2024 PWBA Green Bay Regional

2024年1月13日、アメリカ・ウィスコンシン州グリーンベイで開催された2024年プロ女子ボウリング協会（PWBA）グリーンベイリージョナルで、ミシガン州ノースビル出身のニコール・ウィルソン選手（32歳）が見事なパフォーマンスを見せ、初優勝を果たしました。本大会は、グリーンベイにあるアシュワベノンボウリングアレーで行われました。

圧倒的なスタートダッシュ

ウィルソン選手は予選初戦で276点を記録し、48人の選手が競い合う中、いきなりトップに躍り出ました。その後、誰も彼女の首位を脅かすことができず、最終フレームまで首位を守り切る**“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”**の完全勝利を達成しました。

予選から決勝までの道のり

圧倒的な予選パフォーマンス

ウィルソン選手は予選全8ゲームで合計1,644点（平均205.5点）を記録し、4人が進出する決勝ステップラダーファイナルで第1シードを獲得しました。ウィルソン選手は次のように振り返ります。

「試合が始まってからボールを変える必要がなく、最初から自分に合ったボールを使い続けました。あとは良いショットを打つことに集中しただけです。」

この安定感が、彼女の優勝に大きく寄与しました。

決勝ステップラダーファイナルの熱戦

決勝戦では、第2シードの地元ウィスコンシン州オグデンズバーグ出身のカールーン・ベイヤー選手と対戦しました。ウィルソン選手は序盤から安定したプレーを見せ、7投中5投でストライクを記録。最後まで大きなミスをすることなく、211対189で勝利を収めました。

決勝の10フレーム目では、ウィルソン選手が**「ストライクと3ピン」**を決めれば勝利が確定する状況でした。彼女は冷静にストライクを決め、さらに2投で9ピンを倒し、見事な勝利を収めました。

その他の決勝戦の結果

ステップラダーファイナルでは、ウィルソン選手以外にも以下の選手が健闘しました。

1. 準決勝：ベイヤー選手がフロリダ州アポロビーチ出身のエリス・ボルトン選手を211対191で下し、決勝進出。
2. 1回戦：ボルトン選手がイリノイ州ラブズパーク出身のレベッカ・ヘイガーマン選手を245対215で破り、準決勝進出。

順位と賞金は以下の通りです。

結論：ウィルソン選手の今後への期待

ウィルソン選手は今回の優勝により、12月5日〜7日にフロリダ州ウィンターパークのアロマボウルで開催されるPWBAリージョナルショーダウンへの出場権を獲得しました。この大会の優勝者には現金賞金だけでなく、2025年の全PWBAナショナルツアーシングルスイベントの参加費が免除される特典が与えられます。

ウィルソン選手はこの出場権についてこう語ります。

「この大会で勝つことでショーダウンに出場できるとは知りませんでしたが、とても嬉しいです。私がボウリングを愛しているのは、家族の支えがあってこそです。妻と母に心から感謝しています。」

また、彼女の安定したパフォーマンスは、39フィートの難しいオイルパターンでも輝きました。200以上の平均スコアを記録したのは、ウィルソン選手を含めわずか3人でした。

次回大会の予告

PWBAリージョナルツアーの次回大会は、2024年9月15日にオハイオ州パーマハイツのヨークタウンレーンで開催されます。さらなる熱戦に期待が高まります。

終わりに

ニコール・ウィルソン選手の今回の勝利は、努力と安定した技術の賜物でした。今後のリージョナルショーダウンでの活躍や、その先の2025年シーズンにも大きな期待が寄せられています。