榎大成と座間美子が初タイトル獲得!
久保田彩花は通算12勝目、ROUND1 JPBA決勝大会が閉幕

全国12会場の予選を勝ち抜いたトッププロが大阪に集結

2026年10月8日(木)から9日(金)にかけて、大阪府堺市のラウンドワンスタジアム堺中央環状店で開催された「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 JPBA決勝大会」が、2日間にわたる熱戦の末に閉幕した。

今大会には、1月から9月にかけて全国12会場で実施された予選ラウンドを勝ち抜いた選手たちが集結。男女レギュラー部門と男女アクティブジェネレーション部門の計4部門で、頂点を懸けた戦いが繰り広げられた。

男子レギュラー部門では、榎大成がプロ入り13年目にして悲願の初優勝・初タイトルを獲得。 女子レギュラー部門では久保田彩花が安定した投球と勝負強さを発揮し、今季2勝目、通算12勝目を飾った。

さらに、男子アクティブジェネレーション部門では69歳の長谷宏が通算9勝目を達成。女子アクティブジェネレーション部門では62歳の座間美子が、プロ入り31年目にして待望の初タイトルを手にした。

4部門のうち2部門で初優勝者が誕生し、実力者の強さとベテランの底力が際立つ大会となった。

また、全国予選から決勝大会までに公認パーフェクトゲームが18回、公認800シリーズが5回記録されるなど、スコア面でも数々の好記録が生まれた。

本記事では、各部門の最終結果や優勝決定戦の展開を詳しく振り返るとともに、11月14日に開催される「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 FINAL」への注目点を解説する。

 

【本論】4部門で決着!初タイトル獲得とベテランの活躍が光った決勝大会

 

4部門の最終結果一覧

部門

優勝

準優勝

決勝スコア

男子レギュラー

榎大成

藤村隆史

226-218

女子レギュラー

久保田彩花

堀井春花

235-192

男子アクティブジェネレーション

長谷宏

石原章夫

184-160

女子アクティブジェネレーション

座間美子

村田和子

215-163

今大会の賞金総額は740万円。男女レギュラー部門にはそれぞれ318万円、男女アクティブジェネレーション部門にはそれぞれ52万円が設定された。

優勝賞金はレギュラー部門が150万円、アクティブジェネレーション部門が25万円。各部門で繰り広げられた勝負は、タイトル獲得の栄誉だけでなく、高額賞金を懸けた真剣勝負でもあった。

 

男子レギュラー部門:榎大成が接戦を制し、悲願の初タイトルを獲得

男子レギュラー部門では、ラウンドワンジャパン所属の榎大成(53期・40歳)が、藤村隆史との優勝決定戦を226対218で制し、初優勝を飾った。

2014年にプロ入りした榎にとって、今回が待望の初タイトル。予選Aシフト12位から決勝トーナメントに進出し、強豪選手たちを次々と破って頂点に立った。

榎の決勝トーナメントでのスコアは以下の通り。

ラウンド

スコア

1回戦

403

2回戦

466

準々決勝

371

準決勝

502

優勝決定戦

226

特に圧巻だったのが、準決勝での投球だ。

藤井信人との対戦で榎は2ゲーム合計502ピンを記録。藤井の408ピンを94ピン上回る力強い内容で、優勝決定戦への進出を決めた。

一方、もう一方の山を勝ち上がった藤村隆史は、準決勝で内藤慎之介を406対387で退けた。

迎えた優勝決定戦は、最後まで勝敗の行方が分からない接戦となった。

榎は226ピン、藤村は218ピン。わずか8ピン差で決着する緊迫した一戦を制した榎が、プロボウラーとしての新たな一歩を踏み出した。

榎が使用した優勝ボールは、STORMの「サヴェージ・ロック」。

今季はJPBAシーズントライアルのサマーシリーズD会場で7位に入るなど実績を積み重ねてきたが、今回の優勝によって大きな成果をつかんだ。

予選12位からの勝ち上がり、準決勝での502ピン、そして決勝での接戦を制する勝負強さ。榎の初優勝は、トーナメントを勝ち抜くために必要な対応力と集中力を示すものとなった。

 

女子レギュラー部門:久保田彩花が圧巻の強さで今季2勝目、通算12勝目

女子レギュラー部門では、相模原パークレーンズ所属の久保田彩花(48期・30歳)が、堀井春花を235対192で下し、優勝を果たした。

久保田は予選Aシフト2位で通過し、1回戦のシード権を獲得。決勝トーナメントでも安定したパフォーマンスを披露し、着実に勝ち上がった。

ラウンド

スコア

1回戦

シード

2回戦

448

準々決勝

456

準決勝

420

優勝決定戦

235

準決勝では吉川朋絵を420対377で退け、優勝決定戦へ進出した。

対する堀井春花は、予選Bシフト12位からの勝ち上がり。準決勝では2ゲーム合計495ピンという高スコアを記録し、松尾星伽の471ピンを上回って決勝進出を決めた。

予選上位から安定して勝ち上がった久保田と、トーナメントで勢いを増した堀井。対照的な道のりを歩んだ両者による優勝決定戦となった。

しかし、最終戦では久保田が持ち前の勝負強さを発揮。235ピンをマークし、堀井に43ピン差をつけて勝利した。

久保田は2026年4月の「2026宮崎プロアマオープントーナメント」に続く今季2勝目を達成。通算タイトル数を12勝に伸ばした。

今季は「KISHIKAGAKU・GROUP・ピュアフーズ岸プレゼンツ女子トーナメント」でも準優勝するなど、年間を通じて高い競技力を維持している。

優勝ボールには「ナノデス アキュライン・ツアープレミアム エイト」を使用した。

予選上位通過から決勝トーナメント、そして優勝決定戦まで安定して結果を残した久保田の戦いは、高い技術力に加え、重要な場面で実力を発揮できる勝負強さを改めて印象づけた。

 

男子アクティブジェネレーション部門:69歳の長谷宏が通算9勝目を達成

男子アクティブジェネレーション部門では、株式会社アーク・インターナショナルウェイブ事業部所属の長谷宏(15期・69歳)が優勝を飾った。

1977年にプロ入りした長谷は、長年にわたり競技を続けてきたベテラン選手だ。

予選Aシフト1位で決勝トーナメントに進出すると、1回戦では425ピン、準決勝では464ピンを記録。安定した投球で優勝決定戦への切符をつかんだ。

決勝では石原章夫と対戦。長谷が184ピン、石原が160ピンとなり、24ピン差で勝利を収めた。

この優勝によって、長谷は今季初優勝、通算9勝目を達成した。

さらに注目したいのが、過去のROUND1 GRAND CHAMPIONSHIPにおける実績だ。

長谷は2023年、2024年の「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING FINAL」でグランドジェネレーション部門を連覇している。

そして今回、アクティブジェネレーション部門でもタイトルを獲得。同大会シリーズで2部門制覇という新たな実績を残した。

優勝ボールは「ナノデス・アキュドライブ セブン」。

69歳という年齢でありながら、全国予選を勝ち抜き、決勝トーナメントでも結果を残した長谷。長年培ってきた技術と経験が、今なお大舞台で通用することを証明した。

 

女子アクティブジェネレーション部門:座間美子がプロ入り31年目で初優勝

女子アクティブジェネレーション部門では、Zohy、株式会社コロナワールド所属の座間美子(28期・62歳)が、悲願の初優勝を果たした。

1995年にプロ入りした座間にとって、今回の優勝は長い競技生活の中で初めて手にしたタイトルとなった。

予選Aシフト3位で決勝トーナメントへ進出し、1回戦では405ピン、準決勝では367ピンを記録。接戦を勝ち抜き、優勝決定戦へと駒を進めた。

迎えた決勝では村田和子と対戦。

座間は序盤から着実にスコアを積み重ね、後半も安定した投球を継続。最終的に215対163の52ピン差で勝利した。

使用した優勝ボールは、MOTIVの「ネビュラ」。

プロ入り31年目、62歳でつかんだ初タイトル。

その価値は、単なる1勝という数字だけでは語り尽くせない。

長年にわたり競技を続け、挑戦を重ねてきた末に手にしたタイトルは、同世代の選手はもちろん、年齢を問わずボウリングに取り組む多くの人に勇気を与える結果といえるだろう。

男子の長谷宏が通算9勝目を達成し、女子の座間美子が初タイトルを獲得したアクティブジェネレーション部門。

ベテラン選手の経験、技術、競技への情熱が際立つ結果となった。

 

公認パーフェクトゲームは大会全体で18回!山本勲が通算27回目を達成

今大会では、各部門の優勝争いに加え、記録面でも数々の注目すべき結果が生まれた。

全国12会場で開催されたJPBA予選ラウンドから決勝大会までに、公認パーフェクトゲームが合計18回記録された。

特に決勝大会では、次の4名がパーフェクトゲームを達成している。

選手

達成ラウンド

自身の達成回数

坂田重徳

予選Aシフト1G目

13回目

小久保実希

予選Aシフト1G目

2回目

渡邉航明

予選Bシフト6G目

10回目

山本勲

決勝トーナメント1回戦2G目

27回目

中でも大きな注目を集めたのが、山本勲のパーフェクトゲームだ。

山本は決勝トーナメント1回戦の第2ゲームで300点を達成。男子JPBA公認パーフェクト通算27回目を記録した。

この27回という数字は男子歴代2位にあたり、歴代1位の矢島純一が持つ28回まで、あと1回に迫った。

また、男子レギュラー部門で予選Bシフト1位通過を果たした渡邉航明も、自身10回目となる公認パーフェクトゲームを達成した。

これらの記録は、高い技術を持つトッププロが集結した今大会の競技水準を象徴している。

勝敗だけでなく、個々の選手が挑戦し続ける記録にも大きな注目が集まる大会となった。

 

公認800シリーズは5回達成!斉藤琢哉が827ピンを記録

3ゲーム合計800ピン以上を記録する公認800シリーズも、全国予選ラウンドで5回達成された。

選手

スコア

3G合計

石田万音

267・257・277

801

桑藤美樹

269・258・279

806

倉持悠人

248・278・278

804

小鹿大樹

247・265・299

811

斉藤琢哉

279・269・279

827

最高記録は、斉藤琢哉が静岡会場で達成した827ピンだった。

また、石田万音、桑藤美樹、倉持悠人、小鹿大樹の4選手にとっては、自身初の公認800シリーズ達成となった。

800シリーズを達成するためには、単に1ゲームで高得点を出すだけでは不十分だ。

3ゲームにわたり高いストライク率を維持しながら、レーンコンディションの変化にも対応する必要がある。

わずかな投球ミスが記録達成を左右する中、800ピンを超えるスコアを残すには、高い技術力、安定性、そして集中力が求められる。

パーフェクトゲーム18回、800シリーズ5回という結果は、今大会が記録面でも非常に見応えのある大会だったことを物語っている。

 

決勝トーナメントの仕組みが生んだ緊張感と波乱

今回のJPBA決勝大会では、レギュラー部門とアクティブジェネレーション部門で異なる競技方式が採用された。

レギュラー部門には男女各90名が出場し、予選6ゲームを実施。A・B各シフトの上位13名、計26名が決勝トーナメントに進出した。

各シフトの上位3名には1回戦のシード権が与えられ、予選で好成績を残した選手が有利な位置からトーナメントに臨める仕組みとなっていた。

一方、アクティブジェネレーション部門には男女各25名が出場。各シフト上位4名、計8名が決勝トーナメントへ進出した。

いずれの部門も、優勝決定戦以外は2ゲームトータルピンマッチ、優勝決定戦は1ゲームマッチで勝敗を決定した。

この方式では、長いゲーム数を通じてスコアを安定させる能力と、短期決戦で実力を発揮する能力の両方が求められる。

実際に男子レギュラー部門では、榎大成が準決勝で502ピンという高スコアを記録した一方、優勝決定戦では226対218という接戦が展開された。

女子レギュラー部門でも、準決勝で495ピンを記録した堀井春花を、優勝決定戦で久保田彩花が上回っている。

トーナメントを勝ち上がる力と、最後の1ゲームで勝ち切る力は必ずしも同じではない。

その違いが勝敗に直結することこそ、今大会の競技方式が持つ大きな魅力だ。

また、予選上位選手だけでなく、榎大成や堀井春花のように各シフト12位から勝ち上がった選手が優勝争いに加わったことも見逃せない。

予選順位だけでは最終結果を予測できないトーナメントならではの面白さが、今大会でも随所に表れていた。

 

初タイトルと記録ラッシュに沸いた決勝大会、次なる舞台は11月14日のFINALへ

「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 JPBA決勝大会」は、4部門すべてで優勝者が決定し、2日間の熱戦に幕を下ろした。

男子レギュラー部門では榎大成が予選Aシフト12位から頂点へ駆け上がり、悲願の初タイトルを獲得。女子レギュラー部門では久保田彩花が安定した勝負強さを発揮し、今季2勝目、通算12勝目を達成した。

また、アクティブジェネレーション部門では、69歳の長谷宏が通算9勝目を挙げ、62歳の座間美子がプロ入り31年目で初優勝を飾るなど、ベテラン選手の活躍も強く印象に残った。

さらに、全国予選から決勝大会までに記録された公認パーフェクトゲーム18回、公認800シリーズ5回という好記録も、今大会を彩る大きな見どころとなった。

新たなタイトルホルダーの誕生、実力者の強さ、ベテランの挑戦、そして数々の記録。

さまざまなドラマが生まれた今大会は、ボウリング競技の奥深さと魅力を改めて感じさせる大会となった。

そして、「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026」の戦いは、まだ終わらない。

2026年11月14日(土)には、同じラウンドワンスタジアム堺中央環状店で「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 FINAL」が開催される予定だ。

今回の決勝大会で見せた選手たちの活躍が、次なる舞台でどのような戦いにつながるのか。

初タイトルを獲得した選手、勝利を積み重ねるトッププロ、そして長年にわたり挑戦を続けるベテラン選手たち。

2026年のROUND1 GRAND CHAMPIONSHIPは、いよいよFINALへと舞台を移す。

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詳しい成績や最新情報については、以下の公式ページをご参照ください:

 👉  ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 JPBA決勝大会