緒方彩音が首位通過
2026ちゃおちゃおハウス女子プロボウリングトーナメント準決勝終了
120名で始まった大会は、いよいよ最終日の決勝ステージへ
2026年10月2日、品川プリンスホテルボウリングセンターで「2026ちゃおちゃおハウス女子プロボウリングトーナメント」の大会1日目が行われ、予選12ゲームに続いて準決勝4ゲームが終了した。
今大会にはJPBA女子トーナメントプロ117名と女子アマチュア3名の計120名が出場。大会初日は予選12ゲームで上位36名を選出し、準決勝4ゲームを経て、通算16ゲームのトータルピン上位12名が最終日の決勝ラウンドロビンへ進出する方式で争われた。
その激戦を首位で突破したのが緒方彩音だ。
緒方は16ゲームで3,775ピン、アベレージ235.93を記録。予選3位から準決勝でも安定したスコアを並べ、最終日をトップで迎えることになった。
2位には濱﨑りりあ、3位には近藤菜帆が入り、12位の佐藤まさみまでが決勝ラウンドロビン進出を決めた。
ただし、ここで順位が確定するわけではない。最終日は12名によるラウンドロビン12ゲームが行われ、その成績を経て上位4名だけが決勝ステップラダーへ進む。
120名から12名へ。優勝争いはいよいよ本当の勝負どころを迎える。
準決勝4ゲームで順位が大きく動く激戦
緒方彩音が安定感を発揮し、通算3,775ピンで首位
準決勝終了時点で首位に立った緒方彩音は、予選12ゲームを2,833ピン、アベレージ236.08の3位で通過。
準決勝では246、210、228、258と、4ゲームすべてで200アップを記録し、合計942ピンを加算した。
その結果、通算16ゲームは3,775ピン、アベレージ235.93。準決勝4ゲーム単独でも高いスコアをまとめ、予選3位から首位へ浮上した。
緒方の強さは、単発のビッグゲームだけに頼らず、大きく崩れるゲームを作らなかった点にある。
短期決戦では一度の大きなスコアが順位を押し上げる一方、長丁場では低いゲームをいかに減らせるかも重要になる。緒方は準決勝4ゲームを通して安定した内容を維持し、トップポジションを奪った。
さらに、決勝ラウンドロビンでは予選・準決勝までのトータルピンを持ち越す。
つまり、首位で最終日を迎えること自体が大きなアドバンテージになる。
濱﨑りりあは14ピン差の2位
2位につけたのは濱﨑りりあ。
予選12ゲームでは2,847ピン、アベレージ237.25で首位。準決勝では230、189、247、248の914ピンをマークし、通算16ゲーム3,761ピン、アベレージ235.06とした。
首位・緒方との差はわずか14ピン。
決勝ラウンドロビンを前に、事実上ほぼ並んだ状態といっていい。
準決勝第2ゲームでは189と200を割ったものの、その後は247、248と立て直した。
こうした修正力は、長いゲーム数を戦う上で極めて重要だ。ボウリングではレーンコンディションの変化や投球の微妙なズレによってスコアが上下するため、悪いゲームの後にどれだけ早く修正できるかが順位を左右する。
濱﨑は一度崩れた後に連続で高得点を記録しており、最終日へ向けても十分に首位を狙える位置につけている。
近藤菜帆が3位、トップとは49ピン差
3位は近藤菜帆。
予選は2,835ピンで2位につけ、準決勝では236、221、246、188の891ピン。通算3,726ピン、アベレージ232.87となった。
準決勝最終ゲームは188と苦しんだものの、それまでの3ゲームで確実にスコアを積み上げ、上位をキープした。
トップの緒方との差は49ピン。
決して小さな差ではないが、最終日のラウンドロビンは12ゲームという長丁場。1ゲームごとのスコアや対戦結果によって順位が動くため、十分に逆転可能な範囲にいる。
特に上位3名は、緒方3,775ピン、濱﨑3,761ピン、近藤3,726ピンと比較的近い位置に並んでいる。
最終日序盤の数ゲームが、優勝争いの流れを大きく変える可能性もある。
濱﨑姫琉が4位、上位争いに食い込む
4位には濱﨑姫琉が入った。
予選12ゲームは2,795ピン。準決勝では224、235、179、266と投げ、904ピンを加算して通算3,699ピン、アベレージ231.18とした。
特に大きかったのが最終ゲームの266だ。
3ゲーム目の179から大きく立て直し、最終ゲームで一気にスコアを伸ばしたことで、4位という好位置を確保した。
準決勝では一時的にスコアを落としても、そのまま崩れずに高いゲームを返す力が求められる。
濱﨑姫琉はその点で強い修正力を見せ、最終日のラウンドロビンへ向けて上位争いに加わった。
網代羅夢は準決勝トップの967ピンで5位へ浮上
準決勝で最も大きなインパクトを残した一人が、5位の網代羅夢だ。
予選12ゲーム終了時点では2,713ピンで11位。
しかし準決勝では、279、203、249、236の967ピンを記録した。
準決勝4ゲーム単独ではトップの成績で、一気に順位を押し上げ、通算3,680ピンで5位まで浮上した。
279というビッグゲームで勢いをつかみ、その後も大崩れをせず高い水準を維持したことが大きい。
予選11位から5位へ。
短い4ゲームの準決勝でこれだけ順位を上げたことは、今回のレーンコンディションに対する適応力の高さを示す結果でもある。
最終日に向けて、最も勢いのある選手の一人といえる存在感を見せた。
久保田彩花も955ピン、6位までジャンプアップ
6位は久保田彩花。
予選は2,708ピンで12位だったが、準決勝で215、260、202、278と投げ、4ゲーム955ピンを記録した。
通算16ゲームは3,663ピン、アベレージ228.93。
準決勝単独では網代羅夢に続く高得点となり、予選の12位から6位まで順位を上げた。
特に260、278という2つのビッグゲームが大きな意味を持った。
準決勝スタート時点では決勝進出ライン付近だったが、積極的にスコアを伸ばし、一気に上位グループへ。
最終日のラウンドロビンでもこの流れを維持できれば、さらに順位を上げる可能性がある。
7位から12位は大接戦
7位以下も非常に僅差となった。
7位・太琳華が3,661ピン、8位・名和秋が3,658ピン、9位・中島瑞葵が3,654ピン。
7位から9位までの差は、わずか7ピンしかない。
さらに10位の寺下智香が3,635ピン、11位の安藤瞳が3,632ピン、12位の佐藤まさみが3,616ピンで決勝ラウンドロビン進出を決めた。
特に注目したいのが、12位を巡る争いだ。
13位の小林あゆみは3,612ピン。
佐藤まさみとの差は、わずか4ピンだった。
16ゲームを投げた結果、最終日のステージへ進めるかどうかを分けたのは、わずか4本。
ストライクやスペアはもちろん、1本のカウントミスさえ順位に直結する大会の厳しさが、その数字にはっきりと表れている。
決勝ラウンドロビン進出12名
準決勝終了時点の上位12名は以下の通り。
| 順位 | 選手 | 16Gトータル | AVG |
|---|---|---|---|
| 1 | 緒方彩音 | 3,775 | 235.93 |
| 2 | 濱﨑りりあ | 3,761 | 235.06 |
| 3 | 近藤菜帆 | 3,726 | 232.87 |
| 4 | 濱﨑姫琉 | 3,699 | 231.18 |
| 5 | 網代羅夢 | 3,680 | 230.00 |
| 6 | 久保田彩花 | 3,663 | 228.93 |
| 7 | 太琳華 | 3,661 | 228.81 |
| 8 | 名和秋 | 3,658 | 228.62 |
| 9 | 中島瑞葵 | 3,654 | 228.37 |
| 10 | 寺下智香 | 3,635 | 227.18 |
| 11 | 安藤瞳 | 3,632 | 227.00 |
| 12 | 佐藤まさみ | 3,616 | 226.00 |
トップの緒方と12位の佐藤との差は159ピン。
数字だけを見ると差はあるものの、ラウンドロビンは12ゲームにわたって行われる。
長丁場の中ではレーン変化、対戦相手、ミスの有無によって流れは大きく変わるため、12人全員にステップラダー進出のチャンスが残されている。
43フィートのオイルパターンへの対応が勝負を左右
今大会では43フィートのオイルパターンが採用されている。
設定は総オイル量29.15mL、フォワード16.55mL、リバース12.6mL、レシオ3.64:1。
43フィートという距離だけで単純に攻略法を決められるものではなく、時間経過によるオイルの変化や投球ラインの変化への対応も重要になる。
準決勝4ゲームを見ても、その適応力が順位に大きく影響した。
網代羅夢は967ピン、久保田彩花は955ピン、緒方彩音は942ピンを記録し、予選順位から大きく順位を上げた選手もいる。
一方で、予選では上位につけながら準決勝でスコアを伸ばせなかった選手もおり、レーンコンディションへの対応がそのまま順位に反映された。
最終日のラウンドロビンは12ゲーム。
ゲーム数が増えるほどレーンの変化も大きくなるため、ボール選択、投球ライン、スピード、回転、立ち位置などをどのタイミングで調整するかが重要になる。
単純なストライク数だけではなく、変化をどれだけ早く察知できるか。
その判断力が、ステップラダー進出の4枠を争う上で大きなポイントになりそうだ。
最終日は12ゲームのラウンドロビンからステップラダーへ
10月3日の最終日は、12名による決勝ラウンドロビンから始まる。
午前9時45分から、総当たり11ゲームにポジションマッチ1ゲームを加えた計12ゲームを実施。
予選・準決勝までのトータルピンを持ち越し、ラウンドロビン終了後の上位4名が決勝ステップラダーへ進出する。
決勝ステップラダーでは4位決定戦、3位決定戦、優勝決定戦を行い、最終順位を決定する。
今大会の賞金総額は800万円。
優勝賞金は250万円で、2位125万円、3位70万円、4位45万円となっている。
また、トップシードが優勝決定戦で敗れた場合には再優勝決定戦が行われる。
つまり、ラウンドロビンでトップシードを獲得することには大きな意味がある一方、最後の最後まで優勝者が決まらない可能性もある。
まさに、最終日の1投1投が優勝争いに直結するフォーマットだ。
首位・緒方彩音を中心に、12名の戦いはここからが本番
大会初日を終え、緒方彩音が16ゲーム3,775ピンで首位に立った。
2位の濱﨑りりあは14ピン差、3位の近藤菜帆は49ピン差。
一方で、準決勝では網代羅夢が967ピン、久保田彩花が955ピンを記録し、予選順位から大きく浮上した。
さらに、12位の佐藤まさみと13位の小林あゆみとの差はわずか4ピン。
120名から始まった戦いは、わずか数ピンの差によって最終日の12名まで絞られた。
しかし、優勝争いはまだ終盤ではない。
むしろ、本当の勝負はここから始まる。
最終日は12ゲームのラウンドロビンを戦い、その中からわずか4名だけが決勝ステップラダーへ進出する。
首位の緒方彩音がそのままトップを守るのか。
濱﨑りりあ、近藤菜帆ら上位勢が逆転するのか。
それとも準決勝で一気にスコアを伸ばした網代羅夢、久保田彩花らがさらに順位を上げるのか。
2026ちゃおちゃおハウス女子プロボウリングトーナメントは、10月3日の決勝ラウンドロビン、そして決勝ステップラダーで頂点が決まる。