Kara Mangiolaが2026 PWBA Greater Cleveland Regional優勝!
予選3位から逆転で通算2勝目を達成!

予選3位から決勝3連勝!マンジオラがリージョナルツアー通算2勝目

2026年10月24日、米国オハイオ州ロレインのレブマン・レクリエーション(Rebman Recreation)で開催された「2026 PWBAグレーター・クリーブランド・リージョナル」で、ニューヨーク州ケンモア出身のカーラ・マンジオラ(Kara Mangiola)が優勝を飾った。

マンジオラは予選8ゲームで合計1,709ピン、アベレージ213.63を記録し、3位で決勝ステップラダーに進出。上位シードの選手たちを次々と撃破し、PWBAリージョナルツアー通算2勝目を達成した。

優勝決定戦では、予選トップシードのサバンナ・タイロン(Savannah Taillon)と対戦。予選とは一変した難しいレーンコンディションに両選手が苦しむなか、マンジオラが166対139で勝利を収めた。

今回の優勝により、マンジオラは優勝賞金2,600ドルを獲得。さらに、12月にフロリダ州で開催される「PWBAリージョナル・ショーダウン」マッチプレーへの自動出場権も手にした。

高得点が期待された決勝で、勝敗を分けたのはストライク数だけではなかった。難しいレーンへの対応力、スペアメークの精度、そして勝負どころでの冷静な判断が、マンジオラを頂点へと導いた。

 

難しいレーンを攻略!マンジオラが予選3位から頂点へ

予選8ゲームで1,709ピン!上位4選手が決勝ステップラダーへ

大会は10月24日に開催され、予選8ゲームの成績によって決勝ステップラダーに進出する4選手が決定した。

予選トップに立ったのは、ノースカロライナ州ハンターズビル出身のサバンナ・タイロン。8ゲームをアベレージ222以上の好成績でまとめ、第1シードを獲得した。

第2シードにはミシガン州ウェストランド出身のアンナ・マクスウェル(Anna Maxwell)、第3シードにはマンジオラ、第4シードにはミシガン州シェルビー・タウンシップ出身のビクトリア・ジャルディーナ(Victoria Giardina)が入った。

マンジオラは予選で安定したスコアリングを見せたものの、3位からのスタートとなったため、優勝するには決勝で3連勝する必要があった。

ところが、決勝ステップラダーでは予選とは異なる展開が待ち受けていた。

決勝前に再オイルが施されたレーンでは、各選手が思うようにストライクを重ねられず、スコアが伸び悩む試合が続いた。

予選での高いスコアリング能力が、そのまま決勝での勝利につながるとは限らない。

今回の大会は、レーンコンディションの変化に対応しながら、いかに失点を抑えられるかが重要なポイントとなった。

 

決勝第1試合:終盤の3連続ストライクでジャルディーナを逆転!

決勝ステップラダー第1試合では、マンジオラが第4シードのジャルディーナと対戦した。

マンジオラは第1フレームをスペアでスタートすると、第2、第3フレームで連続ストライクを記録。順調な滑り出しを見せたが、第4フレームで2-8番ピンのスペアメークに失敗し、オープンフレームとなった。

一方のジャルディーナも、第1フレームでオープンフレームを記録したものの、その後はストライク、スペア、ストライクと立て直し、接戦に持ち込んだ。

両選手が第5フレームをスペアで終えた後、マンジオラは第6フレームで再び苦しい場面を迎える。

ポケットヒットから4-9番のスプリットを残し、スペアを狙ったものの4番ピンしか倒せず、6フレーム終了時点で101ピンとなった。

しかし、ここからマンジオラが反撃を開始する。

第7フレームから3連続ストライクを記録し、試合終盤で一気に巻き返した。

対するジャルディーナは、決勝で使用された左右2レーンのうち、右側のレーンでストライクを出せずに苦戦。左側のレーンではストライクを記録していたものの、左右のレーンでボールリアクションに差が生じ、安定したスコアリングにつなげられなかった。

勝負の行方は最終第10フレームまでもつれ込む。

ジャルディーナは勝利のためにスペア以上のマークが必要だったが、1投目で10番ピンを残し、続くスペアボールでミス。177ピンで投球を終えた。

これにより、マンジオラは最終フレームでボールをガターに落とさず、ピンを倒せば勝利できる状況となった。

マンジオラは9ピンを倒して188ピンでフィニッシュ。188対177の11ピン差で勝利し、準決勝進出を決めた。

ジャルディーナは4位となり、賞金700ドルを獲得した。

序盤に2度のオープンフレームを記録しながらも、終盤の3連続ストライクで勝機をつかんだマンジオラ。最後まで諦めずにスコアを積み重ねたことが、逆転勝利につながった。

 

準決勝:スペアメークの精度でマクスウェルを圧倒!

準決勝では、第2シードのアンナ・マクスウェルがマンジオラの前に立ちはだかった。

マンジオラは第1フレームでストライクを記録すると、第2フレームから4フレーム連続でスペアを成功させ、堅実な試合運びを見せた。

一方、マクスウェルは序盤からスペアメークに苦しみ、早い段階で3度のオープンフレームを記録。思うようにスコアを伸ばせない展開となった。

第6フレームではマンジオラがオープンフレームとなり、マクスウェルがストライクを記録。追い上げのチャンスが訪れたものの、続く第7フレームまでに4度目のオープンを喫し、点差を縮めることができなかった。

マンジオラもストライクを連発できる状況ではなかったが、確実なスペアメークを積み重ねることでリードを維持した。

最終スコアはマンジオラ173対マクスウェル149。

24ピン差で勝利したマンジオラが優勝決定戦へ進出し、マクスウェルは3位、賞金900ドルで大会を終えた。

この試合で際立ったのは、マンジオラのオープンフレームを最小限に抑える堅実なボウリングだった。

難しいレーンコンディションでは、ストライクを狙う積極性だけでなく、スペアを確実に取り、相手に主導権を渡さないことが重要になる。

マンジオラは準決勝で、その基本を徹底した試合運びを披露した。

 

優勝決定戦:166対139のロースコア決着!トップシードのタイロンを撃破!

優勝決定戦は、予選トップシードのサバンナ・タイロンと、ここまで2連勝を飾ったカーラ・マンジオラによる対戦となった。

タイロンは予選でアベレージ222を超える高いスコアリング能力を発揮しており、決勝でもその実力が期待されていた。

しかし、試合は予想以上に厳しい展開となる。

タイロンは開始から6フレームまでに4度のオープンフレームを記録。そのうち3度はスプリットが絡む苦しい内容だった。

一方のマンジオラは、序盤に5度のスペアと1度のストライクを記録。ストライクを重ねられない状況でも、着実にスコアを積み重ねた。

しかし、第7フレームではマンジオラにも大きなピンチが訪れる。

4-6-7-10番のビッグフォー・スプリットを残し、スペアメークに失敗。タイロンに反撃のチャンスを与えてしまった。

ところが、タイロンも4-6-7番のスプリットを残してしまい、試合5度目のオープンフレームを記録。第8フレームではスペアを成功させたものの、序盤から積み重なった失点が大きく響いた。

マンジオラも4-10番のスプリットを残すなど、決して順調な内容ではなかったが、最後までリードを守り切った。

最終スコアはマンジオラ166対タイロン139。

27ピン差でマンジオラが勝利し、PWBAリージョナルツアー通算2勝目を達成した。

タイロンは準優勝となり、賞金1,300ドルを獲得した。

予選で高いアベレージを記録していた両選手が、優勝決定戦では170ピンにも届かなかったことは、決勝のレーンコンディションがいかに難しかったかを物語っている。

マンジオラは3試合すべてで200ピン未満のスコアながら勝利を収め、予選3位から頂点に立った。

高得点を記録することだけが勝利への道ではない。難しい状況でも相手より失点を少なく抑え、最後まで勝ち切る力こそが重要である。

今回の優勝決定戦は、そんな競技ボウリングの奥深さを感じさせる一戦となった。

 

マンジオラが語った決勝の難しさ!リストブレースの影響にも言及

優勝後、マンジオラは決勝のレーンコンディションについて、率直な感想を語った。

その難しさを、女子ボウリング界でも特に厳しいコンディションで知られる全米女子オープンで投球しているような感覚だったと表現した。

決勝前に再オイルが施されたことについても、レーンがよりタイトになったのかどうか判断できなかったという。

さらに、投球時に使用していたリストブレースについても言及した。

本人によると、良いショットだと感じたボールでもヘッドピン付近に厚く入りすぎる傾向があり、リストブレースを外していれば、異なるボールリアクションを得られた可能性があったという。

リストブレースを装着していない場合には、ボールの転がり方に違いを感じていたことも明かした。

この発言からは、決勝の難しさが単なる投球ミスだけではなく、レーンコンディションとボールリアクションの微妙な関係にもあったことがうかがえる。

ボウリングでは、同じコースへ投球していても、レーンのオイル量や分布、ボールの回転特性によってピンへの入射角が変化する。

とりわけ難しいコンディションでは、わずかなリリースの違いがボールリアクションに影響し、ストライクとスプリットを分けることもある。

状況に応じて投球方法や用具の使い方を見直す判断力も、トップレベルで勝ち続けるために欠かせない要素だ。

マンジオラのコメントは、難しいレーンを攻略するうえで、技術だけでなく柔軟な対応力が求められることを示している。

 

父親の前でつかんだ優勝!不運のジンクスを打ち破る

マンジオラにとって、今回の優勝には競技面以外にも特別な意味があった。

会場には父親が応援に訪れており、優勝が決まった後には父親と抱き合い、喜びを分かち合った。

実はマンジオラには、父親が会場にいると優勝できないという、ちょっとしたジンクスがあったという。

さらに、この日は本人が「運の悪いジャージ」と呼んでいたユニフォームも着用していた。

優勝後には、父親が来場していたことと不運なジャージを着用していたことが、互いの悪運を打ち消し合ったのかもしれないと、笑いながら振り返った。

緊張感あふれる決勝を戦い抜いた後のユーモアあふれるコメントからは、優勝をつかんだ喜びと安堵が伝わってくる。

父親の前でジンクスを破り、通算2勝目を達成した今回の優勝は、マンジオラにとって特別な思い出となったに違いない。

 

2年連続でショーダウン予選免除!12月の大舞台へ

今回の優勝によって、マンジオラは12月にフロリダ州で開催されるPWBAリージョナル・ショーダウンのマッチプレー出場権を獲得した。

この出場権の大きなメリットは、ショーダウンの予選を戦うことなく、マッチプレーから出場できる点にある。

マンジオラは過去2度、ショーダウンの予選に出場したものの、いずれも早い段階で敗退していた。

そのため、今回は何としても予選免除の権利を獲得したいと考えていたという。

2025年にはPWBAグレーター・コロンバス・リージョナルで優勝し、ショーダウンの予選免除を獲得。そして2026年も、グレーター・クリーブランド・リージョナルで優勝を果たしたことで、2年連続で同大会へのマッチプレー出場権を確保した。

マンジオラは、予選を戦わずに済むことについて、大きな喜びを表している。

リージョナルツアーで優勝すること自体が価値ある成果だが、シーズン終盤の重要な大会へ有利な条件で出場できることも見逃せない。

2年連続のリージョナル優勝とショーダウン予選免除の獲得は、マンジオラの着実な成長と勝負強さを示す成果となった。

今回の優勝を弾みに、12月のショーダウンでも上位進出を目指す。

 

2026 PWBAグレーター・クリーブランド・リージョナル最終順位

順位

選手名

賞金

優勝

カーラ・マンジオラ

2,600ドル

2位

サバンナ・タイロン

1,300ドル

3位

アンナ・マクスウェル

900ドル

4位

ビクトリア・ジャルディーナ

700ドル

5位

シエラ・カネモト

500ドル

6位

デニシャ・ウォーラー

480ドル

7位

サマー・ジャスミン

455ドル

8位タイ

エミリー・ブロック

417ドル

8位タイ

ケイトリン・ハル

417ドル

10位

カーステン・ムーア

375ドル

 

決勝ステップラダー結果

対戦

勝利選手

スコア

第1試合

カーラ・マンジオラ

188-177

準決勝

カーラ・マンジオラ

173-149

優勝決定戦

カーラ・マンジオラ

166-139

マンジオラは3試合で合計527ピン、アベレージ175.67を記録。決勝では思うようにスコアを伸ばせなかったものの、全試合で相手を上回り、予選3位からの逆転優勝を完成させた。

 

次戦は11月22日!ショーダウン最後の出場権をかけた戦い

PWBAリージョナルツアーの次戦は、2026年11月22日にペンシルベニア州ピッツバーグのAMF Mt. Lebanon Lanesで開催される「PWBAグレーター・ピッツバーグ・リージョナル」となる。

この大会では、12月のPWBAリージョナル・ショーダウンにおけるマッチプレーへの最後の自動出場権が決定する。

リージョナル・ショーダウンは12月3日に開幕予定となっており、2026年のPWBAリージョナルツアーはシーズン終盤の重要な局面を迎えている。

各大会で結果を残した選手たちが集まるショーダウンでは、今回優勝したマンジオラをはじめ、出場権を獲得した選手たちによる熱戦が期待される。

 

難しいレーンで光った対応力!マンジオラが証明した勝負強さ

2026 PWBAグレーター・クリーブランド・リージョナルは、カーラ・マンジオラが予選3位から決勝ステップラダーを3連勝で勝ち抜き、PWBAリージョナルツアー通算2勝目を飾る結果となった。

今回の大会で特に印象的だったのは、予選と決勝で大きく変化したレーンコンディションへの対応だった。

マンジオラは予選8ゲームでアベレージ213.63を記録した一方、決勝では188、173、166とスコアを伸ばせなかった。

それでも3試合すべてに勝利できたのは、難しい状況でも失点を抑え、勝負どころで必要な投球を続けられたからだ。

第1試合では終盤の3連続ストライクで逆転勝利をつかみ、準決勝では堅実なスペアメークでリードを維持。優勝決定戦ではスプリットに苦しみながらも、最後まで相手に主導権を渡さなかった。

ボウリングで勝つために必要なのは、高いスコアを記録する力だけではない。難しいレーンでも冷静に状況を判断し、相手より1ピンでも多く倒す力が重要になる。

マンジオラの今回の優勝は、そんな競技ボウリングの本質を改めて示すものとなった。

さらに、2年連続でPWBAリージョナル・ショーダウンへの予選免除を獲得したことも、大きな成果といえる。

12月3日に開幕するショーダウンでは、今回の接戦で培った経験を生かし、どのようなパフォーマンスを披露するのか。

予選3位からの逆転劇で通算2勝目をつかんだカーラ・マンジオラ。12月の大舞台でのさらなる活躍に注目したい。