激戦の一年を制した男たち

2025年12月20日、「HANDACUP 第59回全日本プロボウリング選手権大会」の終了をもって、2025年度の男子プロボウラーの年間ランキングが確定しました。今年も数多くの大会が全国各地で開催され、白熱した戦いが繰り広げられる中、3つの主要ランキングで頂点に立った選手たちが注目を集めています。

各部門のトップに輝いた選手たち

ポイントランキング1位：安里秀策（株式会社コロナワールド）

今季13大会に出場し、248ゲームで54,669ピン、アベレージ220.43を記録。獲得ポイントは3,366ポイントと、2位に300ポイント以上の差をつけて堂々の年間王者に輝きました。

• 所属：株式会社コロナワールド（59期）

• 優勝回数：1回

• 獲得賞金：約300万円

常に安定したスコアを記録し、年間を通じて安定したパフォーマンスを発揮しました。

アベレージランキング1位：山本 勲（アメリカンボウリングサービス）

アベレージランキングでトップに立ったのは、44期生のベテラン・山本勲選手。今季は247ゲームを投げて、アベレージ222.94という驚異的なスコアを記録しました。

• 所属：アメリカンボウリングサービス（ABS）

• 出場大会数：14大会

• 獲得賞金：約194万円

• 優勝歴：通算21勝

安定感と経験に裏打ちされた高いスキルが際立ち、アベレージ部門では若手を寄せ付けない圧巻の成績でした。

賞金ランキング1位：宮澤拓哉（パークレーン高崎・上武大学／サンブリッジ）

今季もっとも賞金を稼いだのは、61期生の宮澤拓哉選手。15大会に出場し、総額6,468,100円を獲得。賞金ランキングで堂々の1位となりました。

• 所属：パークレーン高崎・上武大学／サンブリッジ

• 出場ゲーム数：272ゲーム

• アベレージ：220.20

• 獲得ポイント：2,809ポイント（ポイントランキング5位）

• 優勝回数：1回（シーホースカップ）

優勝は「シーホースカップ」のみでしたが、安定した上位入賞を重ね、賞金ランキングでは2位以下に大差をつけました。今季の活躍ぶりからも、今後のさらなる成長が期待される若手選手の一人です。

実力と安定感が光った2025年

2025年の男子プロボウリング界は、新旧の実力者がしのぎを削るハイレベルなシーズンとなりました。ポイントで年間1位を獲得した安里秀策選手は、着実な成績を重ねて初の年間王者に。アベレージ1位の山本勲選手はベテランの貫禄を見せ、賞金王の宮澤拓哉選手は若手ながらも実力を証明しました。

上位には他にも藤永北斗（61期）、川添奨太（49期）といった注目選手も名を連ねており、来季のさらなる激戦を予感させます。

2026年シーズンはどんなドラマが待っているのか。男子プロボウリング界の今後に引き続き注目していきましょう。