JPBAシーズントライアル2025 スプリングシリーズ 新狭山大会
森本健太が劇的優勝で5度目のタイトル獲得

2025年5月20日(火)、埼玉県狭山市にある新狭山グランドボウルを会場に、公益社団法人日本プロボウリング協会(JPBA)主催による「JPBAシーズントライアル2025 スプリングシリーズ」が開催されました。本大会は、プロボウラーたちがシリーズごとの競技力を競う恒例のイベントで、全102名が予選からしのぎを削り、白熱した戦いを繰り広げました。

本大会は、予選8ゲーム、準決勝4ゲーム(通算12G)、決勝はシュートアウト方式の3ステージ構成で実施。特に決勝では、各ラウンドでのスコア1位のみが勝ち上がるサバイバル形式が緊張感を高め、観客の目を引きつけました。

 

決勝

決勝は8名によるシュートアウト方式で行われ、最後の優勝決定戦は森本健太(51期生)と藤井信人(52期生)の対戦に。両者が互角のスコアをたたき出す中、終盤にかけて森本が着実にストライクを重ね、最終スコア211対169で勝利。見事、シーズントライアル5度目の優勝を飾りました。

森本は左投げの正確無比な投球と冷静なゲーム運びで、準決勝から一貫して安定感を見せつけ、決勝でもその実力を余すところなく発揮しました。

 

入賞者リスト

順位名前所属賞金(円)
優勝森本 健太蒲田イモンボウル/ハイ・スポーツ社200,000
2位藤井 信人ITカンファー(株)/ハイ・スポーツ社144,000
3位江川 司GENDA GiGO Entertainment96,000
4位鶴見 亮剛フリー88,000
5位鈴木 崇徳相模原パークレーンズ80,000
6位堀江 真一大学ボウル72,000
7位宮澤 拓哉パークレーン高崎・上武大学/サンブリッジ64,000
8位志摩 竜太郎川口スプリングレーンズ56,000

 

準決勝

準決勝は予選通過者51名による4ゲームで競われ、通算12Gのトータルスコア上位8名が決勝に進出しました。特に森本健太が総合スコア2774ピン(アベレージ231.16)でトップ通過を果たし、他を圧倒しました。藤井信人、江川司、鶴見亮剛らも安定したハイスコアで続き、決勝進出を果たしました。

 

予選

予選ラウンドでは、全102名が8ゲームを投げ、上位51名が準決勝に進出。森本が序盤からハイスコアを連発し、最終的に239.75のアベレージで堂々の1位通過。パーフェクトゲームも2名によって達成され、大きな話題となりました。

  • 志摩竜太郎(自身4回目、予選1G目)

  • 入江健太(自身3回目、予選5G目)

 

解説とまとめ

今回のスプリングシリーズでは、森本健太の安定した投球と勝負強さが際立ちました。全ステージを通してハイスコアを維持し、特に決勝のプレッシャー下でのパフォーマンスは見事でした。

また、若手からベテランまでが拮抗する実力を見せ、今後のシリーズにも期待が高まります。次戦サマーシリーズでは、今回の上位陣に加え、悔しい結果となった選手たちの巻き返しにも注目です。