ファイナル進出者
- 原口優馬
- 藤永北斗
- 川添奨太
- 嶋田佑介
- 德久恵大
- 榎大成
- 玉井慎一郎
- 岡野秀幸
JPBAシーズントライアル2023 オータムシリーズ
2023年9月22日(金)、福岡県北九州市の小嶺シティボウルにて「JPBAシーズントライアル2023 オータムシリーズ」の決勝が開催されました。プロボウリング界で注目される本大会では、予選、準決勝を勝ち抜いた上位選手たちが激しい競技を繰り広げました。本記事では、大会結果と注目ポイントを振り返ります。
大会概要
本大会は、41名の選手が8ゲームの予選を戦い、上位22名が準決勝に進出。その後、準決勝での12ゲームの総合得点上位8名が決勝へと駒を進めました。決勝は「シュートアウト方式」で行われ、1ゲームごとに勝ち上がる形式となりました。
優勝者と結果
優勝したのは、株式会社チョープロ所属の原口優馬選手(60期生)。準決勝で圧倒的なスコア(総得点2682)を記録し、決勝でも安定したプレーで頂点に立ちました。原口選手は今回の勝利で、72,000円の賞金とともに自身初のシーズントライアル優勝を飾りました。
決勝順位と賞金
順位 | 氏名 | 所属 | 賞金(円) |
---|---|---|---|
1位 | 原口優馬 | 株式会社チョープロ | 72,000 |
2位 | 藤永北斗 | namcoワンダーボウル南熊本店 | 51,800 |
3位 | 川添奨太 | ハイ・スポーツ社 | 34,500 |
4位 | 嶋田佑介 | 防府ゴールデンボウル | 31,600 |
5位 | 德久恵大 | メリーランドタケオボウル | 28,800 |
6位 | 榎大成 | ラウンドワン博多半道橋店 | 25,900 |
7位 | 玉井慎一郎 | スポーツガーデン株式会社 | 23,000 |
8位 | 岡野秀幸 | ミスズボウル | 20,100 |
注目ポイント
1. 原口優馬選手の圧倒的な安定感
原口選手は、予選から決勝に至るまで一貫して高得点を記録し、安定感のあるプレーで他の選手を圧倒しました。特に、予選では8ゲーム合計で1848点(平均231.0点)を叩き出し、トップ通過を果たしました。その勢いは準決勝でも衰えることなく、12ゲームの総合得点では2682点(平均223.5点)を記録。これらのスコアが示す通り、精密なショットと強い精神力で勝利を掴み取ったといえます。
2. 藤永北斗選手の果敢な挑戦
藤永選手は左投げの技術を最大限に活かし、精密な投球で準決勝を2位通過。特に予選後半では、245点、199点、205点、278点という安定したスコアを記録し、一気に上位に食い込みました。決勝でも最後まで優勝を狙う姿勢を見せ、観客を大いに沸かせました。
3. 川添奨太選手の存在感
ハイ・スポーツ社所属の川添選手は、準決勝で12ゲームの総合得点2640点を記録し、安定したスキルを披露しました。また、重要な局面での冷静さが光り、勝負強いプレーで大会を盛り上げました。特に彼の精密な投球技術は多くの観客を魅了しました。
4. シュートアウト方式の白熱した決勝
決勝はシュートアウト方式で行われ、観客を釘付けにしました。特に1stマッチでは、5位~8位通過の4名が接戦を繰り広げ、わずかなミスが勝敗を分ける緊張感あふれる展開となりました。各ラウンドでのプレッシャーを乗り越え、優勝を決めた原口選手の集中力は見事というほかありません。
5. 特別賞: 川添選手の⑦-⑩スプリットメイド成功
準決勝の1ゲーム目で川添選手が難易度の高い「⑦-⑩スプリットメイド」を成功させました。これはプロボウリングでも極めて稀なプレーであり、会場からは驚きと称賛の声が上がりました。川添選手にとっては自身3回目の成功となり、技術の高さが改めて証明されました。
6. 新星たちの台頭
今回の大会では、若手選手たちの活躍が目立ちました。60期生の原口選手や藤永選手を筆頭に、新たな才能がプロボウリング界で輝きを放っています。彼らの成長とともに、未来のプロボウリング界がさらに活気づくことが期待されます。