
猛暑の熱戦を制したのは久保田彩花!
大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2025
新会場「WAVE34」で開催された真夏の頂上決戦
2025年7月25日(金)から27日(日)までの3日間にわたり、大阪府枚方市「WAVE34」で開催された「大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2025」が熱狂の中で閉幕しました。本大会は公益社団法人 日本プロボウリング協会(JPBA)が主催し、株式会社 大岡産業の特別協賛により実現。会場の変更に加え、戦略性を試されるオイルパターンの二重構成など、例年以上に注目を集めた大会でした。
激戦の中から勝ち上がったトップボウラーたち
予選:16ゲームの長丁場を制する選手の条件とは?
初日・2日目の予選ラウンドでは、プロ85名とアマ5名の計90名が、前半8G・後半8Gの計16Gに挑戦。ここで導入されたのが、昨年より採用された「予選と準決勝以降で異なるオイルパターン」の方式。予選では、ゲーム数が長いためにライン取りやボール選択が刻々と変化し、柔軟な対応力が問われました。結果、対応に苦戦した選手は大きく順位を落とす展開となり、実力差が明確に現れる予選となりました。
準決勝:新パターン「TANIGUCHI Takeshi 2025 Ver.2」が混戦を演出
準決勝では、JPBAのレジェンド・谷口健プロの名を冠した「TANIGUCHI Takeshi 2025 Ver.2」オイルパターンが初採用されました。トータルボリューム31.5mlという高密度なコンディションに加え、予選よりも厳しいレシオ(オイル配分比)が設定されており、ここでも各選手の対応力が勝敗を大きく左右しました。
このパターンは女子プロにとっては難条件とされ、一気にスコアを伸ばす選手と、大きく崩れる選手の二極化が発生。上位陣の順位がめまぐるしく入れ替わる中、最終的に8名の選手が決勝ラウンドロビンへと進出しました。
決勝ラウンドロビンとステップラダー:熾烈な総当たり戦を勝ち抜いた実力者たち
ラウンドロビンでは8名による総当たり戦7G+ポジションマッチ1Gが行われ、最終ポイント上位3名がステップラダー形式のTV決勝へ。
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1位通過:久保田彩花(48期・相模原パークレーンズ)
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2位通過:中島瑞葵(53期・フリー/ABS)
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3位通過:幸木百合菜(53期・相模原パークレーンズ)
続くステップラダーでは、幸木が3位決定戦で中島を撃破し、決勝で久保田と同門対決。久保田が序盤からターキーで主導権を握り、逃げ切り勝利。見事、今季3勝目・通算10勝目という大記録を打ち立てました。
久保田彩花、堂々の10勝目で準永久シード獲得!
この優勝により、久保田彩花は準永久シード権(通算10勝)を獲得。また、副賞には豪華賞品の数々が贈られました。
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北海道ドリームカントリークラブ ペア宿泊&ゴルフラウンド
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北海道産らんこし米60kg
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家庭用精米機 など
賞金総額は500万円、TV放送はスカイAにて8月12日〜15日に放送予定です。
🏆 最終成績 TOP8(賞金付き入賞者一覧)
順位 | 選手名 | 所属 | 賞金 |
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🥇 優勝 | 久保田 彩花 | 相模原パークレーンズ | 1,200,000円 |
🥈 第2位 | 幸木 百合菜 | 相模原パークレーンズ | 600,000円 |
🥉 第3位 | 中島 瑞葵 | フリー / ABS | 400,000円 |
第4位 | 板倉 奈智美 | ヒサカプロショップ / ハイ・スポーツ社 | 300,000円 |
第5位 | 岩見 彩乃 | アイキョーボウル / サンブリッジ | 260,000円 |
第6位 | 近藤 菜帆 | ALSOK愛知株式会社 | 230,000円 |
第7位 | 飯田 菜々 | サンスクエアボウル | 210,000円 |
第8位 | 野仲 美咲 | ココレーン | 200,000円 |
久保田彩花の快進撃により、女子ボウリング界はますます注目度が上昇中! 次なる大会でも、彼女をはじめとしたトップボウラーたちの活躍から目が離せません。