Tourが新たな戦いへ

PBA ELITE Regional Tourが、今週末もアメリカ各地で熱戦を迎える。

今回開催されるのは、インディアナ州ブラフトンで行われる「Central Regional 1」と、カリフォルニア州トゥオルミで行われる「West Regional 2」の2大会だ。

なかでもCentral Regional 1では、2026年シーズンにPBA史上初となる4年連続Player of the Yearを達成したEJ Tackettが、選手として出場するだけでなく、大会ホストとしても重要な役割を担う。

EJと弟のZac Tackettは、Tackett家が運営する「Tackett’s EZ Bowl」で開催されるCentral Regional 1において、選手とホストという二つの役割を担いながら大会に臨む。

さらに今回のCentral Regional 1は、PBA ELITE Regional Tourとして初めてストリングピンを使用する大会となる。

一方、West Regional 2には、すでにELITE Regional Tourで優勝経験を持つ選手や、前週の大会に出場した実力者たちが再び集結する。

今回の2大会は、単にリージョナルタイトルを争うだけの大会ではない。

上位成績者には12月に開催されるPBA Regional Players Invitationalへの出場権が与えられ、その先には2027年PBA Tourの優先資格につながるチャンスも待っている。

地域大会での結果が、そのままPBA Tourへの道につながる。

PBA ELITE Regional Tourの存在意義と競技価値が、あらためて浮き彫りになる週末となりそうだ。

 

Central Regional 1はEJ Tackettを中心に豪華メンバーが集結

EJ Tackettが自身のボウリング場でタイトルを狙う

Central Regional 1最大の注目は、やはりEJ Tackettだ。

2026年シーズン、EJはPBA史上初となる4年連続Player of the Yearを達成した。

そして今回、次なるタイトル獲得の舞台となるのが、自身の家族が運営するTackett’s EZ Bowlである。

しかも今回は、単なる出場選手ではない。

弟のZacとともに大会をホストしながら、自らも選手としてレーンに立つ。

「大会を支える側」と「タイトルを争う側」を同時に務めるという、普段のPBA Tourとは異なる立場での挑戦になる。

実力だけでなく、大会全体に関わる責任を背負いながら、どのようなパフォーマンスを見せるのか。

EJ Tackettの戦いは、Central Regional 1を象徴する大きな見どころとなる。

 

ELITE Regional Tour初のストリングピン大会

Central Regional 1でもう一つ注目したいのが、ストリングピンの採用だ。

今回の大会は、PBA ELITE Regional Tourとして初めてストリングピンを使用して開催される。

通常のフリーフォール方式とは異なる環境で、トップクラスの選手たちがどのようなボールリアクションやピンアクションを見せるのか。

選手にとっては、レーンコンディションへの対応だけでなく、ストリングピン特有の反応も意識する必要がある。

EJ Tackettをはじめとする実力者が、新たな環境にどのように適応するのか。

競技結果だけでなく、ストリングピンを使用した大会でどのようなスコア展開になるのかという点にも注目したい。

 

Player of the Year候補を含む強力なフィールド

Central Regional 1のStandard Divisionには、EJ Tackett以外にも実力者が多数エントリーしている。

2026年PBA Player of the Year候補に名を連ねたGraham Fach、Patrick Dombrowski、そしてEJの親しい友人でもあるMarshall Kentが参戦。

さらに、

AJ Johnson
Kyle Troup
Sean Rash
Ethan Fiore
Kevin McCune
Justin Knowles
Michael Davidson
Zach Weidman

といったPBAファンにはおなじみの選手たちも出場する。

Rookie of the Year候補のAustin Grammarも名を連ねており、リージョナル大会とはいえ、フィールドのレベルは非常に高い。

加えて、Andrew Halvorson、Hayden Hale、Brett Lloyd、RJ Golisano、Kody Horan、Christian Moutonといった今後の活躍が期待される選手も出場。

大学選手ではLuke SwitalskiとAlex Rolandがエントリーしている。

実績豊富なトップ選手と、これからPBAの舞台で存在感を高めようとする若手が同じレーンで競う。

経験と勢いが交差することこそ、Regional Tourならではの魅力の一つだ。

 

ベテラン勢とSenior Divisionにも注目

Central Regional 1には、Jean Perez、Steve Novak、Aaron Lorinczといった経験豊富な選手も参戦する。

Senior Divisionでは、Majorタイトルを持つMika Koivuniemiが出場。

さらに、アメリカ空軍退役軍人のRon Hurtをはじめ、Dan Higgins Jr.、Randy Weiss、Bill Watson、Dave Wodka、2023 Central Region Senior Player of the YearのLarry Verbleらが名を連ねる。

Standard Divisionだけでなく、Senior Divisionにも実績ある選手が揃っており、こちらも高いレベルの戦いが期待される。

世代やキャリアの異なる選手たちが、それぞれのDivisionでタイトルを争う。

幅広い層の選手が同じ大会で競うことも、PBA Regional Tourの大きな特徴である。

 

Central Regional 1の競技方式

Central Regional 1では、土曜日に予選が行われる。

予選は3つのSquadに分かれ、東部時間の午前8時、午後1時30分、午後7時にスタートする。

各選手は7ゲームを投球し、その終了後、Standard DivisionとSenior Divisionそれぞれで上位3分の1が次のラウンドへ進出する。

勝ち残った選手は、日曜日午前11時から行われる4ゲームのAdvancers Roundへ進む。

その後、各Divisionの上位8名がRound-robin Match Playへ進出。

Match Playは午後1時30分から開始される予定だ。

最終的には、全ラウンドを通じた総ピンフォールが最も高い選手が各Divisionの優勝者となる。

今回はStepladder Finalが行われないため、一発勝負の決勝ではなく、大会を通じて安定したスコアを積み重ねることが重要になる。

序盤から最後まで高いレベルを維持できるか。

そして、レーン変化に合わせて的確なアジャストを続けられるか。

総合力が問われる競技方式といえる。

 

48フィートのオイルパターンをどう攻略するか

Central Regional 1とWest Regional 2では、いずれも48フィートのオイルパターンが使用される。

48フィートという長さは、選手のボール選択やライン取り、球速、回転数などによって攻略法が大きく変わる可能性がある。

特に今回の大会では、予選だけで7ゲームを投球し、勝ち上がればAdvancers Round、さらにRound-robin Match Playまで続く。

そのため、スタート時のコンディションを攻略するだけでは不十分だ。

ゲームが進むにつれて変化するオイルの状態を読み取り、その都度ボールやラインを調整していく必要がある。

特にCentral Regional 1では、ストリングピンという要素も加わる。

通常とは異なる環境のなかで、トップ選手たちがどのようにラインを組み立て、どのタイミングでアジャストするのか。

48フィートをどう攻略するかは、両大会の勝敗を左右する大きなポイントとなる。

 

West Regional 2|ELITE Regional優勝経験者が再び集結

カリフォルニア州トゥオルミのBlack Oak Lanesでは、West Regional 2が開催される。

こちらには、すでにPBA ELITE Regional Tourで優勝しているDallas Leong、Wesley Low Jr.、Michael Bogueが再び登場。

複数回のELITE Regionalタイトル獲得を目指して戦う。

さらに、前週カリフォルニア州Venturaで行われた大会に出場した、

Jake Peters
Tim Cagle II
PJ Haggerty
Robert Smith
David Leverage
Michael Haugen Jr.

も再びエントリーしている。

連戦となる選手にとっては、前大会で得た感覚や課題を、どれだけ次の大会に反映できるかが重要になる。

同じ西地区で続けて開催されるからこそ、選手の状態やアジャスト力の変化も見どころの一つだ。

 

Michael Haugen Jr.とNickolaus Freibergがタイトル獲得を狙う

West Regional 2で特に注目したいのが、Michael Haugen Jr.だ。

Haugen Jr.はキャリアで約30回のRegionalタイトルを獲得している経験豊富な選手。

しかし、最初のELITE Regional挑戦では、優勝まであと一歩のところで届かなかった。

West RegionポイントリーダーのNickolaus Freibergも同様に、最初のELITE Regionalで勝利を逃している。

両者にとって今回のWest Regional 2は、前回の悔しさを結果につなげる新たなチャンスとなる。

また、Gregory Thompson Jr.や、今季West Region SeniorポイントリーダーのRich Corwinも有力選手として名前が挙がっている。

優勝経験者、Regionalタイトルを多数持つベテラン、ポイントランキング上位選手が同じ舞台に集まる。

West Regional 2も、最後まで優勝争いの読めない激戦となりそうだ。

 

West Regional 2の競技方式

West Regional 2では、予選が2つのSquadに分かれて行われる。

開始時間は東部時間の午前11時と午後5時。

各選手は7ゲームを投球し、予選終了後にStandard DivisionとSenior Divisionそれぞれの上位3分の1がAdvancers Roundへ進む。

勝ち残った選手は、日曜日午前11時から4ゲームを投球。

その後、各Divisionの上位8名がRound-robin Match Playへ進出し、午後2時30分から優勝をかけた戦いに臨む。

Central Regional 1と同様、長いゲーム数を通じて安定したスコアを残すことが重要だ。

一つのビッグゲームだけでは勝ち切れない。

予選からMatch Playまで継続して高いパフォーマンスを維持する力が求められる。

 

ELITE Regional Tourは2027年PBA Tourへの重要なステップ

今回の2大会を見るうえで忘れてはならないのが、PBA ELITE Regional Tourが単独イベントで完結するシリーズではないという点だ。

各ELITE Regional Tourイベントでは、PBA Tourの優先資格を持っていない選手のうち上位5名が、12月に開催されるPBA Regional Players Invitationalへの自動出場権を獲得する。

そしてPBA Regional Players Invitationalでは、2027年PBA TourのPriority Statusが3枠与えられる。

つまり、Regional Tourで結果を残すことは、単にその大会で上位に入るという意味だけではない。

ELITE Regional Tourで結果を残す
 ↓
Regional Players Invitationalへの出場権を獲得する
 ↓
2027年PBA TourのPriority Statusを狙う

という明確なルートが用意されている。

若手選手や、PBA Tourでの立場を確立したい選手にとって、ELITE Regional Tourはキャリアを大きく前進させる可能性を持つシリーズだ。

トップ選手との直接対決を経験しながら、将来のPBA Tour参戦につながるチャンスをつかむ。

Regional Tourは、現在の実力を競う場であると同時に、次のステージへの入口でもある。

 

スター選手と次世代が交差するPBA ELITE Regional Tour

今回のPBA ELITE Regional Tourでは、Central Regional 1とWest Regional 2が同じ週末に開催される。

Central Regional 1最大の注目は、4年連続Player of the Yearを達成したEJ Tackettが、自身の会場でホストと選手を兼任することだ。

Graham Fach、Patrick Dombrowski、Marshall Kent、AJ Johnson、Kyle Troup、Sean Rashら実績ある選手も揃い、さらに将来を期待される若手が多数参戦する。

そこに、ELITE Regional Tour初となるストリングピンという新たな要素が加わる。

一方、West Regional 2では、Dallas Leong、Wesley Low Jr.、Michael BogueらELITE Regional優勝経験者が再登場。

Michael Haugen Jr.やNickolaus Freibergらもタイトル獲得を目指して挑戦する。

両大会で使用されるオイルパターンは48フィート。

長い予選とAdvancers Round、Round-robin Match Playを通じて、レーン変化への対応力、安定したスコアリング、そして勝負どころでの判断力が問われる。

そして、その先にはPBA Regional Players Invitational、さらに2027年PBA TourのPriority Statusが待っている。

現在のトップ選手がタイトルを争う場所でありながら、次世代のPBA Tourプレーヤーが生まれる可能性を持つ舞台。

それこそが、PBA ELITE Regional Tourの大きな魅力だ。

インディアナとカリフォルニアで繰り広げられる今週末の戦い。

リージョナルタイトルの行方だけでなく、ここから誰が次のPBA Tourへのチャンスをつかむのかにも注目したい。