Team USA Trials – Day 5

2025年1月、ネバダ州リノにあるナショナルボウリングスタジアムにて開催された「アメリカ代表チーム選考会」と「全米アマチュアボウリング選手権」が幕を閉じ、2025年のチームUSAおよびジュニアチームUSAのメンバーが正式に決定しました。

新チャンピオンの誕生

オクラホマ州エドモンド出身のC.J.ペトリン選手と、カリフォルニア州サンディエゴ出身のケイトリン・アビガニア選手が、それぞれ男子・女子の全米アマチュアチャンピオンに輝きました。ペトリン選手は前年の王者であるジュリアン・サリナス選手（テキサス州リッチモンド出身）を下し、アビガニア選手は2連勝で優勝を決めました。

さらに、「チームUSA選考会」では、クリスタル・エリオット選手（フロリダ州パームベイ出身）とライアン・バーンズ選手（テキサス州デントン出身）が、それぞれ男女の総合優勝者として名を連ねました。

大会概要と選考プロセス

今回の選考会には281名の選手が参加し、5日間で異なるレーンコンディション（36～45フィートのオイルパターン）で合計30ゲームを戦いました。選手たちは各日の順位に応じたポイントを獲得し、その総合ポイントが最も少ない選手が優勝者となります。1位は1ポイント、2位は2ポイントと続き、最終的に最も少ないポイントを獲得した選手が勝者に選ばれます。

歴史を作ったエリオット選手

クリスタル・エリオット選手は、2024年の「全米アマチュア選手権」優勝に続き、2025年の選考会も制覇しました。彼女は大会を通じて27ポイントを獲得し、2016年以降では女性選手として5番目に少ないポイント記録を樹立しました。

「この瞬間をまだ整理しきれていません」とエリオット選手は語ります。「これが私の目標の1つでしたが、まさか前年にアマチュア選手権を制した直後に叶うとは思いませんでした。この結果を誇りに思います。」

男子優勝者：ライアン・バーンズ選手

ライアン・バーンズ選手は53ポイントで男子の総合優勝を果たし、平均スコアは229.6を記録。最終ゲームでは299を達成し、大会を締めくくりました。父でありUSBC殿堂入り選手でもあるクリス・バーンズ氏と抱き合い、勝利を祝いました。

「この瞬間を噛み締めています」とバーンズ選手はコメント。「未来に向けてこの成功を土台にし、さらに成長していきたいと思います。」

2025年チームUSAメンバー

自動選出選手（女性）

1. クリスタル・エリオット（フロリダ州パームベイ）
2. クロエ・レムケ（テキサス州ナコグドーチェス）
3. ジアナ・ブランドリーノ（イリノイ州チャナホン）
4. マランダ・パティソン（カリフォルニア州レッドウッドバレー）

自動選出選手（男性）

1. ライアン・バーンズ（テキサス州デントン）
2. C.J.ペトリン（オクラホマ州エドモンド）
3. ジュリアン・サリナス（テキサス州リッチモンド）
4. コナー・フレミング（テキサス州フォートワース）

特別選考委員会による選出

• 男性：アンドリュー・アンダーソン（ミシガン州チェスターフィールド）
• 女性：ホープ・グラムリー（ミシガン州コールドウォーター）

ジュニアチームUSAメンバー

男子ジュニア

選考会で自動選出された選手には、コナー・フレミングやランドン・ジョーダン（イリノイ州シカモア）が含まれ、その他の選手はランキングや特別選考に基づいて決定されました。

女子ジュニア

女子チームでは、ケイトリン・アビガニア選手やアベリー・ドマグイン（カリフォルニア州サンディエゴ）が選出されました。

次世代の選手たち

U18、U22カテゴリー、さらにU15の開発チームとして選ばれた選手たちが、未来のアメリカ代表として期待されています。若い世代の才能が2025年のボウリングシーンを彩るでしょう。

まとめ

2025年のチームUSAおよびジュニアチームUSAは、多様な選手層と輝かしい才能で構成されています。彼らが国際大会でどのような活躍を見せるのか、これからの戦いに注目が集まります。