
第41回六甲クイーンズオープン開幕!
寺下智香選手が予選首位通過
真夏の神戸で熱戦スタート
2025年7月11日(金)、兵庫県神戸市の「神戸六甲ボウル」を舞台に、女子プロボウラーの頂点を競う一大トーナメント「第41回六甲クイーンズオープントーナメント」が開幕しました。全国から集まったプロ85名とアマ10名の計95名の実力派選手が出場し、予選10ゲームを投球。上位32名のみが翌日の準決勝へと駒を進める、まさに生き残りを懸けた激戦が繰り広げられました。
注目選手の躍動と、女王を狙うライバルたち
地元・神戸の星、寺下智香が圧倒的な強さを見せる
今大会最大の注目を集めたのが、地元・神戸六甲ボウル所属の寺下智香選手。彼女は予選10ゲームで合計2,365ピン、アベレージ236.50という圧巻のスコアを叩き出し、堂々の首位通過を果たしました。中でも第1ゲームの270ピン、第2ゲームの278ピンという高スコアが勢いを象徴しています。
特筆すべきは後半戦。第6〜10ゲームでは259ピン、244ピン、260ピン、234ピンと全て200点超えを記録し、安定感と爆発力を兼ね備えた投球を見せました。地元開催というプレッシャーの中でも「期待以上の結果を出す」寺下の精神力と技術力には、多くの観客が拍手を送りました。
久保田彩花・越智真南・姫路麗ら実力者が虎視眈々と追う
続く2位には、相模原パークレーンズの久保田彩花選手が2,304ピン(アベレージ230.40)でランクイン。攻めの姿勢を貫き、予選を通して安定した投球を見せました。
3位には越智真南選手(平和島スターボウル)が2,287ピン(アベレージ228.70)で食い込み、4位には女王経験者・姫路麗選手が2,263ピンで続いています。姫路選手は第3ゲームで289ピンという驚異的なスコアを叩き出し、観客からも大きな歓声が上がりました。
若手からベテラン、左投げ勢も躍進
注目すべきは、パーフェクトを記録した野仲美咲選手(7位)と、驚異的な後半の巻き返しを見せた森田和紀選手(ForestBear所属)です。森田選手は前半5ゲームで合計970ピンと苦戦し、一時は66位に低迷していましたが、後半に入るとその様相は一変。
第6ゲームで258ピン、第8ゲームでは277ピンという驚異のスコアを叩き出し、後半5ゲーム合計は1,227ピン。これは全体でも屈指のハイスコアであり、最終順位は合計2,197ピンで11位と、55人抜きの大逆転で準決勝進出を果たす快挙となりました。
また、左投げの桑藤美樹選手(5位)や堀井春花選手も上位にランクインし、左右問わずバランスの取れた実力者たちが競い合う構図となっています。
アマチュア選手の健闘も光る
本大会では、10名のアマチュア選手が出場。その中で最も健闘したのが、藤林華音選手(ボウルアロー八尾店)で、49位・2,043ピンをマーク。プロに混じっても引けを取らない投球内容で、会場の期待を一身に集めました。
惜しくも準決勝進出ライン(32位・2,080ピン)には届きませんでしたが、今後の活躍が大いに期待される逸材です。
準決勝・決勝へ、さらなる頂点を目指して
大会は翌7月12日(土)に準決勝5ゲーム、決勝ラウンドロビン8ゲーム、そしてTV決勝ステップラダー方式と続きます。予選上位32名が準決勝に進出し、通算15ゲームスコアで上位8名を決定。その後、8名によるラウンドロビン総当たり戦、さらに上位4名がTV決勝で激突する流れです。
優勝賞金は200万円(副賞含む)、賞金総額は700万円。そして決勝ラウンドでは、パーフェクトゲーム賞金(最大100万円)も設定されており、選手たちの集中力と勝負強さが試されます。
女王の座は誰の手に渡るのか?
熱戦の続報に乞うご期待です!
📺 TV放送・ライブ配信情報
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📍 会場:神戸六甲ボウル(神戸市灘区)
🎟️ 観戦チケット情報
7月12日(土)立ち見:2,500円(税込)
ソファ席:5,000円(税込)
SS席(4名):10,000円(税込)