アメリカ女子トリオ、IBF世界選手権2025でベスト16敗退
好スタートから一転、惜しくもメダル争いから脱落
2025年12月2日、香港・カイタク・スポーツパークの「トップボウル」にて開催中のIBF(国際ボウリング連盟)世界選手権で、アメリカ女子トリオチームがトリオ種目の決勝トーナメント進出を目指したものの、ベスト16で敗退し、メダル争いから姿を消しました。
アメリカからは2組のトリオが出場。予選ではそれぞれ3位と4位で通過するなど、好調な滑り出しを見せましたが、決勝トーナメント1回戦での敗退により、悔しい結果となりました。
予選で上位通過も、決勝トーナメントで敗退
アメリカチームの構成と予選成績
出場したアメリカ女子トリオは以下の2組:
ジリアン・マーティン(オハイオ州ストウ)
ジュリア・ボンド(ネブラスカ州リンカーン)
シャノン・プルホウスキー(オハイオ州デイトン)
このチームは、7ゲームのベイカーフォーマットで合計スコア1500(平均214.29)を記録し、全44チーム中3位で予選通過を果たしました。スコア内訳は214、201、244、180、195、265、201。
もう1組は、
ブリアナ・クレマー(ケンタッキー州パイクビル)
ブライアナ・コーテ(アリゾナ州ツーソン)
ローレン・ルッソ(ミズーリ州オファロン)
こちらのチームも健闘し、スコア1484(ゲームスコア:214、260、200、225、181、224、180)で予選4位通過となりました。
決勝トーナメント:波乱の展開
しかしながら、決勝トーナメント(ベスト16)では、両チームとも惜しくも敗退。
クレマー、コーテ、ルッソ組(グループA)
このチームは最初の3試合をスコア211、211、210で連勝し、好調な滑り出しを見せました。しかし、その後は200点を下回るスコアが続き、4連敗。最終成績は3勝4敗でグループAの5位となり、準決勝進出はなりませんでした。
ボンド、マーティン、プルホウスキー組(グループB)
一方、こちらのチームはスコア208、178、248、232、254と5勝2敗でグループBの2位タイに浮上。日本、マカオと同率で並び、準決勝進出をかけた1ゲームのプレーオフが行われました。
プレーオフでは、日本が211、マカオが174を記録する中、アメリカは155にとどまり、まさかの敗退。日本チーム(渡辺希哩、泉宗心音、佐藤悠里)が準決勝進出を果たしました。
チーム種目に活路を見出すアメリカ代表
アメリカ女子トリオは、予選での好成績にもかかわらず、決勝トーナメントでは実力を発揮しきれず、惜しくも準決勝進出を逃す結果となりました。
今大会の女子トリオ準決勝に進出したのは以下の4カ国:
フィンランド
日本
デンマーク
スウェーデン
これらのチームは、12月5日(木)に香港・湾仔のクイーンエリザベススタジアムで開催される準決勝・決勝に出場します。
一方で、アメリカ代表は男子・女子ともにトリオ種目での敗退を受け、次なる目標としてチーム種目(5人チーム)に照準を合わせます。チーム戦は12月4日(水)に予選が行われ、上位4チームが翌5日(金)に準決勝・決勝へと進みます。
大会は5日夜のビクトリーバンケットで閉幕予定です。