メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 オータムシリーズ
(宇都宮第二トーヨーボウル)
甘糟翔太が宮澤拓哉を破り優勝、シーズントライアル通算4勝目
甘糟翔太がオータムシリーズを制覇
2026年9月29日(火)、栃木県宇都宮市の宇都宮第二トーヨーボウルで「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 オータムシリーズ」が開催された。
大会は予選8ゲーム、準決勝4ゲームを経て上位8名が決勝へ進出。決勝はシュートアウト方式で行われ、最後の1ゲームまで緊張感のある戦いが繰り広げられた。
優勝を飾ったのは、江の島ボウリングセンター所属の甘糟翔太。
予選を3位、準決勝終了時点で2位につけると、決勝シュートアウト2ndマッチを突破。トップシードの宮澤拓哉との優勝決定戦では212対154で勝利し、頂点に立った。
今回の優勝で甘糟は、2021年オータム、2025年オータム、2026年スプリングに続くシーズントライアル通算4勝目を達成した。
甘糟翔太がシュートアウトを勝ち抜き頂点へ
決勝――甘糟翔太が勝負どころで強さを発揮
決勝には、予選8ゲームと準決勝4ゲームの通算12ゲームで上位8名に入った選手が進出した。
決勝は通常のトータルピン勝負ではなく、シュートアウト方式を採用。
まず5位から8位の4名が1ゲームを投球する1stマッチを行い、その最上位者が2ndマッチへ進出。2ndマッチでは2位から4位の選手と1stマッチ勝者の4名が対戦し、そこでトップとなった選手がトップシードとの優勝決定戦へ進む形式だった。
長丁場で積み上げた通算スコアとは異なり、決勝では1ゲームごとの結果がそのまま勝敗につながる。
その短期決戦を制したのが甘糟だった。
シュートアウト1stマッチは髙井裕滋郎が突破
1stマッチには、準決勝5位通過の木村晃、6位の内藤広人、7位の髙井裕滋郎、8位の入江健太が登場した。
この4人の中でトップスコアを記録したのが髙井裕滋郎。
髙井は206をマークし、木村の200、内藤の194、入江の186を上回った。
シュートアウト1stマッチ結果
| 順位 | 選手 | スコア |
|---|---|---|
| 1 | 髙井裕滋郎 | 206 |
| 2 | 木村晃 | 200 |
| 3 | 内藤広人 | 194 |
| 4 | 入江健太 | 186 |
髙井は準決勝7位からのスタートだったが、1stマッチを突破して上位進出へのチャンスをつかんだ。
2ndマッチ、甘糟翔太が194で優勝決定戦へ
続くシュートアウト2ndマッチには、準決勝2位の甘糟翔太、3位の西山翔悟、4位の小森清人、そして1stマッチを勝ち上がった髙井裕滋郎が出場した。
ここでトップに立ったのが甘糟翔太だった。
甘糟は194を記録。
西山が172、髙井が164、小森が142となり、甘糟が4人の中で唯一190台に乗せて優勝決定戦への切符を手にした。
シュートアウト2ndマッチ結果
| 順位 | 選手 | スコア |
|---|---|---|
| 1 | 甘糟翔太 | 194 |
| 2 | 西山翔悟 | 172 |
| 3 | 髙井裕滋郎 | 164 |
| 4 | 小森清人 | 142 |
予選、準決勝を通じて上位につけていた甘糟が、短期決戦となった2ndマッチでも勝負強さを見せた。
優勝決定戦――甘糟翔太が212、宮澤拓哉を退ける
優勝決定戦は、トップシードの宮澤拓哉と、2ndマッチを勝ち上がった甘糟翔太の対戦となった。
宮澤は予選から準決勝まで大会をリード。
予選8ゲームでは1,820ピン、アベレージ227.50。さらに準決勝4ゲームでも934ピンを加え、通算12ゲームでは2,754ピン、アベレージ229.50という高水準の成績を残していた。
一方の甘糟は、準決勝終了時点で2位。
優勝決定戦は、まさに通算順位1位と2位による直接対決となった。
しかし、シュートアウトではそれまでの通算スコアは持ち越されない。
最後の1ゲームで結果を出したのは甘糟だった。
甘糟は212をマーク。一方の宮澤は154となり、212対154で甘糟が勝利した。
予選3位、準決勝2位、そして決勝で優勝。
甘糟は大会が進むにつれて順位を一つずつ上げ、最後の最後で頂点をつかんだ。
準決勝――宮澤が首位を守り、甘糟が2位へ浮上
決勝進出者を決める準決勝は、予選を通過した36名による4ゲームで行われた。
予選8ゲームとの通算12ゲーム上位8名が決勝シュートアウトへ進出する方式で、わずかなスコア差が最終順位を左右する展開となった。
その中でも安定した強さを見せたのが宮澤拓哉だった。
宮澤は準決勝4ゲームで、
287、226、215、206
とすべて200アップ。
4ゲーム934ピン、アベレージ233.50を記録し、予選からの通算を2,754ピン、アベレージ229.50まで伸ばした。
予選首位からそのままトップを守り、決勝のトップシードを獲得した。
甘糟翔太は準決勝912ピンで2位へ
予選3位だった甘糟翔太も準決勝で存在感を示した。
スコアは、
269、241、176、226
の912ピン。
準決勝アベレージ228.00と高い数字を残し、通算2,606ピンで2位へ浮上した。
特に序盤の269、241によって一気にスコアを伸ばし、優勝争いに絡むポジションを確保した。
この準決勝で2位まで順位を上げたことが、結果的に決勝で大きな意味を持つことになる。
3位から5位はわずか3ピン差
準決勝では、決勝進出順位を巡る接戦も見られた。
3位は西山翔悟で2,515ピン。
4位の小森清人が2,513ピン、5位の木村晃が2,512ピンと続き、3位から5位までの差はわずか3ピンだった。
さらに6位には内藤広人、7位には髙井裕滋郎、8位には入江健太が入り、決勝進出を決めた。
決勝進出者
| 通過順位 | 選手 | 通算12G | AVG |
|---|---|---|---|
| 1位 | 宮澤拓哉 | 2,754 | 229.50 |
| 2位 | 甘糟翔太 | 2,606 | 217.16 |
| 3位 | 西山翔悟 | 2,515 | 209.58 |
| 4位 | 小森清人 | 2,513 | 209.41 |
| 5位 | 木村晃 | 2,512 | 209.33 |
| 6位 | 内藤広人 | 2,458 | 204.83 |
| 7位 | 髙井裕滋郎 | 2,447 | 203.91 |
| 8位 | 入江健太 | 2,439 | 203.25 |
9位の倉持悠人は2,424ピン。
入江とのスコア差は15ピンとなり、決勝進出ラインを巡る争いも最後まで僅差となった。
予選――宮澤拓哉が1,820ピンで首位通過
大会は70名による予選8ゲームからスタートした。
上位36名が準決勝へ進む中、序盤から大会を引っ張ったのが宮澤拓哉だった。
宮澤は前半4ゲームで、
209、233、245、256
を記録し、943ピン。
後半も230、236、234と高得点を並べ、最終ゲームは177だったものの、後半877ピンをまとめた。
8ゲーム合計は1,820ピン、アベレージ227.50。
予選首位で準決勝へ進出した。
西山翔悟が2位、甘糟翔太が3位
予選2位には西山翔悟が入った。
西山は8ゲーム1,737ピン、アベレージ217.12。
後半では267、246と連続して高スコアを記録し、上位争いを展開した。
3位は甘糟翔太。
甘糟は前半828ピンから、後半最終ゲームで279をマークするなど866ピンを積み上げ、合計1,694ピン、アベレージ211.75で予選を終えた。
この時点では宮澤との差は126ピン。
しかし、甘糟は準決勝、決勝と大会が進むにつれて徐々にその差を縮めていった。
準決勝進出ラインでは5ピン差の接戦
予選4位以下にも実力者が並んだ。
熊木大地が1,667ピンで4位、山中麗が1,651ピンで5位、倉持悠人が1,650ピンで6位。
さらに入江健太、吉野浩章、小森清人、内藤広人がトップ10に入り、準決勝へと駒を進めた。
一方、36位の準決勝進出ラインも非常に僅差だった。
36位の稲葉竜太が1,515ピン。
37位の川島賢治は1,510ピンとなり、その差はわずか5ピン。
8ゲームという長丁場でありながら、最後は数ピンが明暗を分ける厳しい予選となった。
入賞者
| 順位 | 選手 | 所属・用品契約 | 賞金 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 甘糟翔太 | 江の島ボウリングセンター | 142,500円 |
| 第2位 | 宮澤拓哉 | パークレーン高崎/サンブリッジ/上武大学 | 102,600円 |
| 第3位 | 西山翔悟 | ITカンファー(株)/HI-SP | 68,400円 |
| 第4位 | 小森清人 | (株)小森商事/STEEL SPORTS/アミューズメントパークさくら | 62,700円 |
| 第5位 | 髙井裕滋郎 | 大学ボウル/(株)さくら/HI-SP | 57,000円 |
| 第6位 | 木村晃 | 相模原パークレーンズ/(株)ボウルスター | 51,300円 |
| 第7位 | 内藤広人 | 相模原パークレーンズ/サンブリッジ | 45,600円 |
| 第8位 | 入江健太 | (株)大成 | 39,900円 |
なお、今大会ではパーフェクトゲーム達成者はいなかった。
予選3位から逆転、甘糟翔太がシーズントライアル4勝目
予選、準決勝では宮澤拓哉が大会をリードした。
予選8ゲームでアベレージ227.50、準決勝を含む通算12ゲームでもアベレージ229.50。長丁場での安定感という点では宮澤が際立った大会だった。
しかし、決勝シュートアウトでは、それまでの通算成績とは異なる力が求められる。
甘糟翔太は予選3位から準決勝2位へ順位を上げ、2ndマッチで194。そして優勝決定戦ではさらにスコアを伸ばして212を記録した。
大会の最終局面で最も高いパフォーマンスを発揮したことが、甘糟の優勝につながった。
これで甘糟は、2021年オータム、2025年オータム、2026年スプリングに続いてシーズントライアル通算4勝目。
予選3位から準決勝2位、そして最後は優勝へ。
宇都宮第二トーヨーボウルで行われた2026年オータムシリーズは、甘糟翔太が勝負どころで強さを見せ、頂点まで駆け上がった大会となった。
