ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026
JPBA決勝大会、予選通過者が決定!
渡邉航明がパーフェクト達成、中島瑞葵が女子トップ通過
男女230名が大阪・堺に集結!4部門で決勝進出者が決定
2026年10月8日、大阪府堺市のラウンドワンスタジアム堺中央環状店で、「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 JPBA決勝大会」が開幕した。
大会初日は、男女レギュラー部門と男女アクティブジェネレーション部門の計4部門で予選6ゲームが行われ、翌9日の決勝トーナメントに進出する選手が決定した。
今大会には男子115名、女子115名の合計230名のプロボウラーが出場。各部門の頂点を目指し、白熱したスコア争いが繰り広げられた。
男子レギュラー部門では、渡邉航明が最終ゲームでパーフェクトゲームを達成し、6ゲーム合計1,441ピンを記録。女子レギュラー部門では、中島瑞葵が1,358ピンをマークし、女子全体の最高スコアを記録した。
また、アクティブジェネレーション部門では、男子の斉藤茂雄が1,380ピン、女子の川口富美恵が1,238ピンを記録。それぞれ全体トップの成績で予選を突破した。
一方、決勝進出をかけたボーダーラインでは、わずか1ピン差で明暗が分かれる場面も見られた。
高得点を積み重ねた選手の躍進と、最後の1投まで結果が分からない接戦。 大会初日から、決勝トーナメントへの期待が高まる展開となった。
渡邉航明が1,441ピンで男子トップ!女子は中島瑞葵が安定感を発揮
男子レギュラー部門:渡邉航明が最終ゲーム300点、圧巻のトップ通過
男子レギュラー部門には90名が出場し、A・Bの2シフトに分かれて予選6ゲームを実施した。
決勝トーナメントへの進出条件は、各シフト上位13名、合計26名。さらに、各シフト上位3名には1回戦シードが与えられる。
この予選で最も強烈な存在感を放ったのが、Bシフト首位の渡邉航明だった。
渡邉は序盤3ゲームを206、253、215の合計674ピンで折り返すと、後半に入ってさらにスコアを伸ばした。
第4ゲームで258点、第5ゲームで209点を記録し、迎えた最終第6ゲームでは12投連続ストライクによる300点のパーフェクトゲームを達成。
後半3ゲームで767ピンを積み重ね、6ゲーム合計1,441ピン、アベレージ240.16という圧巻の成績で予選を締めくくった。
特に注目すべきは、勝負が佳境に入る最終ゲームで最高得点を記録したことだ。
長時間の競技で集中力の維持が求められるなか、最後まで高いパフォーマンスを発揮した渡邉の投球は、決勝トーナメントへ向けても大きな期待を抱かせるものとなった。
Bシフト2位には、1,418ピンを記録した甘糟翔太が入った。甘糟は後半3ゲームを264、223、246の733ピンにまとめ、安定した内容で予選を突破した。
3位には津島健次が1,415ピンで続き、Bシフトの上位3名が1回戦シードを獲得した。
一方、Aシフトでは、63期の立花仁貴が1,398ピンで首位通過を果たした。
立花は第1ゲームで287点を記録する好スタートを切り、前半3ゲームで738ピンを獲得。後半も大きく崩れることなく、トップの座を守った。
2位には安里秀策が1,392ピン、3位には伊吹太陽が1,390ピンで入り、わずかなスコア差のなかでシード権をつかんだ。
男子レギュラー部門・各シフト決勝進出者13名
順位 | Aシフト | 6G合計 | Bシフト | 6G合計 |
|---|---|---|---|---|
1 | 立花仁貴 | 1,398 | 渡邉航明 | 1,441 |
2 | 安里秀策 | 1,392 | 甘糟翔太 | 1,418 |
3 | 伊吹太陽 | 1,390 | 津島健次 | 1,415 |
4 | 藤井信人 | 1,386 | 福丸哲平 | 1,398 |
5 | 宮澤拓哉 | 1,353 | 内藤広人 | 1,359 |
6 | 稲葉竜太 | 1,349 | 藤村隆史 | 1,345 |
7 | 田中義一 | 1,343 | 谷合貴志 | 1,338 |
8 | 羽ケ﨑匠海 | 1,320 | 福原尊 | 1,338 |
9 | 山本勲 | 1,312 | 竹永竜星 | 1,331 |
10 | 遠藤誠 | 1,311 | 内藤慎之介 | 1,328 |
11 | 小鹿大樹 | 1,311 | 山下昌吾 | 1,319 |
12 | 榎大成 | 1,302 | 藤永北斗 | 1,318 |
13 | 豊田晃平 | 1,274 | 渡邊雄也 | 1,309 |
男子予選はシフト間で35ピンの差、わずか1ピンで明暗も
男子レギュラー部門では、A・Bシフトで決勝進出ラインに差が生じたことも注目される。
Aシフトの13位通過者は豊田晃平で、6ゲーム合計1,274ピン。一方、Bシフトの13位は渡邊雄也で、1,309ピンだった。
両シフトの通過ラインには35ピンの差があり、それぞれのシフトで求められるスコアが異なる結果となった。
なかでも悔しい結果となったのが、Bシフト14位の松田力也だ。
松田は6ゲーム合計1,308ピンを記録したものの、13位の渡邊雄也にわずか1ピン届かず、予選敗退となった。
1,300ピンを超えるスコアを残しながらも決勝へ進めないという結果は、今大会の予選がいかに厳しい戦いだったかを示している。
一方、Aシフトでは1,274ピンで決勝進出が決まっている。
シフトごとに独立した通過枠が設定されているため、全体順位だけでなく、自身が出場するシフト内で上位13名に入ることが絶対条件となる。
予選スコアの差がそのままコンディションの難易度を示すとは限らないものの、A・Bシフトで異なるスコア分布となった点は、決勝を考えるうえでも興味深い結果といえる。
女子レギュラー部門:中島瑞葵が1,358ピンで女子全体の最高スコア
女子レギュラー部門でも、90名がA・Bの2シフトに分かれて予選6ゲームを争った。
各シフト上位13名、合計26名が決勝トーナメントに進出し、各シフト上位3名が1回戦シードを獲得する。
女子全体の最高スコアを記録したのは、Bシフト首位の中島瑞葵だった。
中島は第1ゲームから213、235、227と安定した投球を披露し、前半3ゲームを675ピンで折り返した。
後半も205、246、232と高いスコアを維持し、3ゲーム合計683ピンを記録。
最終的に6ゲーム合計1,358ピン、アベレージ226.33で、Bシフト首位と女子全体のトップスコアを獲得した。
中島の特徴は、6ゲームを通して大きな落ち込みが見られなかったことにある。
最も低いゲームでも205点にまとめ、全6ゲームで200点以上を記録。高得点を狙いながらもスコアを安定させる投球が、予選トップという結果につながった。
Bシフト2位には安藤瞳が1,317ピン、3位には越智真南が1,304ピンで続いた。
特に越智は、後半の追い上げが際立った。
前半3ゲームは600ピンだったが、後半は251、241、212の合計704ピンを記録。後半だけで前半を104ピン上回り、シード圏内の3位に入った。
一方、Aシフトでは濱﨑りりあが1,307ピンで首位通過を果たした。
濱﨑は前半3ゲームを662ピン、後半3ゲームを645ピンでまとめ、アベレージ217.83を記録。
第1ゲームで240点をマークすると、その後も安定したスコアを維持し、Aシフトのトップに立った。
2位には久保田彩花が1,301ピン、3位には宇山侑花が1,281ピンで入り、決勝トーナメントの1回戦シードを獲得した。
女子レギュラー部門・各シフト決勝進出者13名
順位 | Aシフト | 6G合計 | Bシフト | 6G合計 |
|---|---|---|---|---|
1 | 濱﨑りりあ | 1,307 | 中島瑞葵 | 1,358 |
2 | 久保田彩花 | 1,301 | 安藤瞳 | 1,317 |
3 | 宇山侑花 | 1,281 | 越智真南 | 1,304 |
4 | 吉川朋絵 | 1,274 | 本間由佳梨 | 1,299 |
5 | 桑藤美樹 | 1,270 | 安田明香里 | 1,293 |
6 | 寺下智香 | 1,270 | 金子萌夏 | 1,285 |
7 | 新舎菜々美 | 1,261 | 望月理江 | 1,277 |
8 | 野村美羽 | 1,257 | 松尾星伽 | 1,267 |
9 | 崎山穂花 | 1,255 | 板倉奈智美 | 1,261 |
10 | 姫路麗 | 1,251 | 丹羽由香梨 | 1,255 |
11 | 山田幸 | 1,246 | 坂倉凜 | 1,251 |
12 | 松永裕美 | 1,242 | 堀井春花 | 1,250 |
13 | 名和秋 | 1,239 | 石田万音 | 1,249 |
女子も1ピン差の接戦、石田万音が驚異的な追い上げで決勝進出
女子レギュラー部門では、決勝進出ラインをめぐる争いも熾烈を極めた。
Aシフト13位の名和秋は1,239ピン。14位の土屋佑佳は1,236ピンで、わずか3ピン差で決勝進出の明暗が分かれた。
さらにBシフトでは、13位の石田万音が1,249ピン、14位の霜出佳奈が1,248ピンとなり、決勝進出を分けた差はわずか1ピンだった。
そのなかでも、石田万音の追い上げは印象的だった。
石田は前半3ゲームで173、169、202の合計544ピンと苦しい展開。しかし、後半に入ると投球内容が大きく変わった。
第4ゲームで180点を記録した後、第5ゲームで277点、第6ゲームでも248点をマーク。後半3ゲームで705ピンを積み上げ、見事に13位へ滑り込んだ。
前半から後半への上積みは161ピン。最後まで諦めずにスコアを伸ばしたことが、決勝進出につながった。
一方、Aシフトの小久保実希は、第1ゲームで300点のパーフェクトゲームを達成しながらも、決勝進出を逃した。
小久保は第1ゲームで最高得点を記録した後、第2ゲーム161点、第3ゲーム225点と続き、前半3ゲームを686ピンで折り返した。
しかし、後半3ゲームは184、149、177の合計510ピンにとどまり、6ゲーム合計1,196ピンでAシフト19位となった。
1ゲームの爆発力だけでは、6ゲームの予選を突破できない。
小久保の結果は、ボウリング競技において高得点を記録する能力と、それを継続する能力の両方が重要であることを改めて示した。
男子アクティブジェネレーション部門:斉藤茂雄が1,380ピンでトップ通過
男子アクティブジェネレーション部門には25名が出場し、各シフト上位4名、合計8名が決勝トーナメントへ進出した。
全体最高スコアを記録したのは、Bシフトの斉藤茂雄だった。
斉藤は前半3ゲームを245、209、266の合計720ピンで折り返すと、後半も219、238、203の合計660ピンを記録。
6ゲーム合計1,380ピン、アベレージ230.00という高いスコアで予選トップに立った。
男子アクティブジェネレーション部門では唯一、6ゲーム平均230点に到達した選手となった。
一方、Aシフトでは長谷宏が1,346ピンで首位通過。
長谷は前半3ゲーム654ピン、後半3ゲーム692ピンを記録し、終盤にかけてスコアを伸ばした。
また、Aシフト2位の坂田重徳は、第1ゲームで300点のパーフェクトゲームを達成。6ゲーム合計1,311ピンで決勝進出を決めた。
男子アクティブジェネレーション部門・各シフト決勝進出者
順位 | Aシフト | 6G合計 | Bシフト | 6G合計 |
|---|---|---|---|---|
1 | 長谷宏 | 1,346 | 斉藤茂雄 | 1,380 |
2 | 坂田重徳 | 1,311 | 呉竹博之 | 1,300 |
3 | 太田隆昌 | 1,279 | 石原章夫 | 1,223 |
4 | 水谷孝敏 | 1,256 | 正木裕 | 1,216 |
注目したいのは、2025年のROUND1 GCB FINAL優勝者として推薦出場した呉竹博之だ。
呉竹は第2ゲームで290点を記録するなど、6ゲーム合計1,300ピンをマーク。Bシフト2位で予選を突破した。
前回王者として再び頂点を目指す呉竹と、予選トップの斉藤が決勝トーナメントでどのような戦いを見せるのか。
経験豊富な選手たちによる短期決戦は、最後まで予測の難しい展開となりそうだ。
女子アクティブジェネレーション部門:川口富美恵が首位、前回王者の強さを発揮
女子アクティブジェネレーション部門でも25名が出場し、各シフト上位4名、合計8名が決勝トーナメントへの切符を獲得した。
全体最高スコアを記録したのは、Aシフト首位の川口富美恵だった。
川口は前半3ゲームで625ピン、後半3ゲームで613ピンを記録し、6ゲーム合計1,238ピン、アベレージ206.33で予選を突破した。
川口は2025年のROUND1 GCB FINAL優勝者として推薦出場しており、今大会でも安定した実力を発揮した。
Aシフト2位には近藤文美が1,209ピン、3位には座間美子が1,191ピン、4位には香田幸子が1,173ピンで続いた。
一方、Bシフトでは松井八知栄が1,178ピンで首位通過。
松井は前半3ゲームで205、211、246の合計662ピンを記録。後半は516ピンにとどまったものの、前半の貯金を生かしてトップの座を守った。
女子アクティブジェネレーション部門・各シフト決勝進出者
順位 | Aシフト | 6G合計 | Bシフト | 6G合計 |
|---|---|---|---|---|
1 | 川口富美恵 | 1,238 | 松井八知栄 | 1,178 |
2 | 近藤文美 | 1,209 | 岡田郁子 | 1,158 |
3 | 座間美子 | 1,191 | 森山真理 | 1,135 |
4 | 香田幸子 | 1,173 | 村田和子 | 1,091 |
この部門でも、シフトごとの通過ラインには大きな違いが見られた。
Aシフト4位の香田幸子は1,173ピンだったのに対し、Bシフト4位の村田和子は1,091ピン。両シフトの通過ラインには82ピンの差が生じた。
この結果からも、シフトごとに順位が決まる競技方式では、自分のシフト内で確実に上位へ入る戦略と安定感が重要であることが分かる。
10月9日は決勝トーナメント、優勝決定戦は1ゲーム勝負
10月9日には、いよいよ男女4部門の決勝トーナメントが行われる。
レギュラー部門では、男女各26名が決勝に進出。各シフト上位3名の計6名が1回戦シードとなり、残る20名が1回戦から登場する。
1回戦から準決勝までは2ゲームトータルピンで勝敗を決定し、優勝決定戦は1ゲームマッチで行われる。
アクティブジェネレーション部門も、男女各8名によるトーナメント戦を実施。1回戦と準決勝は2ゲームトータル、優勝決定戦は1ゲームマッチとなる。
10月9日・決勝トーナメント主要スケジュール
時刻 | 競技内容 |
|---|---|
10:00 | 男女レギュラー部門 1回戦 |
11:00 | 男女レギュラー部門 2回戦 |
12:00 | 男女アクティブジェネレーション部門 1回戦 |
13:00 | 男女レギュラー部門 準々決勝/男女AG部門 準決勝 |
14:00 | 男女レギュラー部門 準決勝 |
14:50 | 男子各部門 優勝決定戦 |
15:30 | 女子各部門 優勝決定戦 |
16:10 | 表彰式 |
※競技時刻は予定であり、進行状況によって変更される場合がある。
今大会の賞金総額は740万円。男女レギュラー部門に各318万円、男女アクティブジェネレーション部門に各52万円が設定されている。
また、JPBA決勝大会の各部門優勝者はタイトルホルダーとなり、レギュラー部門についてはランキングポイントも付与される。
ここで重要になるのが、予選と決勝トーナメントの競技方式の違いだ。
予選では6ゲームを通して高いスコアを維持する安定感が求められた。しかし、決勝トーナメントでは2ゲームという限られた投球数で勝敗が決まる。
さらに優勝決定戦は、わずか1ゲームでチャンピオンが決まる一発勝負となる。
予選では圧倒的なスコアを記録した選手であっても、決勝で思うようにストライクが続かなければ敗退する可能性がある。
反対に、予選を通過ラインぎりぎりで突破した選手にも、十分に優勝のチャンスが残されている。
決勝では、ストライクを重ねる爆発力に加え、スペアを確実に処理する技術、レーンコンディションへの対応力、そしてプレッシャーのかかる場面での精神的な強さが勝敗を左右するだろう。
予選で最も強かった選手が勝つのか。それとも、短期決戦で真価を発揮する選手が頂点に立つのか。
その答えは、10月9日の決勝トーナメントで明らかになる。
パーフェクト達成、1ピン差の激闘を経て、4部門の頂点が決まる
ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 JPBA決勝大会の予選は、各部門で実力者たちが存在感を示す一方、決勝進出ラインではわずかなピン差が明暗を分ける激しい戦いとなった。
男子レギュラー部門では、渡邉航明が最終ゲームのパーフェクトゲームで1,441ピンを記録し、全体最高スコアをマーク。
女子レギュラー部門では、中島瑞葵が全6ゲームで200点以上を記録する安定した投球を披露し、1,358ピンで女子全体のトップに立った。
アクティブジェネレーション部門では、男子の斉藤茂雄が1,380ピン、女子の川口富美恵が1,238ピンを記録し、それぞれ首位通過を果たした。
一方で、男子の松田力也や女子の霜出佳奈は、決勝進出までわずか1ピン届かず予選敗退。小久保実希のようにパーフェクトゲームを達成しながらも勝ち残れなかった選手もいた。
これらの結果は、ボウリングが単に高得点を出すだけでなく、複数ゲームを通じてスコアを積み重ね、最後の1投まで精度を維持する競技であることを改めて示している。
そして、10月9日の決勝トーナメントでは、予選とは異なる戦いが待っている。
2ゲームで決着するトーナメント戦を勝ち抜き、最後は1ゲームの優勝決定戦へ。これまで積み重ねてきた経験と技術、そして勝負どころでの集中力が試される。
予選トップ通過者がその勢いのまま栄冠をつかむのか、それとも下位通過からの逆転優勝が生まれるのか。
男女4部門の新たなチャンピオンが誕生する10月9日。大阪・堺を舞台に、プロボウラーたちの真価が問われる決戦が幕を開ける。