ファイナル進出者
- Graham Fach
- Jakob Butturff
- Nick Pate
- Michael Davidson
- AJ Johnson
グラハム・ファック、9年ぶりの栄冠!デラウェアで感動の勝利
2025年1月25日、PBAデラウェアクラシックの決勝戦でグラハム・ファック選手が圧巻のパフォーマンスを見せ、9年ぶりとなるキャリア2度目のタイトルを手にしました。会場となったデラウェア州ミドルタウンの「ミッドカウンティ・レーンズ&エンターテインメント」では、ファック選手が第1シードのヤコブ・バターフ選手を277-200で破り、見事に優勝。彼にとってこの勝利は、長年の努力が報われた瞬間となりました。
9年間の苦闘を経て掴んだ勝利
ファック選手がPBAツアーで初優勝を果たしたのは2016年。当時、彼はプロ入り2戦目でタイトルを獲得し、カナダ人として初の快挙を達成しました。しかし、その後は9年間も優勝から遠ざかる日々が続きました。「期待を背負うようになってから、失敗が重なるたびに『自分はここにふさわしくないのでは?』という思いが強くなりました」とファック選手は振り返ります。
しかし、この苦しい期間の中で、彼は決して諦めることなく自分を磨き続けました。2023年と2024年にはPBAエリートリーグでの好成績を残し、2024年シーズンではポイントランキング14位を記録。こうして再びタイトル争いの舞台に立つ実力を取り戻してきたのです。
決勝戦のドラマ
左利き同士の対戦となった決勝戦では、ファック選手が序盤から試合を支配。最初の4フレームで連続ストライクを決め、バターフ選手を圧倒しました。一方のバターフ選手は、6フレーム目までに第2ストライクを決められず、苦しい展開に。最終的にファック選手は10ストライクを重ね、スコア277という圧倒的な結果で勝利を収めました。
「緊張はしていましたが、この瞬間を楽しもうと思いました」とファック選手は試合後に語ります。「ヤコブは素晴らしい選手で、何度やっても彼が勝つ確率が高いと思います。でも今日は全てが僕に味方してくれた気がします。」
準決勝ではニック・ペイト選手を249-226で下し、2回戦では予選から快進撃を続けたマイケル・デビッドソン選手を破るなど、ファック選手の強さが際立つ大会となりました。
家族の支えと感謝
今回の優勝を特別なものにしたのは、妻ジェンさんが会場で応援していたことです。「彼女が僕を信じて、どんなときも支えてくれることに本当に感謝しています。彼女がいなければこの瞬間を楽しむことはできなかったでしょう」とファック選手は語り、家族の支えが自分をここまで導いてくれたと感謝を述べました。
次なる挑戦へ
PBAツアーは来週の全米オープンへと続きますが、ファック選手は「今はこの勝利を楽しみたい」と語りながらも、次の挑戦に向けた意欲を見せています。「全米オープンは簡単な大会ではないですが、しっかり準備して臨みたいです。」
最終結果
- グラハム・ファック – $30,000
- ヤコブ・バターフ – $18,000
- ニック・ペイト – $13,000
- マイケル・デビッドソン – $10,000
- AJジョンソン – $9,000
9年ぶりの優勝は、ファック選手にとって新たなスタートラインです。彼の今後の活躍から目が離せません!