PBAカメレオン選手権、驚異の高スコアでスタート

PBAワールドシリーズ・オブ・ボウリング(WSOB)XVIの第3タイトル戦が、ネバダ州リノのナショナル・ボウリング・スタジアムで驚異的なスコアペースを記録した。PBAカメレオン選手権の予選第1ラウンドでは、16人の選手がアベレージ250超えを達成し、さらに18人が240以上を記録した。

マキューンがウィルキンスを抑えてトップに

200人の選手が参加したこの大会で、ケビン・マキューンが6ゲーム合計1,545ピン(+345)を叩き出し、ザック・ウィルキンスを1ピン差で上回った。Bスカッドで出場したマキューンは、Aスカッドの高得点ペースが自身のゲームプランに影響を与えたと語った。

「スコアペースが高いと、普段より早く調整を余儀なくされることもある。今回は運よくほぼ動かず、6ゲームすべて同じボールでプレーできた。明日も同じようにできればいいね。得点が高くなるのは明白だし、カットラインとの差は76ピンしかないからね。」とマキューンはコメントした。

タケットも上位争いへ 24名がマッチプレー進出

PBAワールドチャンピオンシップ2連覇中のEJタケットは、+269のトータルピンで現在24位。日曜日の予選第2ラウンド終了後、上位24名がマッチプレーへと進出する。

PBAカメレオン選手権のトップ5には、ウィルキンス、ザック・ワイドマン、原口優馬、イェスパー・スヴェンソンが名を連ねている。

WSOBで増えるスウェーデン勢の存在感

スヴェンソンは、今大会に14人のスウェーデン人選手が参加していることを喜びながら、「スウェーデンのボウラーがここに集まり、結果を出しているのを見るのは素晴らしいことだ。PBAスウェーデンの協力で、より多くの選手がこの舞台で活躍できると確信している。」とコメントした。

今後の日程と注目ラウンド

日曜日はBスカッドが午前9時(PT)にスタートし、Aスカッドが午後2時30分(PT)に続く。24名によるマッチプレーは午後7時(PT)から行われる。ベスト16およびベスト8の試合は3月18日(火)に行われ、同日午後4時(PT)には決勝戦がFS1で放送される。

WSOB XVIでは、PBAスコーピオン、バイパー、カメレオン、シャーク各選手権の予選も開催される。全48ゲーム終了後、上位50名がPBAワールドチャンピオンシップのアドバンサーラウンドに進み、さらに上位16名がラウンドロビン・マッチプレーに進出する。

ベルモンテがPBAワールドチャンピオンシップのリードを維持

PBAカメレオン選手権で15位につけるジェイソン・ベルモンテは、PBAワールドチャンピオンシップでは依然としてトップを維持しており、30ゲーム終了時点で合計7,115ピン(+1,115)、平均237超えの成績を記録している。2位のタケットと合わせ、過去8回のPBAワールドチャンピオンシップのうち6回を制している。

主な成績・大会リーダー

PBAカメレオン選手権 – 第1ラウンド リーダー:

  1. ケビン・マキューン – 1,545 (+345)

  2. ザック・ウィルキンス – 1,544 (+344)

  3. ザック・ワイドマン – 1,536 (+336)

  4. 原口優馬 – 1,534 (+334)

  5. イェスパー・スヴェンソン – 1,532 (+332)

PBAワールドチャンピオンシップ – 第5ラウンド リーダー:

  1. ジェイソン・ベルモンテ – 7,115 (+1,115)

  2. EJタケット – 7,072 (+1,072)

  3. ティム・フォイJr. – 7,052 (+1,052)

  4. BJムーア – 7,017 (+1,017)

  5. ブーグ・クロル – 6,971 (+971)

大会スケジュールのハイライト

3月9日(日):

  • 午前9時 – PBAカメレオン選手権 Bスカッド 予選第2ラウンド

  • 午後2時30分 – PBAカメレオン選手権 Aスカッド 予選第2ラウンド

  • 午後7時 – PBAカメレオン選手権 マッチプレー24名

3月18日(火):

  • 午前9時 – PBAカメレオン選手権 ベスト16 マッチプレー

  • 午前11時30分 – PBAカメレオン選手権 ベスト8 マッチプレー

  • 午後4時 – PBAカメレオン選手権 決勝戦(FS1放送)

3月20日(木)~3月22日(土):

  • PBAワールドチャンピオンシップ ラウンドロビン・マッチプレー

  • 3月22日(土)午後12時(FOX) – PBAワールドチャンピオンシップ決勝戦

WSOB XVIの全予選・マッチプレーラウンドはBowlTVでライブ配信される。ボウリング界の最高峰タイトルをめぐる激戦が、今後も続く。