2025年PWBAリージョナル・ショーダウン
ルコシウスが5度目の地域優勝を達成

ルコシウス、リベンジ果たし栄冠に輝く

2025年12月6日(土)、フロリダ州サンフォードのエアポート・レーンで開催されたプロ女子ボウリング協会(PWBA)リージョナル・ショーダウン決勝戦で、ニュージャージー州フリーホールド出身のカーシン・ルコシウス選手が勝利を収め、通算5度目のPWBAリージョナルタイトルを獲得しました。決勝ではフロリダ州デルトナ出身のアリッサ・フェラーロ選手207-165で下し、昨年の雪辱を果たしました。

 

試合の流れと選手たちの熱戦

■ 昨年の悔しさを乗り越えたルコシウス

ルコシウス選手は、2日間にわたるマッチプレーで計18ゲームを戦い、総得点4,356点でステップラダー方式決勝のトップシードを獲得。昨年は、決勝戦での「ストーン9ピン」により惜しくも準優勝に終わりましたが、今年はその悔しさを糧にタイトルを掴み取りました。

「昨年の9ピンはずっと頭から離れませんでした。リプレイも見直して、今回はリベンジするために臨んだんです」と語り、感慨深げな表情を見せました。

 

■ フェラーロ、見事な戦いぶりで決勝進出

フェラーロ選手は予選で自身初となるPWBAでの300点満点を記録し、わずか14ピン差で第4シードに滑り込みました。

準々決勝ではインディアナ州ホバートのメアリッサ・ケアリー選手と対戦し、最終フレームの3連続ストライクで劇的な勝利。ケアリー選手は第4位で1,800ドルを獲得しました。

続く準決勝では、2023年の覇者ケリー・スミス選手と接戦を繰り広げ、フェラーロ選手が最終フレームでマークとストライクを決めて225対219で勝利。スミス選手は第3位となり2,000ドルを手にしました。

 

■ 決勝戦の勝負の分かれ目

ルコシウス選手とフェラーロ選手の決勝は、試合中盤まで拮抗した展開となりました。6フレーム終了時点でフェラーロ選手が僅かにリードしていましたが、7フレームでのポケット7-10スプリット8フレームのストーン9ピンなど、ツキに見放される場面が続きました。

その間にルコシウス選手は安定したプレーを維持し、8・9フレームでスペアとストライクを重ねてリード。9フレームでフェラーロ選手が痛恨の6本スプリットを残してしまい、流れは完全にルコシウス選手へ。

最終的にルコシウス選手が207点で勝利し、3,700ドルの優勝賞金と、2026年のPWBAナショナルツアーの参加費全額免除を獲得。フェラーロ選手は準優勝で2,700ドルを受け取りました。

 

次世代の注目選手としての存在感

ルコシウス選手は、2023年以降、10大会中5勝、準優勝3回、3位1回、8位1回と安定した成績を残しており、平均順位は驚異の2.2位。2026年のナショナルツアーでは、より多くの大会に出場する意向を示しています。

「来年のスケジュールを確認しますが、夏のロチェスターシリーズには出たいと思っています。クイーンズにも必ず出場する予定です」とコメント。今後の活躍がますます楽しみな選手の一人です。

 

今後のPWBAスケジュール

次回のPWBAリージョナルイベントは、2026年2月22日フロリダ州オーランドで開催予定。ナショナルツアーは、4月30日にイリノイ州ロックフォードで開幕します。

PWBAリージョナルツアーの詳細はPWBA公式サイトをご確認ください。