ボウリングのメジャー大会である「2025年全米オープン」(U.S. Open presented by Go Bowling)の予選が終了し、24名の選手が次のマッチプレーラウンドへと進出しました。予選ラウンドを通じて首位をキープしたのは、ミシガン州ホリー出身の アンドリュー・アンダーソン 選手でした。

アンダーソン、安定したプレーで首位通過

アンダーソン選手(29歳)は、木曜日のラウンド3で52フィートのオイルパターンに見事に対応し、8ゲームで合計 1,751ピン を記録。これにより、3日間・24ゲームのトータルスコアは 5,360ピン(平均スコア223.33) となり、108名の選手の中でトップ通過を果たしました。

「予選を突破することは大事ですが、まだ大会は半分も終わっていません」とアンダーソン選手は語り、さらなる戦いに向けて気を引き締めています。

上位選手の顔ぶれ

アリゾナ州テンピの ジェイコブ・バターフ 選手は、木曜日のラウンド3で 1,833ピン(1ゲーム平均約230) を記録し、総合スコア 5,313ピン で2位に浮上。

また、過去の全米オープン覇者である アンソニー・サイモンセン(2022年王者、ネバダ州ラスベガス出身)が 5,297ピン で3位、クリス・ヴィア(2021年王者、オハイオ州ブラックリック出身)が 5,223ピン で4位につけました。

5位にはニューヨーク州ロチェスターの ジェイソン・スターナー(5,217ピン)がランクインし、トップ10には ケビン・マッキューン(5,177ピン)、カナダのグラハム・ファッチ(5,171ピン)、ランディン・ジョーダン(5,161ピン)、ジェイク・ピーターズ(5,141ピン)、クリストファー・プレイザー(5,133ピン) らが名を連ねました。

最後のマッチプレー進出枠を巡る攻防

最も熾烈な争いが繰り広げられたのは 24位の座 でした。このポジションに入った選手のみがマッチプレー進出の権利を獲得できるためです。

テキサス州ラウンドロック出身の ネイサン・ボアー 選手が 5,022ピン(平均スコア209.25) で24位に滑り込み、僅か 2ピン差 で前年王者の カイル・トゥループ(5,020ピン) を退けました。わずかな差が命運を分ける、全米オープンらしい激戦となりました。

次のステージ:マッチプレーがスタート

予選を突破した24名の選手は、今後 8ゲーム×3ラウンド のマッチプレーに挑みます。

  • 1回目: 1月31日(金)午前10時(東部時間)
  • 2回目: 1月31日(金)午後5時(東部時間)
  • 3回目: 2月1日(土)午前9時(東部時間)

マッチプレー終了後、フィールドは 9名 にまで絞られ、いよいよステップラダー方式の決勝戦へと進みます。

決勝戦の放送予定

決勝ラウンドは 2部構成 で放送される予定です。

  1. 準決勝(5位~9位の選手が対戦)

    • 2月1日(土)午後4時(東部時間)
    • FS1にて放送
  2. 決勝戦(準決勝の勝者+1位~4位の選手)

    • 2月2日(日)午後4時(東部時間)
    • FOXにて放送

優勝者には 10万ドルの賞金グリーンジャケット、そして 2024年PBAツアーの初メジャータイトル が贈られます。

まとめ

2025年全米オープンは、ここからが本当の勝負。予選トップ通過のアンダーソン選手がこのままの勢いを維持するのか、それとも他の実力者が巻き返すのか、注目が集まります。

また、24位で滑り込んだネイサン・ボアー選手の活躍も見逃せません。PBAツアーの大舞台で、選手たちはどのようなドラマを生み出すのでしょうか? マッチプレーの展開に期待が高まります。