ファイナル進出者
- EJ Tackett
- Andrew Anderson
- Chris Via
- Francois Lavoie
- Anthony Simonsen
歴史的勝利を遂げたEJタケット
2025年2月2日、米インディアナ州インディアナポリスのロイヤル・ピン・ウッドランドで開催された2025 U.S.オープン(Go Bowling主催)で、EJタケットが2度目の優勝を果たしました。決勝では第1シードのアンドリュー・アンダーソン(ミシガン州ホリー出身)を238-184で破り、名誉あるグリーンジャケットとイーグルトロフィーを手にしました。
この勝利により、タケットはU.S.オープンで複数回優勝した史上13人目のボウラーとなりました。
タケットの劇的な逆転劇
厳しい戦いを乗り越えた優勝
タケットにとって今大会は、決して順調な道のりではありませんでした。大会2日目終了時点では78位(カットラインから185ピン差)と、決勝進出すら危ぶまれる状況でした。しかし、彼は諦めることなく驚異的な巻き返しを見せ、最終的に第2シードとしてステップラダー決勝に進出しました。
決勝戦の流れ
試合序盤、アンダーソンは最初の4フレーム中3回ストライクを決め、好調なスタートを切りました。一方のタケットは1ストライクと3スぺアとやや苦戦。しかし、5フレーム目以降、タケットは4連続ストライク(5〜8フレーム)を決め、一気に逆転。アンダーソンは5フレーム目と8フレーム目でオープンフレームを出し、勝負は決しました。
9フレーム目でタケットがさらにストライクを決めた時点で、勝敗は確定。タケットは見事に2度目のU.S.オープン制覇を果たしました。
タケットのコメント
優勝後、タケットは感慨深げに語りました。
「この勝利は特別なものだ。前回は自分のキャリアの復活を象徴するものだったが、今回は父親としての初のU.S.オープン優勝。精神的にも肉体的にも厳しい戦いだったが、乗り越えたことが誇らしい。」
タケットの偉業と今後の展望
タケットは過去2年間で2度のU.S.オープン制覇、4つのメジャータイトル獲得、2度のPBA年間最優秀選手賞(PBA Player of the Year)受賞と、まさに絶頂期を迎えています。
彼の成功の秘訣は、「自分のコントロールできることだけに集中する」という姿勢です。
「自分が最高のパフォーマンスを発揮することだけを考える。結果はコントロールできないが、全力を尽くせば誇りを持てる。」
2025年のU.S.オープンは、タケットの不屈の精神と驚異的な巻き返しを象徴する大会となりました。
今後のPBAツアーでも、彼の活躍から目が離せません!