2025年PBAプレーオフ開幕!
2度の王者カイル・トゥループが注目選手に

2025年のPBAツアー初のポストシーズン大会「PBAプレーオフ」が、ミシガン州アレンパークにあるストロブル・アリーナ(サンダーボウルレーン内)でいよいよ開幕します。今年の競技ポイントランキング上位12名が、熾烈な戦いを繰り広げます。

強豪選手と新星が揃った注目のフィールド

レギュラーシーズンを支配したのはEJタケット34,690ポイントという圧倒的な成績でツアーを制し、2位アンドリュー・アンダーソン(18,120ポイント)と3位ジェイソン・ベルモンテ(15,365ポイント)の合計を上回るスコアを記録しました。4位にはグラハム・ファッチが15,181ポイントで入り、これら上位4選手は準々決勝へのシード権を獲得しています。

そのほか、ティム・フォイJr.クリス・ヴィアイェスパー・スヴェンソンイーサン・フィオーレアンソニー・サイモンセンヤコブ・バターライアン・バーンズ、そして2度のプレーオフ王者カイル・トゥループがフィールドを構成します。

2019年の第1回大会以来、タケット、トゥループ、サイモンセン、スヴェンソンの4人だけが全6大会すべてに出場しており、驚異的な安定感を見せています。(ベルモンテも全大会に出場資格を得ていましたが、2021年は欠場しています。)

一方、過去5年連続で準々決勝進出を果たしてきたビル・オニールは、今季16位に終わり、惜しくもカットラインを下回りました。マット・オグルディフェンディングチャンピオンのブーグ・クロルケビン・マキューンとともに、惜しくも出場を逃しています。

 

史上初の3度目優勝を狙うトゥループ

カイル・トゥループは、2025年大会フィールドに残った唯一のPBAプレーオフ優勝経験者です。2021年と2022年に連覇しており、今回3度目のタイトル獲得を目指します。

アンソニー・サイモンセンもまたプレーオフの常連で、これまで準々決勝進出3回準決勝進出2回、そして2020年に決勝進出の実績があります。対照的に、タケットとスヴェンソンはそれぞれ2回しか準々決勝に進んでおらず、タケットに至っては準決勝進出がまだありません。

また、新たな才能も登場しています。ライアン・バーンズは、PBAプレーオフ史上初の新人出場者となりました。そしてイーサン・フィオーレは、わずか20歳7か月13日で、史上最年少でプレーオフ出場を果たしました。フィオーレは今月初め、PBAプレイヤーズチャンピオンシップで優勝し、史上4番目に若いメジャータイトル獲得者となっています。プレーオフ初戦では、史上最年少メジャー王者サイモンセンと激突します。

 

大会フォーマットと放送スケジュール

ラウンドオブ12、準々決勝、準決勝は、4月28日〜30日にかけてストロブル・アリーナで収録され、5月の3週にわたってFS1で放送されます。各マッチは「2ゲーム先取形式(Race-to-Two)」で行われます。

決勝戦は5月24日FOXで生中継され、「3ゲーム先取形式(Race-to-Three)」で実施されます。

【テレビ放送スケジュール】

  • ラウンドオブ12

    • 5月3日 午後7時(米東部時間)|FS1

      • 第8シード イーサン・フィオーレ vs. 第9シード アンソニー・サイモンセン

      • 第5シード ティム・フォイJr. vs. 第12シード カイル・トゥループ

    • 5月4日 午後7時(米東部時間)|FS1

      • 第7シード イェスパー・スヴェンソン vs. 第10シード ヤコブ・バター

      • 第6シード クリス・ヴィア vs. 第11シード ライアン・バーンズ

  • 準々決勝

    • 5月10日 午後2時(米東部時間)|FS1

      • 第1シード EJタケット vs. フィオーレ/サイモンセン勝者

      • 第4シード グラハム・ファッチ vs. フォイ/トゥループ勝者

    • 5月11日 午後6時30分(米東部時間)|FS1

      • 第2シード アンドリュー・アンダーソン vs. スヴェンソン/バター勝者

      • 第3シード ジェイソン・ベルモンテ vs. ヴィア/バーンズ勝者

  • 準決勝

    • 5月18日 正午(米東部時間)|FS1

  • 決勝戦(生中継)

    • 5月24日 午後2時30分(米東部時間)|FOX

実績あるベテランから勢いに乗る若手まで、見逃せない対決が目白押しの2025年PBAプレーオフ。ボウリングファン必見の戦いが、いよいよ始まります!