メリーランドカップ JPBAシーズントライアル 2026 サマーシリーズ
(サンスクエアボウル)
市原竜太がトップシードを攻略、7年ぶりとなるシーズントライアル2勝目
2026年7月1日(水)、東京都北区のサンスクエアボウルで、公益社団法人日本プロボウリング協会主催の「メリーランドカップ JPBAシーズントライアル2026 サマーシリーズ」が開催されました。
大会には男子プロ48名が出場。予選8ゲームの上位24名が準決勝へ進み、予選との通算12ゲームで上位8名を選出。決勝は、各ステージを1ゲームで争うシュートアウト方式で行われました。
優勝を飾ったのは、平和島スターボウル所属の市原竜太。準決勝を2位で通過すると、シュートアウト2ndマッチで269をマーク。優勝決定戦でも263を打ち、トップシードの永野すばるを下しました。
市原にとっては、2019年オータムシリーズ以来7年ぶりとなるシーズントライアル制覇。自身2勝目を、決勝2試合での圧倒的なスコアによってつかみ取りました。
決勝
決勝は、準決勝通算12ゲームの順位を基にしたシュートアウト方式で実施されました。
まず5位から8位通過の4名が1stマッチを戦い、その最上位者が2ndマッチへ進出。続く2ndマッチでは、準決勝2位から4位の3名と1stマッチ勝者の計4名が対戦し、勝者がトップシードとの優勝決定戦に臨みます。
長丁場で積み上げた順位が有利な組み合わせにつながる一方、各マッチはわずか1ゲーム。短時間でレーンの変化を見極め、ストライクを重ねられるかが勝敗を大きく左右する形式です。
シュートアウト1stマッチ
1stマッチには、準決勝5位の堀ノ内智大、6位の入江健太、7位の斉藤琢哉、8位の西川徹が登場しました。
ここで主導権を握ったのは入江健太です。序盤からストライクを並べ、3フレーム目から8フレーム目にかけて連続ストライクを記録。終盤も崩れることなく257までスコアを伸ばしました。
西川も224をマークしましたが、入江には届かず。斉藤は193、堀ノ内は179となり、入江が2ndマッチへの進出を決めました。
シュートアウト1stマッチ結果
| 順位 | 選手 | スコア |
|---|---|---|
| 1 | 入江健太 | 257 |
| 2 | 西川徹 | 224 |
| 3 | 斉藤琢哉 | 193 |
| 4 | 堀ノ内智大 | 179 |
シュートアウト2ndマッチ
2ndマッチには、準決勝2位の市原竜太、3位の山本勲、4位の松田力也、そして1stマッチを勝ち上がった入江健太が出場しました。
市原は第1フレームこそ8本からのスペアでしたが、第4フレーム以降はストライクを連発、第10フレーム2投目まで8連続ストライクを決め、他の3選手を一気に突き放しました。
最終スコアは269。松田が233、山本が201、入江が188となり、市原がトップシードへの挑戦権を獲得しました。
1stマッチで257を打った入江が次戦では188にとどまったことからも、短期決戦で同じ投球を再現し続ける難しさが表れた一戦でした。
シュートアウト2ndマッチ結果
| 順位 | 選手 | スコア |
|---|---|---|
| 1 | 市原竜太 | 269 |
| 2 | 松田力也 | 233 |
| 3 | 山本勲 | 201 |
| 4 | 入江健太 | 188 |
優勝決定戦
優勝決定戦は、準決勝をトップで通過した永野すばると、2ndマッチを269で制した市原竜太の40期生対決となりました。
市原は2ndマッチの勢いをそのまま持ち込み、立ち上がりから3連続ストライク。第4フレームをスペアでつないだ後、第5フレームから第10フレームまで再びストライクを連発しました。
一方の永野は序盤に4連続ストライクを決めたものの、その後はオープンフレームに苦しみ最終スコアは197。市原が263を記録し、66ピン差で優勝を決めました。
優勝決定戦
| 選手 | スコア |
|---|---|
| 市原竜太 | 263 |
| 永野すばる | 197 |
市原は決勝2ゲームで269、263と、いずれも260台を記録。シュートアウトの合計は532ピン、アベレージ266という圧巻の内容でした。
入賞者リスト
| 順位 | 選手 | 所属・用品契約 | 賞金 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 市原竜太 | 平和島スターボウル | 99,700円 |
| 第2位 | 永野すばる | 相模原パークレーンズ | 71,800円 |
| 第3位 | 山本勲 | ABS | 47,800円 |
| 第4位 | 松田力也 | 株式会社グランドボウル/ABS | 43,800円 |
| 第5位 | 入江健太 | 株式会社大成 | 39,900円 |
| 第6位 | 堀ノ内智大 | 株式会社StarLike/アイビーボウル越谷 | 35,900円 |
| 第7位 | 斉藤琢哉 | 伊勢原ボウリングセンター | 31,900円 |
| 第8位 | 西川徹 | 荻窪ボウル | 27,900円 |
準決勝
準決勝は予選上位24名による4ゲームで争われ、予選8ゲームとの通算12ゲームで上位8名が決勝へ進出しました。
トップ通過は永野すばる。予選を1,802ピンの2位で終えると、準決勝では278、206、268、202の計954ピンを加えました。通算2,756ピン、アベレージ229.66でトップシードを獲得しています。
市原は予選5位から順位を上げました。準決勝では237、193、267、270の967ピンを記録し、準決勝4ゲームのアベレージは241.75。通算2,708ピンで2位に浮上し、その勢いを決勝へつなげました。
山本勲は通算2,704ピンの3位。松田力也が2,589ピンで4位となり、堀ノ内智大、入江健太、斉藤琢哉、西川徹までが決勝進出を果たしました。
決勝進出ラインは西川の2,515ピン。9位の木村謙太は準決勝で864ピンを加え、通算2,509ピンまで追い上げましたが、わずか6ピン差で決勝進出を逃しました。12ゲームを通じた数投の差が、シュートアウト進出を分ける結果となりました。
予選
予選は48名が8ゲームを投球し、上位24名が準決勝へ進出しました。
首位通過は斉藤琢哉。前半4ゲームで929ピン、後半4ゲームで881ピンを積み上げ、合計1,810ピン、アベレージ226.25を記録しました。
永野すばると山本勲は、ともに1,802ピン。後半に936ピンを記録した永野が2位、山本が3位となりました。松田力也が1,754ピンで4位、市原竜太が1,741ピンで5位に続いています。
準決勝進出ラインでは、藤原康彦と柿沼貴史がともに1,586ピンで並びました。藤原が24位となって準決勝へ進出し、柿沼は25位。最後の一枠をめぐる僅差の争いとなりました。
西川徹が自身初の7-10スプリットメイド
大会では、西川徹が予選第2ゲームの第7フレーム、20レーンで7-10スプリットをカバーしました。
これはJPBA公認第216号となる7-10スプリットメイドで、西川にとっては自身初の達成です。サンスクエアボウルから、記念賞としてクレシアギフトカードが贈られました。
左右の最後方に残った2本を1投で倒す7-10スプリットメイドは、プロの大会でもめったに見られないプレーです。西川は予選を9位で通過し、準決勝では8位に浮上。決勝進出に加えて、記録にも残る大会となりました。
市原竜太が見せた短期決戦での爆発力
今大会の最大の見どころは、準決勝2位だった市原が、決勝で一段上のスコアをたたき出したことです。
通算12ゲームでは永野が48ピンのリードを持っていました。しかし、シュートアウトではそれまでのピン差は持ち越されません。最後は1ゲームのスコアだけで勝者が決まります。
市原は2ndマッチで269を記録して松田、山本、入江を退けると、優勝決定戦でも263。2試合を通じてストライクが途切れた場面を確実にスペアでつなぎ、大きな連続ストライクへ結び付けました。
予選5位、準決勝2位、そして最終順位は優勝。大会が進むにつれて得点力を高め、最も重要な決勝で最高のパフォーマンスを発揮した勝利だったといえるでしょう。
7年ぶりのシーズントライアル優勝を果たした市原竜太。長いブランクを経て手にした2勝目は、今後のJPBAシーズンに向けても大きな意味を持つ結果となりました。
