華やかに幕を開けた女子ボウリングの祭典

2025年12月4日〜6日の3日間、東京都港区の品川プリンスホテルボウリングセンターにて開催された「第46回JLBCクイーンズオープン プリンスカップ」。本大会は女子プロボウラーとトップアマチュアが一堂に会し、熱戦を繰り広げる年末恒例のビッグイベントだ。

5日にはプロ・アマ合同の予選が行われ、A・Bの2シフトに分かれた8ゲームのトータルスコアで、各部門上位24名が決勝トーナメント進出を決めた。

プロ・アマそれぞれの部門で白熱した予選展開

プロの部：坂本かや選手が圧巻の250.50アベレージで首位通過

Aシフトでは、坂本かや選手（永山コパボウル所属）が8ゲームトータル2,004ピン（Ave. 250.50）という驚異的なスコアを記録し、堂々の1位通過。序盤から高スコアを連発し、後半でもブレない安定感が際立った。

一方、Bシフトでは金子萌夏選手（相模原パークレーンズ所属）が同様に高得点を叩き出し、1,971ピン（Ave. 246.37）で首位。続く坂倉凜選手は1,956ピンと僅差で迫った。

決勝進出のボーダーラインは、A・Bシフトともに約1,710〜1,699ピン前後と高水準。予選からハイレベルな戦いが繰り広げられたことを物語っている。

アマチュアの部：濱﨑りりあ選手がパーフェクトを含む圧巻の2,019ピン

アマチュア部門では、Bシフトの濱﨑りりあ選手（神奈川・桜ヶ丘ボウリングセンター）が圧倒的なパフォーマンスを見せ、1ゲーム目にパーフェクト（300点）を記録。トータル2,019ピン（Ave. 252.37）というプロ顔負けの成績で予選トップ通過を果たした。

Aシフトでは網代羅夢選手（神奈川）が安定したスコアを積み上げ、1,883ピン（Ave. 235.37）で1位となった。

アマ部門の決勝ボーダーも1,512ピン前後と高く、年々競技レベルの向上が感じられる大会となっている。

頂点を懸けた決勝トーナメントに注目

6日に行われる決勝トーナメントでは、プロ・アマ合同での直接対決もあり、例年以上にハイレベルな戦いが予想される。予選上位者には1回戦のシード権も与えられ、計96名の頂点が争われることになる。

また、今大会ではパーフェクト賞などの特別賞も用意されており、記録と記憶に残る試合展開が期待される。

ボウリングファンならずとも注目必至のこの大会。果たして今年のクイーンの座を勝ち取るのは誰か――注目の決勝戦を見逃すな。