2025 International Bowling Federation World Cup – Day 7
アメリカチーム、IBFワールドカップ2025で準決勝進出!
メダル獲得確定
2025年1月5日から香港で開催されている国際ボウリング連盟(IBF)ワールドカップにおいて、アメリカの男女代表チームが準決勝進出を果たしました。これにより、両チームとも最低でも銅メダルの獲得が確定し、さらなる金メダル獲得に期待が高まっています。今回の大会はカイタックスポーツパークとクイーンエリザベススタジアムを舞台に行われており、世界各国のトップ選手が集結しています。
女子チームの挑戦:チームとしての栄光を目指して
アメリカ女子チームは、ブライアナ・コーテ(アリゾナ州ツーソン)、ジリアン・マーティン(オハイオ州ストウ)、シャノン・プルハウスキー(オハイオ州デイトン)、ローレン・ルッソ(ミズーリ州ボールウィン)の4名で構成されています。準々決勝では地元中国チームとの対戦で、3-1の勝利を収めました。特に第3ゲームと第4ゲームでは237点という高スコアを記録し、強さを見せつけました。
準決勝では第1シードのマレーシアと対戦します。この試合に勝利すれば、決勝でシンガポール対マカオの勝者と金メダルをかけた戦いが待っています。シンガポールはフィリピンを、マカオはドイツをそれぞれ激戦の末に破り準決勝に進出してきました。
女子チームの中心選手であるコーテ選手は、2022年のワールドカップで個人種目の金メダルを獲得したものの、チームでのメダル獲得は果たせませんでした。その悔しさをバネに、今回はチーム全員での表彰台を目指しています。「チームとしてのメダル獲得は何よりも特別な経験です。今回、この素晴らしいチームと一緒に再挑戦できるのが嬉しいです」と語ったコーテ選手。大舞台での活躍が期待されています。
男子チーム:王者のプライドをかけた戦い
男子チームは、パッキー・ハンラハン(カンザス州ウィチタ)、クリストファー・プラザー(イリノイ州ロームビル)、マット・ルッソ(ミズーリ州ボールウィン)、クリス・ヴィア(オハイオ州ブラックリック)の4名で構成されています。彼らは2022年大会でチーム金メダルを獲得しており、今回はそのタイトル防衛を目指して大会に臨んでいます。
準々決勝ではペルーを3-0で下し、準決勝に進出しました。ペルー戦では1ゲーム平均243点という高いスコアを記録し、安定した強さを見せています。準決勝の相手はクウェートで、勝利すればプエルトリコまたはマレーシアとの決勝に進みます。
プラザー選手は、「チーム全体が一丸となって動いています。全員が素晴らしいショットを重ね、互いに支え合いながら進んでいる」とコメントし、タイトル防衛に向けた意欲を示しました。また、クイーンエリザベススタジアムという特設会場についても「ボウリング選手のスキルを際立たせる特別な環境でプレーできるのは大変光栄です」と語り、準決勝への期待を高めています。
クイーンエリザベススタジアムでの特別な舞台
男女ともに準決勝と決勝はクイーンエリザベススタジアムで行われます。この会場は特設された2レーンのみを使用するスタジアム仕様となっており、選手たちは特別な雰囲気の中で試合を行います。コーテ選手は、「大規模な会場でプレーすることは非常に感動的でした。大きな観客の前でメダルを目指してプレーできることを誇りに思います」と語り、チーム一丸での勝利を誓いました。
一方でプラザー選手も、「普段のトーナメントではなかなか体験できない特別な施設でプレーする機会を得られたのは素晴らしいこと」と述べ、観客にも楽しんでもらえる試合を目指していると話しました。
大会の締めくくり
男女のチーム競技の準決勝および決勝戦が行われるのは大会最終日である1月15日です。この試合で勝利すれば、アメリカチームは世界王者のタイトルを手に入れることになります。試合終了後には表彰式が行われ、1月5日から始まった2025年IBFワールドカップの全日程が幕を閉じます。
アメリカ代表チームの今大会での活躍は、世界中のボウリングファンにとって注目の的となっています。金メダルを目指す彼らの戦いに、さらなる期待が寄せられます。