2025 International Bowling Federation World Cup – Day 5
チームUSA、順調なスタートを切る
2025年インターナショナル・ボウリング・フェデレーション(IBF)ワールドカップが香港のカイタック・スポーツパークにて開幕しました。初日のメダルラッシュに続き、アメリカ代表チーム(チームUSA)は男女ともに力強いパフォーマンスを見せ、さらなるメダル獲得に向けて順調なスタートを切りました。
チームUSA男子、グループAで首位発進
男子シングルスで銅メダルを獲得したパッキー・ハナハン(カンザス州ウィチタ)を含む男子チームは、初日のグループAで6戦全勝を果たし、単独首位に立ちました。チームメンバーにはクリストファー・プレイザー(イリノイ州ロームヴィル)、マット・ルッソ(ミズーリ州ボールウィン)、クリス・ヴィア(オハイオ州ブラックリック)も名を連ねています。
グループAではシンガポールが5勝1敗で2位につけ、続いてコスタリカ、デンマーク、ドイツ、サウジアラビアがそれぞれ4勝2敗で3位から6位を共有しました。トップ8入りを目指す戦いは熾烈を極め、インド、クウェート、ニュージーランド、カタールが3勝3敗で7位から10位につけています。
グループBではマカオ、マレーシア、ペルー、プエルトリコがそれぞれ5勝1敗で首位に並びました。地元香港とフィリピンが4勝2敗で続き、予選突破ラインを巡る戦いが激化しています。
女子部門:マレーシアが圧倒的なリード、チームUSAは僅差で追走
女子の部では、13チームが参加する唯一のグループで初日が行われ、マレーシアが7戦全勝で圧倒的なリードを奪いました。一方、チームUSAは6勝1敗で2位につけ、中国も同じく6勝1敗で並んでいます。
アメリカ女子チームは、ブリヤンナ・コテ(アリゾナ州ツーソン)、ジリアン・マーティン(オハイオ州ストウ)、シャノン・プルハウスキー(オハイオ州デイトン)、ローレン・ルッソ(ミズーリ州ボールウィン)で構成されており、初日から安定したパフォーマンスを発揮しました。
その他、フィリピンが5勝2敗で3位、マカオ、シンガポール、スウェーデンが4勝3敗でそれぞれ4位から6位に位置しています。予選突破のためにはトップ8に入る必要があり、2日目の予選最終ラウンドではさらに白熱した戦いが予想されます。
コーチの評価と展望
チームUSAのヘッドコーチであるブライアン・オキーフ氏は、初日のパフォーマンスに満足感を示しました。
「今日の試合は素晴らしかったです。両チームとも試合前の計画に忠実に取り組み、それが結果につながりました。接戦もありましたが、大きく崩れることなく進めたのは良い兆候です」とコメント。
また、オキーフ氏は日曜日の予選最終ラウンド、そしてその先のトーナメント戦への期待を語りました。
「初日の成功を明日につなげ、最終的にはトーナメントラウンドでの活躍を目指します。今日のボールの反応も良好だったので、この勢いを保ちたいですね」。
今後のスケジュール
2日目となる日曜日には、男子チームが7試合、女子チームが6試合を戦い、最終的なグループ順位が決定します。各グループの上位8チームが月曜日から始まるトーナメントラウンドに進出し、火曜日には男女の準決勝と決勝が香港のクイーンエリザベス・スタジアムで行われます。
トーナメントラウンドに進出すれば、メダルへの道がさらに開ける重要な局面です。チームUSAが再び輝かしい成果を上げることを期待しましょう。